1月28日、新刊『Good Code, Bad Code ~持続可能な開発のためのソフトウェアエンジニア的思考』発刊!

この記事は約4分で読めます。

Tom Long氏は、よいコードを書くため「4つのゴール」と「6つのコード品質の柱」を掲げ、「よいコード」と「悪いコード」を比較することで、「なぜ、このコードはよい/悪いのか」を具体的な事例とともに、1つ1つ解説しています。さらに、「よいコード」が正しく動き、「悪いコード」を発見するための「ユニットテスト」についても2章に渡って解説しています。

本書は、11章で構成されており、大きく3つの部に分かれています。最初の第1部では、コードに対するソフトウェアエンジニアとして考えを形作るための理論的な上位の概念について紹介しています。第2部では、いくつかのテーマに分けて、特定の考え方やテクニックを扱います。最後の第3 部では、効果的でメンテナンスできるユニットテストを作るための原則と実践について解説しています。

なお、監訳を務めた山本大祐氏は、次のようなコメントを寄せています。

コードが動くことに喜びを覚えたソフトウェアエンジニアは、ソフトウェアのリリースを繰り返して、時には感情を揺さぶられるような失敗も繰り返しながら「経験値」を積んでいきます。本書には、本来ならば、数年間かけて培われるはずの、そういった「勘」が惜しみなく言語化されています。監修をする中で「10年前の自分に教えてあげたかった……」と思うことに何度も出くわしました。GoogleのテックリードであるTom Long氏が本書で方向付けている視点は、読者の大切なソフトウェアエンジニア人生の有限な時間をショートカットするための鍵になることでしょう。

株式会社オプティム ディレクター
山本 大祐(IPA未踏ユーススーパークリエータ)

本書は、プロのエンジニアとしてもっとコーディングスキルを高めたいという、経験年数が3年以内のソフトウェアエンジニアを想定しています。それ以上の経験のあるエンジニアにとっても、経験則として無意識に身に付いていたことが言語化されているために明確に意識できるようになったり、コードレビュー時や後輩へのメンタリングの際のリファレンスとして利用できたりと、読むべき価値があるでしょう。

 

 

  • 書籍概要

書名:Good Code, Bad Code ~持続可能な開発のためのソフトウェアエンジニア的思考
著者:Tom Long
訳者:秋 勇紀、高田 新山
監訳者:山本 大祐
定価:3960円(税込)
発売日:2023年1月28日
Amazon.co.jp:https://www.amazon.co.jp/dp/4798068160
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17364788/
 

  • 目次

Part 1 理論編
 Chapter 1 コードの品質
 Chapter 2 抽象化レイヤー
 Chapter 3 コードでの契約
 Chapter 4 エラー
Part 2 実践編
 Chapter 5 コードを読みやすくする
 Chapter 6 想定外の事態をなくす
 Chapter 7 誤用しにくいコードを書く
 Chapter 8 コードをモジュール化する
 Chapter 9 コードを再利用、汎用化しやすくする
Part 3 ユニットテスト編
 Chapter 10 ユニットテストの原則
 Chapter 11 ユニットテストの実践
Appendix 付録
 Appendix A チョコレートブラウニーのレシピ
 Appendix B null安全とオプショナル
 Appendix C 追加のコード例

 

タイトルとURLをコピーしました