自社だけでなく、指導する会員企業750社のうち400社以上が過去最高益を達成する武蔵野流の経営方針についてお話します。
コロナ禍でテレワークが当たり前になった今の時代、仕事の指示が難しくなり、指示待ちの社員が増えた企業も多いのではないでしょうか。
ただでさえ、一般的な経営者の年代からすれば、これからの時代をつくると言われている、いわば「Z世代」は、自分から積極的に行動する社員は少ないかもしれません。
けれど、「世代だから」で諦めるものではありません。
具体的な行動指針がなければ、社員が動かないのは当たり前です。
トップダウン経営からボトムアップ経営に切り替えた武蔵野は、社員を動かす仕組みを取り入れた経営を行っています。
直接指導を手掛ける会員企業750社中400社以上を過去最高益に導いた小山から教育を受け、現在常務取締役として経営に参画する佐藤が武蔵野の仕組みを解説します。
武蔵野は、数字・方針・スケジュールを1冊の手帳にまとめた経営計画書を基に経営を行い、18年連続増収を実現させています。
その経営計画書には5年先の数字目標を明記しています。
■社長には利益責任、社員には実施責任がある
数字計画で全体の売上・粗利益を決定したら、どの商品をどれだけ販売するかが重要です。
武蔵野は売上や粗利益の年計表を作成しています。数字だけでなくグラフで表示しているので、数字の動きが可視化され傾向が掴めます。
年計があると、伸びている商品に力を入れる利益計画を作ることが出来ます。
社長には利益責任があり、会社を潰してはいけないという責任があります。
社員にも責任があります。それは、実施責任です。
社員はこのことを認識して初めて行動が変わる目標数字が作成出来ます。
利益計画を作るだけでは、行動は変わりません。
感覚ではなく、実績に基づいた計画が必要不可欠です。
計画作成時の気持ちや意識も時間が経つと無くなってしまいます。
そこで重要なのは、数字を基にした方針を言葉文字にして明記することです。
次回ご案内するセミナーでは方針についても解説いたしますので、併せてご参加ください。
■経営者向け無料セミナー「行動が変わる目標数字の立て方」
【日時】2022年9月7日(水)
【時間】10:00~11:00
【形態】オンライン配信
【講師】株式会社武蔵野 常務取締役 佐藤義昭
※こちらのセミナーは2021年に開催したセミナーのアーカイブ配信となります。
■講師紹介
株式会社武蔵野 常務取締役 佐藤義昭
1971年東京都生まれ。1990年武蔵野にアルバイトとして入社、ダスキン事業から新規事業まで経験。2007年経営サポート事業本部の本部長を経て2015年11月取締役に就任。2021年6月常務取締役に就任。経営者向けに年間100回以上の講演実績があり、小山昇の実践経営塾の合宿では、経営者向けに経営計画書作成や短期計画作成を支援している。プレジデント社主催のセミナーでは自社の経営計画書をテーマに講演。
株式会社武蔵野コーポレートサイト
https://www.musashino.co.jp/