11月29日(火)  AndTech「音響メタマテリアルの基礎と最新材料・シート製品・遮音構造の開発事例と応用事例」WEBオンライン Zoomセミナー講座を開講予定

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 株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、昨今高まりを見せる音響メタマテリアルでの課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「音響メタマテリアル」講座を開講いたします。

音響メタマテリアルの基礎と最新材料・シート製品・遮音構造の開発事例を学べる講座です。
本講座は、2022年11月29日開講を予定いたします。
詳細:https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=10991

 

  • Live配信・WEBセミナー講習会 概要

テーマ:音響メタマテリアルの基礎と最新材料・シート製品・遮音構造の開発事例と応用事例
開催日時:11月29日(火) 13:30-18:00
参 加 費:55,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定
U R L :https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=10991
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)

 

  • セミナー講習会内容構成

ープログラム・講師ー

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第1部 音響メタマテリアルの基礎と課題・展望と応用事例
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講師 大阪公立大学 工学研究科 教授 森 浩一 氏

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第2部 Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音材料への適用
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講師 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学) 赤坂 修一 氏

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第3部 音響メタマテリアルシートの開発と遮音・制振材への応用展開
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講師 三菱ケミカル(株) Science & Innovation Center, Polymer Laboratory 博士(工学)中山 真成 氏
 

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第4部 空気は通して音を防ぐ音響メタマテリアル遮音構造の開発
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講師 富士フイルム(株) 解析技術センター 主任研究員 白田 真也 氏

 

  • 本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題

・メタマテアリル、音響メタマテリアルの概要
・音響メタマテリアルの遮音材料への適用の考え方
・Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音特性
音響メタマテリアルの開発や応用に必要な技術や知識について具体例を通して全体像を把握できる
膜型の音響メタマテリアルによる低周波遮音に関する知識

 

  • 本セミナーの受講形式

WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。

 

  • 株式会社AndTechについて

化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、
幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。

弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」
「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
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一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。
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  • 本件に関するお問い合わせ

株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)

 

  • 下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)

第1講 音響メタマテリアルの基礎と課題・展望と応用事例

【講演趣旨】
騒音対策は、多様な技術分野において、重要な技術的課題である。新しい「音響メタマテリアル」という原理を応用することで、従来の材料では実現不可能だったような高い遮音性能を得ることができると期待されている。メタマテリアルの研究開発は、2000年頃から開始され、最近では、自動車メーカーなどで実用化研究が進められている。しかし、その構造設計は自由度が高く、確立した設計指針が不明であるのが現状である。
本講演では、音響メタマテリアルの基礎理論と、近年の研究開発の状況を概観する。

【講演プログラム】
1. メタマテリアルとは何か?
2. 騒音遮蔽の基礎理論
3. 音響メタマテリアルの基礎理論
3.1 一次元モデル
3.2 二次元モデル
4. 音響メタマテリアルの研究事例

【質疑応答】

第2講 Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音材料への適用

【講演趣旨】
メタマテリアルは、電磁波や音波などの対象とする波動よりも小さな周期で構造体を配列した材料であり、波動の伝播挙動を制御することで、自然界で見られない、負の誘電率、屈折率などの特異な物理現象を示す。音響メタマテリアルは、文字通り、音波を対象としたメタマテリアルであり、共振・共鳴を生じる構造体が音波より短い周期で配列している。その構造体の構成・形状等により、Locally resonant(ばねーマス)型、ヘルムホルツレゾネータ型などに分類され、現在も新たな構造が提案されている。
本講演では、音響メタマテリアルと遮音材料の基礎、音響メタマテリアルを遮音材料に適用する考え方を解説するとともに、構造体としてバネ-マス系を用いた、Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音特性について紹介する。

【講演プログラム】
1. 音響メタマテリアルとは
1.1 メタマテリアルとは
1.2 音波の伝播挙動
1.3 音響メタマテリアルの遮音材料への応用の考え方
1.4 音響メタマテリアルの分類と研究動向
1.5 負の有効質量密度、体積弾性率
2. 材料の遮音特性
2.1 遮音特性の評価法
2.2 単板の遮音特性
2.3 質量則
2.4 コインシデンス効果
2.5 二重壁構造の遮音特性
2.6 積層構造の遮音特性
3. Locally resonant型音響メタマテリアルの遮音特性
3.1 Locally resonant(LR)型音響メタマテリアル
3.2 Stubの振動特性
3.3 LR型音響メタマテリアルの振動抑制・遮音特性

【質疑応答】

第3講 音響メタマテリアルシートの開発と遮音・制振材への応用展開

【講演趣旨】
近年、従来の質量則を凌駕する音響メタマテリアルが注目されているが、多くの場合、共鳴・共振を生じる構造体が多数集積した複雑な構造を有するため量産、実装、コストの面で実用性に課題がある。我々は、金属錘を内包した樹脂突起をマス-バネ共振器として設計し、それらを薄い樹脂シートを介して連結することで実用性の高いシート材を開発した。また、同様に樹脂のみからなる軽量で透明なシートの開発にも成功している。本講演では、これら2種類の音響メタマテリアルシートの設計、機能、および遮音・制振材としての応用について紹介する。

【講演プログラム】
1.音響メタマテリアルシートの紹介
2.音響メタマテリアルシートの特長、機能、実装方法
3.音響メタマテリアルシートの応用
3-1 金属錘のあるシートの遮音・制振材への応用
3-2 樹脂のみからなるシートの遮音材への応用

【質疑応答】

第4講 空気は通して音を防ぐ音響メタマテリアル遮音構造の開発

【講演趣旨】
軽量かつ小型の構造で騒音を防ぐことは様々な分野で求められるが、通常の遮音材は質量則に従うため、低周波音ほど重く大きな構造が必要となる課題がある。近年、膜型音響メタマテリアル構造が数100 Hzの低周波数帯において質量則を大きく超える遮音効果を示すことが報告され、軽量小型の遮音構造として注目を集めている。
我々は、貫通孔をあけた薄い振動膜を単位構造とする音響メタマテリアルを、新規低周波騒音制御デバイスとして提案した。空気を通す貫通孔を形成したにも関わらず、低周波域において孔の無い構造より遮音性能が向上し、質量則を超える遮音性能を示す。発表では遮音特性の制御方法と、遮音の物理的なメカニズムも説明する。

【講演プログラム】
1.メタマテリアルの定義、光学分野と音響分野での比較
2.膜型音響メタマテリアルによる低周波遮音構造
3.貫通孔のある膜型音響メタマテリアル (Hole-Membrane-type Acoustic Metamaterials, HMAMs) の低周波遮音性能とメカニズム
4.近接場領域での音響の振る舞い
5.その他、企業におけるメタマテリアル研究開発の具体的事例

【質疑応答】

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以 上

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