株式会社JELLYFISHと関連会社のGuidy株式会社は、7月15日(金)に、日本にいる留学生起業家向けにセミナーを合同開催しました。今回は、留学生として会社設立を成功させた4名の登壇者をゲストに迎え、ユニークな体験談をお話頂きました。日本で創業を志す留学生は、多方面からアドバイスを受け、質疑応答で盛り上がりました。
4名のゲストとそれぞれが創業した企業は、Toji Morimoto(Co-Creation Community)、Abdullah Al Faruk(STEAH)、Shashank Tyagi(GoToPitch.ai)とKento Akiyama(Japan’s Venture Academy)です。留学生としてビジネスを始めるには、まずビジネスの核となるアイデアを持つことが重要であり、目標達成のためには、その過程でパートナーや資金的支援を見つけることが大切と、 これらの点について、4名が貴重な経験談とアドバイスを話されました。
■大学時代の仲間とパッションをシェアする
STEAHの共同創設者Farukさんは、大学時代の友人と一緒に創業するまでのストーリーを語りました。大学一年生から同級生の友達と「世界中における不公平が多い」ことに課題を感じ、それからITとビジネスの力で何とかしたいという思いのもと、共同起業に至りました。お互いに対する信頼と信念の共有は、スタートアップ創設の基盤になっています。Web・アプリ開発業務を中心に進めながら、Farukさんたちはビジネスコンテストで多くの賞を受賞することによって、企業を育てています。
■アイデアに成長するための時間を与える
大学時代にGoToPitchを創業したTyagiさんは、ゼロから創業までに必要なステップを詳しく紹介しました。「起業するには、ユニークで素晴らしいアイデアが必要だ」という神話を否定し、「小さなアイデアから始まり、時間と共に進化する」ことをアドバイスしました。周りからインスピレーションを受けて、リサーチとブレーンストーミングをすることによって、創業の種を植えることです。そこから、ビジネスのアイデアの進化を促すために、フィードバックを受け入れることと情報開示することを大事にするのが鍵です。
■インプットを大事にする
Japan’s Venture Academyを創業したAkiyamaさんは、創業するために知識の獲得の重要性を提示しました。ハッカソンやインターンシップなどに積極的に参加したAkiyamaさんは、多様な人と働くことによってインスピレーションをもらったり、物事を違う捉え方で見ることができたりすることで、創業に必要な知識と視点を築き上げました。このようなインプットのプロセスの繰り返しで、ビジネスを築く過程を楽しむ事が重要です。
■Q&Aセクション
最後に、Q&Aで盛り上がった問題をいくつかまとめて取り上げます。
Q:なぜ「日本」で起業するのですか?
A:日本では投資家は増えているが、スタートアップは十分ではありません。若者の数不足もありながら、その中に創業を考える人も多くないため、外国人にとっては起業する良い機会です。
Q: 起業するまでに、同じ分野で働く経験をどう思いますか?
A:同じ分野において、優秀なスタートアップでの実務経験が重要だと思います。その業界のスタートアップで実際にどのようなことができるかを知ることもできますし、それから自分が何をしたいのか、どんな企業を作りたいのかもわかるようになります。また、場合によって、大企業とスタートアップ両方で働いた経験がある方が一番理想的です。
Q: 大学という多様性に富んだ環境をどう利用すればいいですか?
A: ネットワークを大事にすることです。また、大学関係で参加できるイベントやミートアップに積極的に参加することです。
■今後の動向
株式会社JELLYFISHおよび関連会社のGuidy株式会社は、留学生の新規起業や外国人高度人材の受け入れなどを含め、グローバルな人材を様々な産業に積極的に取り込むことによって、市場と業界の活性化を推進していきます。グローバルな人材による日本での起業において、ノウハウを伝えるセミナーとイベントを積極的に開催する予定です。
■会社紹介
株式会社JELLYFISH
グローバルなIT高度人材の就職・教育領域の事業展開を国内外で行っています。 “Expand Your Horizons(視野を広げる)”をミッションステートメントに掲げ、 “働く”と“学ぶ”の選択肢(機会)を提供することで、 人の可能性を広げる事業を創出します。
Guidy株式会社
ベンチャー企業、スタートアップ向けに、補助金サポート、外国人向け起業支援、財務支援・融資代行、M&Aアドバイザリーを提供しています。特に補助金を中心に、スタートアップの経営管理を支えるサービスにより、 企業の成長をサポートします。
■本件に関する問い合わせ先
株式会社JELLYFISH 広報担当 Cheng Yiwei(テイ イヴィ)
y-cheng@jellyfish-g.co.jp
03-5437-0135