ビッグデータを活用し宿泊業界のDX化を支援するメトロエンジンが2023年5月度の全国主要都市のビジネスホテルの平均価格を公開

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宿泊施設向けレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』を提供し、宿泊業界のDX化や集客支援を行うメトロエンジン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:田中良介、以下メトロエンジン)は、インバウンドや国内旅行需要の急増に伴うホテル価格変動状況を受け、2023年5月度の全国主要都市のビジネスホテルの平均価格を公開いたします。本データは、メトロエンジンが独自で保有する全国のホテル価格データより、主要都市別に算出いたしました。また、本ビジネス・シティホテルの平均販売価格公開に併せて、出張規定推奨価格も併せて発表いたします。

新型コロナウイルスの流行以降、宿泊業界は大きな打撃を受けましたが、経済産業省は宿泊業が2019年12月 に比べ、足下で13%高い水準にまで回復していることを発表(※1)し、ここ数ヶ月で宿泊需要の回復が見られるようになっています。当社で実施した意識調査でも、宿泊施設の7割以上がインバウンド観光客の増加を実感しており(※2)、感染状況の改善に伴う水際対策の緩和や円安の金融情勢が日本のインバウンド回復を後押ししていると考えられます。

全国的に見受けられる旅行需要の回復を受け、各宿泊施設の宿泊料金も上昇傾向にあります。特に、都市部では大幅に客室単価が上昇しており、東京では前年比で66%増、他主要都市部(※3)でも平均宿泊価格が前年比で33%増となっています。コロナ禍の金銭感覚ではホテル・旅館への宿泊は難しいのが現状と言えます。

(※1)経済産業省「アフターコロナの中で、どこまで回復したか -旅行・観光-」(2023年5月12日)より

アフターコロナの中で、どこまで回復したか -旅行・観光-|その他の研究・分析レポート
アフターコロナの中で、どこまで回復したか -旅行・観光-|その他の研究・分析レポート

(※2)当社調べ 「【調査レポート】―ホテル事業者に聞きました― 70.9%がインバウンドの戻りを実感中、メトロエンジン調査が明かすインバウンド施策と実態」(2023年5月9日)より

【調査レポート】―ホテル事業者に聞きました― 70.9%がインバウンドの戻りを実感中、メトロエンジン調査が明かすインバウンド施策と実態
メトロエンジン株式会社のプレスリリース(2023年5月9日 15時30分) 調査レポート ―ホテル事業者に聞きました― 70.9%がインバウンドの戻りを実感中、メトロエンジン調査が明かすインバウンド施策と実態

(※3)大阪市・京都市・札幌市・福岡市・名古屋市・横浜市・那覇市・広島市・仙台市 を総称

※本リリースをご利用いただく際は、【メトロエンジン】とご明記ください。また、本リリース記載情報以外の宿泊関連データのご提供も可能です。詳しくは下記よりお問い合わせください。

※今後もホテルの価格は変動し続けるため、今回の出張参考価格はあくまで2023年6月時点での暫定価格とご認識ください。

  • ビジネスホテル・シティホテルの平均宿泊料金と出張参考価格を発表

■主要都市別ビジネス・シティホテルの平均宿泊料金

メトロエンジンは、国内宿泊施設向けにダイナミックプライシングサービスを提供しており、全国のホテル価格について独自のデータを保有しております。全国的な宿泊価格の急騰を受け、2023年5月(GWを除く)度のビジネスホテル・シティホテルの平均宿泊料金を全国10都市ごとに算出したところ、最も高い金額となったのは観光客人気の高い京都、次いで東京という結果となりました。

■出張規定の推奨価格

新型コロナウイルス感染症が5類に移行したこともあり、ビジネス出張機会も増加する中、インバウンド旅行客の増加などの影響で以前と同様のホテル滞在費用ではホテル予約ができず規定の引き上げを図るケースが増えています。一方で、曜日や予約タイミングでの価格の変動は大きく、規定改定に伴う参考データは不足しているのが実態です。

このような背景より、メトロエンジンでは、本平均宿泊料金の公開に伴い、ビジネス目的で利用されることの多いホテル(ビジネスホテルおよびシティホテル)の平均価格から、首都圏と地方で出張規定の参考価格を算出しました。

今後は首都圏・近畿主要エリアで「10,000〜15,000円」、福岡・広島では、「9,000〜12,000円」、札幌・仙台・名古屋であれば、「8,000〜10,000円」、それ以外の地方エリアでは、「7,000〜9,000円」が出張における宿泊費の基準と言えます。

■主要都市別ビジネス・シティホテルの価格推移

都市毎に2023年5月の平均宿泊料金を見ていくと、京都が最も高い傾向にあり、その価格は12,642円となっています。東京の平均価格も10,962円と、価格の高騰が見て取れました。横浜では、平均で見ると9,717円と、10,000円にかなり近い水準にまで価格が上昇していることがわかります。その他の都市でも、相場を大きく上回るような価格にはなっていないものの、コロナ前の価格に戻りつつある傾向が窺え、全国的に需要回復の波が来ていることが読み取れる結果となりました。

■東京23区ビジネスホテル・シティホテルの価格推移

コロナ前の2019年1月〜2020年1月頃までは、8,000〜10,000円の価格帯で販売を行うホテルが多かったものの、新型コロナウイルス流行以降、価格は如実に下がっており、2022年3月頃までは6,000円前後を維持する状態となっていました。

2022年4月から少しずつ価格が上昇し始め、2023年2月になると価格は9,000円台に上り、その後2ヶ月で10,000円台まで上昇しています。2023年4月に注目すると、その平均価格は11,400円となっており、2019年を上回る価格となっていました。需要回復に伴う価格の引き上げが各ホテルで実施されたと考えられます。

  • 宿泊施設・市場の調査をするならメトロエンジンの『リサーチプラン』

宿泊施設の市場を調査するには予約サイトを巡回、各種資料から手入力をする、蓄積されたデータをエクセルに落とし込むなど膨大な手作業が発生します。しかしながら、社内や顧客への提案には視覚的な資料が必要不可欠であり、収集している情報も常に更新が必要なため、手作業での市場調査には物理的な限界がありました。

そこでメトロエンジン株式会社は、レベニューマネジメントツールのために収集していた様々なビッグデータを、市場調査ツール『メトロエンジン リサーチプラン』として提供し、宿泊業界の調査・分析作業の効率化に貢献しております。

■『メトロエンジン リサーチプラン』とは

URL:https://metroengines.jp/research/

宿泊施設や市場の調査ができる、宿泊特化型の分析ツールです。全国の宿泊施設の生データを提供しているため、全国単位での一括調査を実現します。各種データはダウンロードいただくことも可能です。

本ツールでは、データは羅列されるのでは無く、地図表示やグラフなどビジュアル化されており、視覚的な資料も作成が容易となります。また、情報はつねに自動更新されることから、情報収集にかかる時間も削減可能です。

▼こういった方におすすめ

・全国の宿泊施設情報を確認し、分析や戦略策定をされたい事業者様

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▼主な調査可能項目

別途スポットでのデータ販売も可能ですので、詳しくは下記よりお問い合わせください。

▼本件に関するお問い合わせ先

メトロエンジン株式会社 営業部

Email: sales@metroengines.jp

TEL: 03−6822−3919

【メトロエンジン株式会社の概要】

メトロエンジンは、ビックデータから人工知能・機械学習を活用し、客室単価の設定を行うレベニューマネジメントツール『メトロエンジン』をホテルなど宿泊事業者に提供しており、現在では国内でも有数のホテルチェーン社と契約しご利用いただいております。昨今では、様々な分野において需給に合わせたダイナミックプライシングの有用性が評価されはじめておりますが、メトロエンジンはホテル業界の他にもレンタカー業界や、高速バス業界などを対象とした事業も展開しております。

会社名:メトロエンジン株式会社(https://info.metroengines.jp/

代表者:代表取締役CEO 田中良介

所在地:東京都品川区西五反田七丁目25番5号西五反田七丁目ビル9階

設 立:2016月10月

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