1.業務提携の目的
「AGE研究協会」は、AGE(エージーイー、英語名:Advanced Glycation End Products=終末糖化産物とは、 タンパク質と糖が加熱されてできた、老化を進行させる原因物質のひとつです。)という言葉をキーワードに生活習慣、特に食習慣の改善に焦点をあて、健康寿命延伸に寄与するべくAGEの研究・啓蒙活動をおこなっています。
体内のたんぱく質は、糖によって変性をうけると機能が低下します。この劣化したたんぱく質は、AGE(終末糖化産物)と呼ばれています。最近の研究により、AGEが老化を引き起こす原因物質の一つであることがわかってきました。実際、血中のAGE値が高い人では、心臓病、がん、骨折をおこしやすいこと、また、認知機能が低下しやすく、寿命も短いことが知られています。普段の生活の中で知らず知らずのうちに体にAGEをため込んでしまっているのです。
2.業務提携の内容
KRD Nihombashiの人間ドックの健診者の血液中の老化物質AGE(エージーイー)を測定し、老化度をチェックできるシステムを共同で開発。健診者のAGEと様々な健診結果(血液・目・歯)との相関性も評価します。AGEが一つの健康チエックの指標となることは世界初の試みです。
(1)「KRD Nihombashi」において血中AGE測定の実施及び評価
(2)「KRD Nihombashi」でのAGE・健康セミナーの実施
この業務提携により「AGE研究協会」は、AGEについての啓蒙基盤をさらに拡大し、より多くの方への情報提供、ならびに研究調査が可能になります。
一般社団法人AGE研究協会とは 【ウェブサイト】https://www.reage.jp
一般社団法人AGE研究協会は、AGE(終末糖化産物)の研究に賛同し、協力・協賛して頂ける方々と一緒に共同研究を進めることを第一の目的として設立しました。AGEの研究発表やAGEについての正しい知識を広く知っていただくための啓蒙活動を中心に、AGE抑制効果のある食材の臨床研究やサプリメントの開発、抗糖化の商品開発などの研究支援もおこなっています。健康増進や生活習慣病などの慢性疾患を予防することにより、健康寿命の延伸を図り、平均寿命と健康寿命との差を短縮させ、個人の生活の質を向上させることが協会の最大のミッションだと考えております。超高齢社会に突入した我が国の現状を踏まえ、今後も生活習慣、特に食習慣の改善に焦点をあて、健康寿命延伸に寄与するべくAGEの研究・啓蒙をおこなって参ります。
KRD Nihombashiとは 【ウェブサイト】https://www.krd-nihombashi.com/
医療法人社団大地の会は、毎年の健診が「受診するだけ」の主な原因となっていた、受診者の健康に関するリテラシー不足の解消に焦点を当て、各医療分野の高度な知識と技術を有する医師の監修のもと、これまでにない「予防に資する」健診施設として、2018年10月にKRD Nihombashiは開設に至りました。KRD Nihombashiの健診項目は、人間ドック学会が設定する一般的な項目数の2倍以上にわたり、自らのカラダの動態をつぶさに観察していきます。眼科検査では、通常健診には含まれていない矯正視力を正確に測り、視野、眼底(広角眼底カメラ)、網膜検査(OCT)まで実施、見落とされがちだった眼の異常も早期発見できます。さらに、通常健診では行わない歯科の口腔検査を実施し、歯周病をはじめとする口腔内異常とカラダ全体のリスクを観察します。
詳細な健診結果を目にして受診者自らが自分のカラダと向き合うことから始まります。更に健診から半年後に、フォローアップの血液検査を行うことで健康の維持を継続的にフォローするのがKRDの特長です。
また、KRD Nihombashiでは同施設内にて、健康への正しい知識と高い意識をもって日々の生活習慣を改善していくためのサポートとして、医療、食事、栄養、運動の各種セミナー、スタジオを用意しています。