宇宙デブリ対策技術を持つBULLと宇宙保険ノウハウを持つ東京海上日動、持続可能な宇宙環境を目指し基本合意

この記事は約3分で読めます。
株式会社BULL(栃木県宇都宮市、代表取締役/CEO:宇藤恭士、以下BULL)と東京海上日動火災保険株式会社(東京都千代田区、取締役社長:広瀬伸一、以下東京海上日動)は、持続可能な宇宙環境の実現を目指すための事業共同に関する基本合意書(MOU)を2023年4月に締結しました。両社は、宇宙環境を活用する先端技術を持つBULLと、宇宙保険分野で先進的な取り組みを進める東京海上日動とのコラボレーションを通じて、人類の将来的な発展に貢献することを目指します。

■契約締結の背景及び協業内容

BULLが掲げるビジョンは、「地球内外の惑星間の行き来を『当たり前に』」です。そのため、宇宙機に事前搭載するデブリ化防止装置や、軌道上の微小重力環境を活用した試験装置を開発しています。スタートアップのスピード感とアカデミアの知見・技術を活用しつつ、産学連携モデルで事業を推進しています。

東京海上日動は、宇宙関連保険分野で日本を牽引する保険会社です。BULLの開発成果を将来の宇宙保険に展開するため、保険商品設計等での協力を進めることを目指します。両社の協業では、リスクマネジメントや保険商品設計において、BULLの製品を使用した場合の既存保険への影響評価や新たな保険コンセプトの検討が含まれます。

協業の中身として以下の事項を予定しています。

・BULLが開発するデブリ化防止装置等の事業性検討

・関連したリスクマネジメント及び保険商品設計

・持続可能な宇宙環境の実現に向けた取り組み

■今般の協業で目指すもの

持続可能な宇宙環境の実現は、宇宙開発の中での重要性がますます高まる分野です。近い将来、大きな市場となることが見込まれています。

両社の協業により、宇宙デブリ対策や持続可能な宇宙環境の実現に向けたイノベーションを生み出し、宇宙産業の発展に貢献することを目指します。関連した宇宙開発の進展は、新たな技術やサービスを生み出し、さらには地球環境の保全にも役立つことが期待されます。世界の宇宙産業や研究機関においても、宇宙環境の保護と持続可能性に対する関心が高まる中、先駆的な試みです。

今後、BULLと東京海上日動は、共同事業を通じて宇宙保険市場や宇宙産業の発展における新たな機会を創出することを目指しています。さらなる技術開発や宇宙保険商品の革新により、リスクマネジメントの強化が進められることで、持続可能な宇宙環境の実現と宇宙産業の発展に寄与していきます。

■株式会社BULLについて

社  名 : 株式会社BULL(ブル)

本社住所 : 栃木県宇都宮市中央三丁目1番4号

代 表 者 : 代表取締役/CEO 宇藤恭士

設  立 : 2022年11月

事業内容 : 宇宙デブリ対策事業、軌道利活用関連事業

U R L : https://bull-space.com/

■東京海上日動火災保険株式会社について

社  名 : 東京海上日動火災保険株式会社

本社住所 : 東京都千代田区大手町二丁目6番4号

代 表 者 : 取締役社長 広瀬伸一

創  業 : 1879年8月

事業内容 : 損害保険業、業務の代理・事務の代行、確定拠出年金の運営管理業務、自動車損害賠償保障事業委託業務

U R L : https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/

タイトルとURLをコピーしました