辻・本郷 ITコンサルティング、会計事務所に勤務する職員への学習に関する実態調査を実施

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 会計事務所の実践的な学びをサポートする教育研修サービス『NEXTAプレミアム』、及び会計事務所の相続業務のクラウド化を実現する『NEXTA相続』を運営する、辻・本郷 ITコンサルティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:黒仁田 健)では、サービス会員となる会計事務所の職員に対し、学習に関する調査を実施しましたので、お知らせ致します。

 昨今、人的資本経営の観点から、リスキリングの重要性が高まっています。経済産業省の検討会が公表した『人材版伊藤レポート2.0』のなかでも「経営環境の急速な変化に対応するためには、社員のリスキルを促す必要がある」と、リスキリングの重要性について述べられています。

こうした動きは士業業界でも同様です。生成AIの急速な普及や社会環境の激変に対応するためにも、士業業界でも、専門内外を問わずさまざまな知見を学ぶ姿勢が求められています。そこで今回は『NEXTAプレミアム』に登録する有料会員に対し、会計事務所の学習に関する実態調査を実施しました。

<会計事務所職員の自己学習に関する調査のまとめ>

  1. 約80%の会計事務所職員が業務以外での学習時間を確保

  2. 学習内容は、多くが「税理士試験」「簿記」「FP」等、普段の業務に直接的につながる内容を実施

  3. 約60%は自己学習に参考書(YouTubeなど)を活用、次いでYoutube等の動画学習も増加傾向に

  4. 今後、学習を深めたい、もくは興味がある分野1位は「相続税・贈与税」「相続税対策」

  5. 多くが基礎的・実践的な税務知識や、税務以外の価値提供に課題をもっている

 多くの職員が業務時間以外に学習を確保し、業務に関連する学習を進めている一方で、実践的な知識や税務以外の価値提供に課題をもっていることから、会計事務所職員には、実務をふまえつつも、非常に広範な価値提供が求められていることがわかります。また「相続」に関する関心が最も高い結果も、社会から会計事務所に求められるニーズを反映しているといえるでしょう。

こうした状況に際し、弊社では「従業員の学び」と「相続業務のDX化」を目的とした2つの会計事務所向けサービス『NEXTA』をご提供しております。どちらも「現場で使える」をコンセプトに、現場からあがった課題感や要望をもとに企画設計を行っているものとなります。

■「現場で使える学び」を会計事務所に。『NEXTAプレミアム』

 会計事務所向けの教育研修サービス『NEXTAプレミアム』は、「事例に裏打ちされた学習コンテンツ」をコンセプトにした、知識一辺倒ではない”実践的な学び”をお届けします。日々忙しく、なかなか教育に割ける時間がない、効率よく新たな技術や知識をキャッチアップしたいなど、会計事務所が抱える、職員の学習に関する課題を解決致します。

サービス紹介ページ:https://lp.learning.nexta-pro.com/

『NEXTAプレミアム』の「実トレ試験」がニーズにマッチ

 先述の調査からも、「実務・応用的な税務の知識の強化」を課題として抱えている会計事務所職員が多いことが明らかになっています。「実トレ試験」では、税務実務に特化した問題を毎週出題。実務能力の向上に貢献しています。

<現場で実際にあったトピックを出題>

年末調整や確定申告など時期に応じた問題や、辻・本郷 税理士法人の事例に基づく問題も出題されるため、実務に役立つ内容になっています。

■ 会計事務所の相続税申告業務のDX化がかんたんに実現!『NEXTA 相続』

 今後、学習を深めたい分野のアンケート結果で1位となった「相続税申告」業務。そうしたニーズを背景に、辻・本郷 ITコンサルティングでは、そうした「これから相続税業務に取り組んでいきたい」 「すでに相続業務を行っているけど改善したい」事務所様に向けたクラウドサービス『NEXTA相続』をご提供しております。誰でも簡単に使い始められ、相続業務の効率化/標準化、顧客情報のクラウド化が実現可能です。

サービス紹介ページ:https://lp.sozoku.nexta-pro.com/

『NEXTA相続』は、相続税申告業務の立ち上げに最適なツール

 『NEXTA相続』には、以下のような「相続税申告業務で必要になる機能」がオール・イン・ワンで揃っています。

<『NEXTA相続』の機能一覧>

  • 相続財産の洗い出しアンケート

  • 必要資料の一覧表をそのままメールで送付可能

  • つまづきやすい入力項目には解説付き

  • 顧客のデータをクラウド管理

  • 申告に必要な資料が自動リストアップ / 収集状況ステータス管理

  • 添付書類をデジタルデータで管理

  • 土地評価証明書 / 相続税申告書の作成に対応

  • 入力しながら相続税額を試算

デジタル技術を活かしたアシスト機能の充実により、相続業務の学習をこれから深めていくにあたって最適なツールであるといえます。

【キャンペーン情報】『NEXTAプレミアム』&『NEXTA相続』を無料でお試し!

2023年8月末まで、NEXTAプレミアム、NEXTA相続ともに、登録月無料でサービスをご体験いただけるキャンペーンを実施しております。ご興味がある方は、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。貴事務所のご状況をお伺いし、効果的なご利用ケースをご提案させていただきます。

  • NEXTAプレミアム・・・1名様※1 月額2,200円(税込) → 登録月無料

  • NEXTA相続・・・1事務所様※2 月額11,000円(税込) → 登録月無料

※1:代表者様アカウントのみ

※2:1事務所様あたり5アカウント

(サービスのお問い合わせ)https://onl.sc/D6WQ7i6

■ 調査についての詳細

1. 調査方法:ウェブでのアンケート形式

2. 調査の対象:『NEXTAプレミアム』の有料会員(事務所)

3. 有効回答数:384

4. 調査実施期間:2023年6月1日〜2023年6月14日

<対象者属性>

<調査結果詳細>

Q.(業務以外で)週の学習時間の目安を教えてください。

・約80%の会計事務所職員が業務以外での学習時間を確保

 会計事務所での業務以外で、自己学習に取り組む時間を週でどれくらい確保しているか聞いたところ、「1〜4時間程度」と回答した人が約40%と最も多く、「5〜10時間程度」と答えた人が約20%、「10〜20時間程度」と答えた人が約11%、「20時間以上」と答えた人が約8%でした。業務以外での自己学習に取り組んでいる人の割合は、およそ8割にのぼることがわかりました。

Q.普段学習に使っている手段を教えてください。

・4人に1人が自己学習に動画(YouTubeなど)を活用

 日常の学習に活用している手段について聞いたところ、「参考書・書籍」と回答した人が248人と最も多く、「動画(YouTubeなど)」と答えた人が95人、「社内研修資料」と答えた人が92人、「予備校」と答えた人が68人、「通信講座」と答えた人が62人、「情報サイト」と答えた人が58人でした。なかでも動画を活用している人は全体の4人に1人で、学習における動画活用が進んでいる実態がうかがえます。

Q. 学習中(または予定)の資格試験を教えてください。

・取り組んでいる資格は「税理士」「簿記」「ファイナンシャルプランナー」など

 職員が取り組んでいる、または取り組む予定としている資格試験の勉強について聞いたところ、「税理士」と回答した人は全体の約43%にあたる166人、「簿記検定」と答えた人が87人、「ファイナンシャルプランナー」と答えた人が85人でした。

Q.今後学習を深めたい、もしくは興味のある分野を教えてください。

・学習したい分野の1位は「相続税・贈与税」続いて、「法人顧問」「事業継承」など

 学習を深めたい分野、興味のある分野について聞いたところ、「相続税対策」と回答した人が162人と最も多く、次いで「相続税申告・贈与税申告」と答えた人が148人、「法人顧問」と答えた人が141人、「事業継承」と答えた人が118人でした。

Q.税業務を行う上でご自身が課題に感じるポイントについて教えてください。

・7割の職員が実務や応用的な税務知識、半数が基礎的な税務知識を強化したいポイントに

 職員が税業務を行う上で自らの課題だと思うことについて尋ねたところ、「実務・応用的な税務の知識」と回答した人が284人と最も多く、次いで「基礎的な税務知識」と答えた人が229人、「顧問先から求められる税務以外の価値提供」が143人、「デジタル対応実施の知識」が95人、「最新情報のキャッチアップ」が76人でした。

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