生成系AIが教育現場へ与える影響に関して議論が絶えない状況であります。その一方で、活用方法によっては、子供たちのやる気や学習効果を向上させる可能性があります。本研究では下記の2つのテーマを中心に、生成系AIが教育現場で活用した場合の潜在的な可能性について探ります。そしてこのような活用によって子供たちの学習効果がどのように向上するのかについて追跡調査をしていきます。
A. 学習者と教師との間のコミュニケーションサポートとしての可能性
教育現場において、学習者は自分が何を理解していないのかが分からないことがあります。教師が「今の説明で理解できましたか?」と尋ねて、学習者が「理解できました」と答えたとしても、実際には理解していない様子の学習者もいます。
そのため、AIチューターに学習者が質問を投げかけることで、どこが理解できていないのかを見極めるための会話ストーリーを明らかにしていきます。
さらに、AIチューターによる説明でまだ理解できない場合、教師がその会話に加わり、より適切な説明ができるようになります。
動画の説明:AIチューターによる答えを教えず、解き方を導いてくれるユーザー体験の事例
B. 学習者の内発的動機づけ育むためのパーソナライズドラーニングとしての可能性
塾に通う生徒の多くは、良い成績を取得したい、志望校に合格したいなどの外発的動機からスタートします。ただし、合格を目的にするあまり、入学後に急に努力をやめてしまうことがあります。そこで、学習者が自分自身で達成したい目標や興味を持っていることについてAIチューターと話し合い、それらを実現するために必要な学習方法やスキルを共有できる機能を明らかにしていきます。さらに、自分の目標達成のための具体的な行動計画を立て、その実行をサポートすることも行います。
<AI tutorについて>
AIチューターは、GPT-4を活用した革新的な家庭学習アプリで、学習者が困難な問題を写真で撮影し、LINEで送信するだけで、リアルタイムで解説が得られます。さらに、疑問点についてより詳しく質問することができ、学習者は自分のペースで理解を深めることができます。AIチューターの日本市場への販売は、AwakApp JAPAN合同会社を通じて行われます。
<英進館について>
英進館の使命は、自立した社会人の育成です。
教育とは、社会的・経済的・精神的に自立した社会人となるための基礎固めだと、英進館は考えます。教科指導・受験指導はもちろん、社会にでてからも必要な「あいさつ」や「しつけ」、困難・スランプに遭遇しても逃げ出さない「強靭な精神」「学ぶ姿勢」を身につけさせることは英進館の使命です。
総本部所在地:福岡市中央区今泉1-11-12 英進館総本部ビル
設立: 1979年4月
代表者: 代表取締役社長 筒井 俊英
事業内容: 中学・高校・大学受験指導、衛星予備校、個別指導、理科実験授業、各種公開テスト、教育講演会、各種入試ガイド、合宿イベント、花まる学習会、学童保育、幼児園ほか
URL: https://www.eishinkan.net/
<AwakAppについて>
AwakApp Inc.は、デラウェア州に本社を置く、最先端のAI技術とゲームフィケーションを活用し、個人が持つ「眠った才能」を引き出す革新的なサービスをグローバル市場に展開していく企業です。AIチューターのほか、バイオロジカルリズムを整え、スッキリした目覚めの良い「朝」を迎えるためのゲームの開発などを行っています。
設立:2023年9月
代表者: 塩飽 哲生