株式会社TREEが令和5年度「地域づくり表彰」で最優良事例である国土交通大臣賞を受賞

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中心市街地拠点施設「TREE」の運営を行う株式会社TREEが、令和5年度「地域づくり表彰」で最優良事例である国土交通大臣賞を受賞しました。当市の活動団体においては初の受賞です。

1 受賞した活動の概要

  若者をターゲットに、これまでの商店街には無かった魅力的な商品として、商店街の選りすぐりの食材を使った商店街バーガーや各商店とのコラボ商品などを生み出し、SNSでの情報発信を行い、市内外からの若者を含む幅広い層の来街者や商店街の新規出店の増加、既存商店の若者向け商品の開発促進にも寄与しています。

創業して活躍する若者の挑戦を「やってみたお話」と題し、その知見を共有する会を開催するとともに、若者の創業・起業への伴走支援を行い、地域の未来を創る若者にチャレンジの場を提供し、若者のプレイヤーの増加に寄与しています。

商店街がアニメやドラマの舞台となったことをうまく足がかりにして、DIYファンベースのオープンやイベントの開催などの企画を積極的に行い、「アニメの聖地」に向け商店街全体でアニメファンを歓迎するムードを醸成しました。

2 評価された点

  若者の「やりたい」を押しつけるのではなく、地元の空き店舗オーナーや既存の商店主等との積極的なコミュニケーションや連携を重視し、丁寧な関係性づくりと両立し新たな商品やプロジェクトが生まれ若者の次のチャレンジの場を創出していることが、大いに他地域の参考になると評価されました。

3 表彰式

(1) と き  12月7日(木)午後1時30分~2時30分

(2) ところ 

合同庁舎第2号館12階 国土交通省 総合政策局 国際会議室

  (東京都千代田区霞が関2-1-2 )

(3) その他  後日、株式会社TREEが市長に受賞報告を行う予定です。

■地域づくり表彰

 国土交通省が旧国土庁時代の昭和59年から関係各団体との共催・後援を得て、多様な主体の参加・連携・交流による地域づくり活動の奨励を目的として、各地の地域づくりのヒントとなり得る優良事例や取組を表彰するものです。40回目となる今年度は、全国各地から41団体が推薦され、うち8団体が表彰されました。

国土交通省HP https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku04_hh_000179.html

■株式会社TREE(代表取締役社長 中川 裕稀 氏)

 令和2年に設立し、協同組合一ノ木戸商店街の委託を受け中心市街地拠点施設「TREE」を運営しています。中心市街地で行われる市民活動活性化、商業の活性化、商店街を中心としたコミュニティの再生を目的に若者と商店街をつなぐ架け橋として、若者ならでは、商店街ならではの活動に取り組んでいます。

近年では、市外県外での商店街支援や講演を行うほか、地方における地域活性化を目指す若者の移住者を地域おこし協力隊として積極的に受け入れ、地域づくり人材の育成にも力を入れています。

■中心市街地拠点施設「TREE」

所 在 地

新潟県三条市仲之町2番15号

主な機能

 1F カフェ/ショップ

和室

グランピングレストラン

2F Guild Office

(シェアオフィス)

古着屋gypso

ホームページ

 https://tree-sanjo.com/

【新潟県三条市について】

 新潟県三条市は金属加工業を中心とした「ものづくりのまち」で、かつてから隣の燕市とともに「燕三条」と呼ばれております。世界中で愛用されているネイルケア用品や国の指定伝統工芸品の包丁などがあります。2021年に開催した、工場を体験する展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」は、世界三大デザイン賞の一つとされる『Red Dot Design Award』ブランド&コミュニケーションデザイン部門でグランプリに選ばれました。

 また、アウトドアメーカーのまちとしての認知度も高まっているほか、幻の西洋梨ル レクチエをはじめとした豊かな自然が育む高品質な農産物も魅力です。

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