- 導入の背景と燈の想い
「日本を照らす燈となる」というミッションを掲げる燈では、日本を支える建設業の抱える課題に真摯に向き合っております。
建設業では、
- 時間外労働の上限規制の5年猶予後の適用開始
- 職人の高齢化による大量離職問題
- 資材価格の高騰
により業界全体が圧迫されているという課題があります。これらの課題に対して
- 現場での残業が減るように書類作成業務を効率化する技術
- ベテランの経験を引き出し活用できる仕組み
- 公開されている情報と社内の知見の結びつけるツール
が求められてきました。燈では3つの課題にアプローチする過程で建設業固有のデータを理解したAI・アルゴリズムを構築してまいりました。昨今のChatGPTをはじめとするLLMは一般常識やウェブデータを背景に応答することは得意である一方で、それ単体だと専門知識を扱うのは得意ではありませんでした。燈の技術を結びつけることで建設業の各会社に特化させ、業務レベルで活用することが可能となります。より早く建設業の方々に燈の技術を使っていただきたい、AIの技術発展の恩恵を受けていただきたいという想いからこの度のリリースに至りました。
- AKARI Construction LLMにしかできないこと
各種建設会社に眠る測量データ・設計図書・BIM・仕様書をはじめ、議事録や大量の紙・PDFの活用が課題となっておりました。燈ではこれまでも設計図書のデータ化( https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC125250S2A410C2000000/ )や図面・BIMの認識技術( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000083531.html )などを開発してきました。
AKARI Construction LLMは、ChatGPTをはじめとするLLMに燈の有する建設特化のデータ認識技術を組み合わせることが可能になっており、建設業務プロセスにおけるユースケースに対応を実現します。
活用例:
- 過去の標準/特記仕様書や議事録から知りたい事例を聞くとエビデンス付きで参照してくる。
- 2Fの床の仕上げ材について値段を聞くと、仕上げ表からの拾いやGoogleで調べた仕上げ材単価をもとに計算。
- 燈技術で設計図書・BIMを符号化することにより、チャット形式で設計図書・BIMが検索可能になる。
- 提供と今後の展開について
すでに協業をされているお客様には提案・提供を始めさせていただいております。本パッケージは燈の建設業DXで培ったノウハウを背景に、どのようなデータを活用すべきか、どうデータをAIに与えるかといった部分から各社の仕組みに応じてサポートさせていただくものとなります。
また、弊社の提供する建設業特化の請求書処理サービス「digital billder ( https://www.lp.digitalbillder.com/ )」を通じて、契約されている全国多数のゼネコン様にもAKARI Construction LLMの建設業の請求書に関する一部機能を提供させていただくことを予定しております。
■燈株式会社 会社概要
燈株式会社は、産業が抱える課題を起点に、AIを中心とする最先端テクノロジーによって未来を実装する東京大学/松尾研究室発のAIスタートアップ企業です。最先端テクノロジーによって業務や業界構造をリデザインし、人々の日常に感動を与えることに尽力します。「日本を照らす燈になる」というビジョンを掲げ、「DXソリューション事業」・「AI SaaS事業」の2つの事業を展開しております。現在、建設業界を主要な事業ドメインとしており、大手から地方まで多数の建設会社様と共に建設DXに取り組んでおります。
代表者:代表取締社長 野呂 侑希
所在地:東京都文京区本郷3-40-11 柏屋ビル本館5階
設立:2021年2月
会社HP:https://akariinc.co.jp/
Digital Billderサービスサイト:https://www.lp.digitalbillder.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
燈株式会社広報チーム pr@akariinc.co.jp
もしくはHPのお問合わせフォーム https://akariinc.co.jp/contact