■ 実証実験に至った背景
日本では、様々な地域課題があります。昨今では、地域課題も複雑化しており、官民連携(PPP)の推進は必要不可欠となりました。京都市も官民連携を推進する自治体です。
京都市では人口減少や地球温暖化、新型コロナウイルス感染症の拡大、激甚化する災害等、京都市を取り巻く環境は厳しくなっています。とりわけ、新型コロナウイルス感染症の拡大は本市の経済活動にも大きな影響を与え、本市財政は危機的な状態にあります。このような厳しい中にあっても、京都の未来のために、行政課題等を解決していく必要があります。
一方で民間企業において、社会課題の解決を事業に組み込む、または事業そのものとする動きが活発に行われ、ICTを初めAI、ロボット、ビッグデータ分野における急速な進捗など、企業活動や科学技術の進化には目を見張るものがあります。これまでも民間企業との連携は進めてきたところですが、民間企業の新たな活動、進化する技術を踏まえて複雑かつ困難な行政課題等を解決するためにも新たなステージでの民間企業との連携が必要と考えます。
そこで今回、「ローカルハブ」を活用し、全国の官民連携に関心の高い事業者と京都市を繋ぎ、より一層効果的な取組を進めるために、官民連携推進事業の実証実験を行う運びとなりました。
■ 実証実験の概要
京都市とクラウドシエンとの実証実験では、「ローカルハブ」を活用し、
- 渋滞緩和に向けたパークアンドライド利用促進実証事業
の公募をいたします。なお、実証実験中の公募案件については、今後追加となる可能性がございます。
1.渋滞緩和に向けたパークアンドライド利用促進実証事業
京都市におけるパークアンドライドの利用推進に向けた実証実験の連携事業者を募集します。パークアンドライドの認知度向上、利用促進に繋がる内容であれば、手法を限定せず、幅広いアイデアを募集します。
パークアンドライドとは、自動車を都心や観光地から離れた駅やバス停近くの駐車場に停め、公共交通機関に乗り換えて目的地へ向かう,公共交通の利用を促進する環境にやさしい取組のことです。京都市は,渋滞を緩和し、快適に観光を楽しんでいただくために、パークアンドライドの利用を促進しています。
■ ローカルハブとは
ローカルハブとは、次世代の官民共創プラットフォームです。
- 実証実験
- サウンディング
- 民間提案制度
- 地域活性化起業人
- ショートリスト/ロングリスト
- 事業建て付け前/計画策定前 etc.
行政とお仕事するにあたって利用価値が高い情報を、わかりやすくキャッチし、行政とコミュニケーションが取れるプラットフォームです。最大の特徴は、実証実験・民間提案制度などの各種案件に対し、「提案するボタン」によりオンライン申請(電子申請)が可能です。
また、民間企業の登録時においては、Gbizinfoより取得した法人オープンデータと照合し、実在する企業であるかの照会をかけています。今後、クラウドシエンでは、本取り組みを皮切りに官民のさまざまな行政手続きにおいて、電子申請で完結するプラットフォームへの成長を目指しています。
■ 京都府京都市概要
自治体名:京都市役所
所在地:〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地
市長:門川 大作
URL:https://www.city.kyoto.lg.jp/
担当課:総合企画局総合政策室SDGs・市民協働推進担当
担当者:奥田・佐橋
連絡先:open-labo@city.kyoto.lg.jp
■ クラウドシエン会社概要
社名:株式会社クラウドシエン
代表取締役:神原 翔吾(かんばらしょうご)
所在地:(本社)広島県広島市中区宝町8-26 3F
会社設立:2018年5月29日
事業内容:クラウドシエンの企画・開発・運営
企業HP:https://crowdsien.co.jp/
■ 本プレスリリースに関する問い合わせ
<行政機関の方はこちら>
担当者名:佐々木
ご連絡先:sasaki.d@crowdsien.com
<民間企業、金融機関等の方はこちら>
担当者名:福島
ご連絡先:fukushima@crowdsien.com
■ プレスキット
https://crowdsien.com/?page_id=320