【新レポート発行】人的資本の情報開示 積極的/消極的な企業で取組に大きな差

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三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長:長島 巌)はこの度、三菱UFJ年金情報2023年7月号で「第4回人事・退職給付一体サーベイ(人的資本編)」の調査結果を公表しました。
本サーベイは三菱UFJ信託銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(以下MURC)が昨年10~12月に共同で実施したサーベイ調査で、三菱UFJ年金情報2月号で公表した「概要版」、三菱UFJ年金情報5月号で公表した「詳細版」に引き続き、「クロス集計」として更なる分析結果を公表するものです。
  • 第4回調査の目的と概要

持続的な企業価値向上のため、人的資本経営に取り組む企業が増加している状況下にて実施した、人的資本経営への取組状況や開示方針などを中心としたアンケート調査の分析結果をご報告します。

  • アンケート調査概要 第4回人事・退職給付一体サーベイ「人的資本編」

ž   実施期間 : 2022年10月31日~12月9日

ž   対象企業 : 弊社の企業年金お取引先

ž   回答企業 : 253社

ž   実施方法 : Webアンケートへの回答

ž   設問数   : 42問(業種・従業員数等の基本属性の設問を含めて)

出所:弊社とMURC「第4回人事・退職給付一体サーベイ(人的資本編)」

 

(1)人的資本経営の取組と情報開示スタンスの関係性

情報開示に積極的な企業では、経営と社員双方に深い関与や意識転換が求められる「経営戦略と人材戦略の連動」「企業文化への定着」「時間や場所にとらわれない働き方」に対する取組が、消極的な企業と比較し、20ポイント以上高いことが示されました。

 (2)女性活躍推進法開示項目のKPIと情報開示スタンスの関係性

情報開示に積極的な企業では、「労働者・管理職・役員に占める女性労働者の割合」および「労働日数・時間に関する項目(男女別の育児休業取得率・労働者の一月当たりの平均残業時間・有給休暇取得率)」をKPIと設定している比率が、消極的な企業に比し10ポイント以上高いことが示されました。  

(3)人的資本の情報開示理由と情報開示スタンスの関係性

情報開示に積極的な企業では、「金融市場からの要請および投資家との対話レベルの向上」「従業員エンゲージメントの向上」を開示理由・期待効果として挙げている比率が、消極的な企業と比し30ポイント以上高いことが示されました。

(4)人的資本経営を推進するための取組にかかる業種別動向

人的資本経営を推進するための取組を業種別に集計した結果、全ての業種において、「女性の活躍推進」と「シニアの活躍推進」が高い結果ことが示されました。

レポート全文はこちらからご覧ください。

概要版:https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/nenkinjoho/pdf/mutb_202303.pdf?20230613

詳細版:https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/nenkinjoho/pdf/mutb_202305.pdf?20230501

クロス集計版(本稿):https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/nenkinjoho/pdf/mutb_202307.pdf?20230701

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