- 大型アップデートの背景:逮捕事例も存在するが認知されていない、不正CVという社会課題
“不正コンバージョン”とは、お客様との接点をWeb上に作っている企業で発生している嫌がらせや犯罪行為の総称です。
事例として、会員登録後の初回割引やポイント付与などを狙い不正に購入宿泊を繰り返し搾取され逮捕された件などが挙げられます(※1)。他に個人で利益を得ること以外にも、嫌がらせを目的とした急行電車の座席予約被害など業種や手法を問わず存在します(※2)。
また起訴や立件されていない事例として、アフィリエイト報酬の不正搾取や、Webからの資料請求や申込フォームへのデタラメな個人情報の入力など、日常の企業業務の質を損なう不正を弊社では確認しています。
今回ローンチした背景として、企業が抱えている不正な申し込みやいたずらによる被害に対し、アドフラウド対策で培ったSpider AFの検知システムを用いることで、大小様々な企業が安心して顧客獲得につながる事を願い私たちは新サービスを開発しました。
※1 うその宿泊予約で業務妨害容疑 ポイント狙い?親子逮捕(https://www.asahi.com/articles/ASN1Q6KLFN1QPLZB011.html)
※2 ロマンスカー虚偽予約9千回…人気の展望席、乗客から「誰も乗っていない」と指摘(https://www.yomiuri.co.jp/national/20220712-OYT1T50289/)
◆不正事例①:宅配サービスの初回割引を不正利用し、13万円分の支払いを免れる
2022年1月、フードデリバリーサービスで新規会員登録を繰り返し、初回割引きクーポンを得て不正注文を繰り返した男が逮捕されました。この男は本人確認が行われる会員登録の隙を突き、結果80回にわたって総額約20万円の商品を注文をしながらも13万円分の支払いを免れていました
参照:出前館やウーバーの初回割引 別の電話番号で再登録して利用したら罪になる?(https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20220115-00277314)
◆不正事例②:BtoB企業のフォームにデタラメな情報を入力するいたずら
2021年4月ごろから、企業の問い合わせフォーム宛にいたずらな問い合わせが突如現れました。営業が電話しても繋がらないことが多く、調べてみると海外からの問い合わせであり、多い月では100件以上超える時もありました。そしていたずらの目視チェックで月15時間の工数がかかっていました。その被害額は月10万円以上であり、年間で計算すると120万円以上とも推測できます。
参照:有効なリードCPAが15%改善 ポーターズ「無効なリードを95%減らせました」(https://jp.spideraf.com/media/use-cases/porters)
- 「不正コンバージョンブロッカー」で可能となること
◆リアルタイムで不正を検知、ブロックが可能
リダイレクタや不正判定API(双方のプログラミングをつなぐ「インターフェース」)を活用することで、不正なユーザーや申し込みなどからリアルタイムに検知、ブロックが可能となります。その精度は当社が長年培ってきたデータ解析技術により、不正な成果を高い精度で検知します。
また企業とSpider AFのAPIを連携することで、企業の管理画面への情報反映や、企業が使用しているSlackなどのチャットツールやメールなどで不正ユーザーを通知させることも可能です。
◆導入のメリット
①企業における「費用」と「労力」の削減
最大のメリットは、不正を起こしたデータ(ユーザーなど)を分析することで、その後の不正成果を登録時点で防ぎ、企業の人的コストを削減します。また検知、対策に要する人的労力を削減することが可能です。
②導入企業が増えることにより、不正の検知精度が向上
各社で発生している不正ユーザーなど検知した情報をもとにSpider AFで解析を行います。導入企業が増えることで、不正検知の精度が向上し、つまりより強固な対策基盤が構築できます。
③不正対策専門家の伴走
不正対策のプロである弊社専門家とビジネスを伴走することで、長年培ってきた不正対策の知見をフル活用できます。つまり対策を行うことで企業のコストを守り、無駄を削減し、企業全体の効率化を図ることができます。
- Spider AFについて
「Spider AF」は、広告出稿の際に必ず一定量発生するアドフラウドを検知・ブロックするツールです。アドフラウドは最大で広告費の20%発生しており、一方で発見することが難しいことから、定期的な検査が必要となっています。Spider AFではアドフラウドの被害額の無料診断が可能となっており、誰でも簡単にアドフラウド対策を行えるようタグ設置だけで自動で検知・ブロックすることができます。提供開始以降、アドネットワーク事業者様をはじめ、代理店様、広告主様まで広くご利用頂いています。 「Spider AF」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しています。(※5)
そして、Spider AFはTAGの日本版といえるJICDAQの無効トラフィック対策認証も取得しております。JICDAQの認証取得によって、我々はグローバルスタンダードを保持し、日本市場の不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化に取り組んでまいります。
また、2018年12月には日本初の複数事業者でブラックリストを共有する「SHARED BLACKLIST (シェアードブラックリスト、以下SBL)」の提供を開始しました。SBLは、自社またはサービスにおいて収集したアドフラウドの情報を共有することに賛同した事業者のみが共有できるブラックリストで、各社が一丸となって広告業界の健全化を目指す、新たなアドフラウド対策です。
導入方法はとても簡単。ホームページ上より登録を行い、タグを発行することで最短5分でアドフラウド対策が可能となります。(https://jp.spideraf.com/sign-up )
また、Spider AFを使うことにより無駄な広告費や工数を削減できた事例が続々と公開されております。詳しくは弊社HP、各事例をご覧ください。(https://jp.spideraf.com/media/use-cases )
※5 【アジア初】デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関TAGの不正防止部門で認証を取得
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000031981.html)
- 株式会社Spider Labsについて
Spider Labs(スパイダーラボズ)は、日本発のサイバーセキュリティカンパニーです。メインサービスのアドフラウド対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」は、デジタル広告業界への信頼を高める世界最高水準の認証機関「Trustworthy Accountability Group(TAG)」の不正防止部門から日本及びAPACで初めて認証を取得しており、より信頼性の高い世界最高水準のアドフラウド対策を提供しております。直近では、高い成長性やグローバルを見据えた展開が評価され経済産業省が主導するスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に採択されました。「Building a Safer and Happier future with Automation」というビジョンの元、日本を始め世界中の不正の撲滅と不正対策のリーディングカンパニーとして広告業界の健全化とサービスの改善に取り組んでまいります。
URL:https://jp.spideraf.com/about-us
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Spider Labs PR/ 担当:小鹿
E-mail:pr@spideraf.com Tel:03-6419-7946