一般に多くの自治体ではパブリックコメントへの参加者がとても少ない状況ですが、『Surfvoteローカル』ではSNSを採用したことや、個別アンケートと違って投票形式で回答やコメントが一般公開されていることも投票行為やコメント投稿に効いていると考えています。
https://surfvote.com/
自治体向けSNS第一号として古事記のふるさと奈良県田原本(たわらもと)町(総人口31,460人)からの課題を二つ掲載しました。
このうち、位置情報による認証によって住民や旅行・観光などで田原本町にいる人が参加可能な課題【町職員はどんな服装で仕事をするべきだと思いますか?】には、いくつもの温かいコメントが寄せられました。
■田原本町にいる人から町職員へのコメント
「役場の人が自分らしく仕事を楽しめるような服装の方が安心できます」
「職場であっても職員の皆さんの個性を尊重すればいいと思います。デニムでも構いません。皆さんが笑顔になれる服は何ですか?」
「ときどき行くと役場の皆さんは親身に甲斐甲斐しく動いていただいて感謝しています。面と向かって伝えられないのでここで伝えてしまいます。ありがとうございます」
「皆さんが動きやすい服、個性を発揮できる服装でいいのではないでしょうか?」
「職員の方々いつもありがとうございます」
また、誰でも参加可能な課題【あなたが住む場所(自治体)を選ぶときの決め手は何ですか?】では掲載開始2週間で全国から65人が投票し、「子育て支援策が充実している」が34%で1位となっています(2022年12月12日時点)。
興味深いのは、寄せられたコメントでは、「子育て支援」に投票した人の多くが、結婚の前や子供ができる前の支援を「自治体を選ぶときの決め手」に挙げていたことです。以下は評価(いいね!)が高かったコメントからの抜粋です。
■全国から田原本町に寄せられた参考コメント
「彼も私も貯金ができていないので子育て前の子作り前の結婚前の問題になっています。そもそも所帯を持って大丈夫化どうかの心配があります」
「結婚や子作りをしようと思っても諦める人がまわりでも多いです。産後の支援も重要ですが、ハードルは結婚の前にあります」
「結婚の手前で本来は結婚したいけど生活や雇用の不安定のためにできていない層への支援があればいいのになと思います」
「「子育てがし易い町」も魅力的だけど、「結婚して子どもを産みたくなる町」にも惹かれます」
■デジタル田園都市国家構想デジタル実装タイプ TYPE1での申請も
Polimill社は自治体に対して、SNS『Surfvoteローカル』を活用するにあたり、デジタル田園都市国家構想デジタル実装タイプ TYPE1での申請を呼びかけています。
Polimill社は創業1年9か月のテック系スタートアップであること、上場会社や事業会社、VCなどの資本はまだ入っていないこと、すべてのサービスを自社で開発していること、また、SNS『Surfvoteローカル』は広域連携もできるなど、いくつもの加点ポイントの対象です。
■【地域のステークホルダー向けの課題】と【全国の人びとの善意に信頼して互いに助け合う課題】
『Surfvoteローカル』の課題は現在2種類あります。
1つはスマホの位置情報認証によって住民・仕事で来ている方・旅行で来ている方など地域のステークホルダーが参加できる課題、もう1つは全国の誰でも参加できる課題です(課題の閲覧はどちらも可能)。
■全国の任意の地域の指定が可能・複数地域の指定も可
『Surfvoteローカル』では、参加している地方自治体が他の地域を指定して回答を求めることもできます。
(例)【長野市から東京都の皆さんに聞きたい】【北海道から糸満市(沖縄)の皆さんに聞きたい】など。
■地方公共団体の行政の作業が増えないデザイン
『Surfvoteローカル』では、行政が発行した課題と選択肢に対して参加者が選択肢を選んでコメントを書きますが、行政側の回答などの対応は必要ではありません。どの選択肢が多く選ばれたのか、どのような意見が多かったか、などを見て行政運営の参考にすることができますが、必ずしも回答をする必要のないデザインになっています。
■古事記のふるさと奈良県田原本からの課題
(誰でも参加可能な課題)
【あなたが住む場所(自治体)を選ぶときの決め手は何ですか?】
https://surfvote.com/local/293636
(住民や旅行・観光などで田原本町にいる人が参加可能な課題/答えるためには位置情報による認証が必要)
【田原本町民の皆さま】町職員はどんな服装で仕事をするべきだと思いますか?
https://surfvote.com/issues/tqwnsgdfeeeh
■Surfvoteのこれから
Surfvoteは今後「Web3.0時代のエコシステムの実装」と「誰ひとり取り残さない社会の実現」という大切な2軸に沿って進化していき、2023年にもさまざまな機能を実装します。デジタル民主主義のためのプラットフォームとしてこれからも進化していきます。
■Polimill株式会社
https://polimill.jp/
(お問い合わせなどはサイト内のお問い合わせフォームからどうぞ)
■Polimill株式会社のミッション
あらゆる人が政策つくりに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。