インドネシア陸上油田におけるCO2圧入(CCUS)の実施について

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 PT Pertamina (Persero) (以下、「プルタミナ」)、PT Pertamina EP(以下、「PEP」)と独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、「JOGMEC」)は、インドネシア・西ジャワ州の陸上ジャティバラン油田におけるCO2圧入に関する共同研究を開始したことをお知らせします。 

 本共同研究により、プルタミナ、PEP及びJOGMECは、ジャティバラン油田におけるCO2-EOR(注1)及びCCS(注2)実装の初期段階として、令和4年内にCO2圧入を実施することを計画しています。本事業は減退油ガス田におけるCO2-EOR及びCO2貯留効果を検証することを目的としています。 

 本事業は、プルタミナ及びPEPがインドネシア国内の減退油ガス田に対して実施する初のCO2圧入であり、インドネシアにとってCCUS(注3)の1つであるCO2-EOR技術の導入による原油増産とCO2排出量削減に向けた重要なステップとなります。 

 本共同研究契約の署名式は、令和4年8月30日にインドネシアのバリ島でG20 Energy Transition Working Groupのサイドイベントとして、インドネシアのアリフィン・タスリフ エネルギー鉱物資源大臣とプルタミナのニク・ウドヤワティ代表取締役社長の同席のもと執り行われました。 

 プルタミナ、PEP及びJOGMECは、ネットゼロカーボン社会の実現に向けたエネルギートランジションに積極的に取り組むとともに、長期的なエネルギーの開発・安定供給への責任を果たしてまいります。

インドネシア・バリでの共同研究契約署名式 (左から)ニク代表取締役社長(プルタミナ)、アリフィン エネルギー鉱物資源大臣、オキ上級副社長(Pertamina Research & Technology Innovation)、アンドリ ゼネラルマネージャーインドネシア・バリでの共同研究契約署名式 (左から)ニク代表取締役社長(プルタミナ)、アリフィン エネルギー鉱物資源大臣、オキ上級副社長(Pertamina Research & Technology Innovation)、アンドリ ゼネラルマネージャー

(注1)CO2を利用した原油の増進回収(Enhanced Oil Recovery)
(注2)二酸化炭素回収・貯留(Carbon dioxide Capture and Storage)
(注3)二酸化炭素回収・有効利用・貯留(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)

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https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00039.html?mid=pr_220831

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