2022年の夏、オンライン上で子どもたちが最も検索したGoogleのワードとYouTubeのコンテンツ

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[本リリースは、2022年9月12日にKasperskyが発表したプレスリリースに基づき作成したものです]

 –【概要】—
Kasperskyの調査チームは、2022年の夏にインターネットで子どもたちの興味を引いたものは何かを探るために、GoogleとYouTubeの検索クエリーを分析しました。
(英語)https://www.kaspersky.com/blog/kids-report-2022/
Big Floppa (ビッグフロッパ)は最も人気のあるインターネットミームで、「ストレンジャー・シングス」の第4シーズンは、最も子どもたちが検索したドラマでした。子どもたちの興味やトレンドは目まぐるしく変わります。保護者向けのペアレンタルコントロールのアプリを使用すれば、子どもの間で流行しているトレンドやトピックを保護者が理解することや、子どもたちがインターネットを安全に利用することに役立ちます。
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調査チームは、子どものインターネット利用を保護者が管理できるソフトウェア「カスペルスキー セーフキッズ」のグローバル全体のユーザーから提供され、匿名化された当社の統計データを分析しました。
https://support.kaspersky.com/KSK/Win1.5/ja-JP/94698.htm
対象期間は2022年6月1日から2022年8月22日で、Googleは上位500、YouTubeは上位1000の検索クエリーを対象とし、カテゴリ別に整理しました。

 Google:子どもが最も検索したワードカテゴリ
分析対象期間にGoogleで検索されたワードカテゴリの上位は、YouTube関連(33.26%)、インターネットサービス(17.67%)、ゲーム(10.12%)、オンライン翻訳 (7.61%)、オンラインショッピング(7.08%)、漫画/映画/テレビ番組(5.36%)です。四番目に多かった「そのほか」のカテゴリ(7.94%)では、ほとんどの検索が動物とインターネットミームに関連していました。例えば、最も検索されたミームはビッグフロッパ(Big Floppa)です。
https://en.wikipedia.org/wiki/Big_Floppa
全ミームに関する検索クエリーの20%がビッグフロッパに関していました。
 

​図1:Googleで子どもが検索したオンラインのワードカテゴリ(調査期間:2022年6月1日~8月22日、グローバルの「カスペルスキー セーフキッズ」ユーザーから提供された匿名データを分析)

最も多かったのはYouTubeの33.26%で、サービス自体またはYouTubeブロガーに関するものでした。インターネットサービスに関する検索は2番目で17.67%でした。その中で、Google サービス (Gmail、Googleドライブ、Googleドキュメント) に関連する検索が 25.87% を占め、WhatsApp (11.27%) と Instagram (8.55%) が続きました。興味深いことに、DeviantArt(6%)がTikTok(5%)をわずかに上回りました。
https://www.deviantart.com/
DeviantArtは、アーティストやアート愛好家のための最大のオンラインコミュニティで、アートの創作や共有を通じて人とつながることができます。

3番目に多かったのは10.12%でゲーム関連でした。そのうち、ゲーミングプラットフォームのRobloxが33.32%を占め、子どもたちの間で非常に人気があるマインクラフト(8.88%)を大きく引き離しました。また、これから発売される任天堂の新作2タイトル 「ポケットモンスター スカーレット、バイオレット」の検索が5.05%で4番目となりました。
https://scarletviolet.pokemon.com/en-us/

YouTube:子どもが最も検索したコンテンツ
YouTube全体で最も多かったのはゲーム関連で、26.52%を占めました。その中で最も検索されたのはゲームブロガー(34.98%)、マインクラフト専門のブロガー(27.25%)、マインクラフト関連(6.99%)となりました。

 

図2:YouTubeで子どもが検索したコンテンツのカテゴリ(調査期間:2022年6月1日~8月22日、グローバルの「カスペルスキー セーフキッズ」ユーザーから提供された匿名データを分析)

チャレンジ系やライフスタイル系といった、さまざまなタイプのコンテンツを投稿するブロガーは、2番目に多い20.82%でした。最も人気があったのは、音楽関連のコンテンツを投稿するSpencer X氏でした。
https://www.youtube.com/channel/UCPMJpsTLBFqt4S6topLGv2w
同氏のYouTubeの登録者数は266万人で、TikTokの登録者数は、5510万人に上ります。
https://www.tiktok.com/@spencerx?lang=en

4番目は16.02%の漫画/映画/テレビ番組でしたが、テレビ番組の中で大きな関心が寄せられたのは、Netflixの子どもたちが体験する恐怖を描くSFホラードラマ「ストレンジャー・シングス」の第4シーズンです。子どもたちは同シリーズに関連する動画だけでなく、主要な役どころを演じた俳優やキャラクターも検索しています。今回、最も検索された女優は、出演者のミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)とセイディー・シンク(Sadie Sink)でした。ストレンジャー・シングスの人気は、音楽の分野にも飛び火しています(音楽の検索は16.24%)。子どもたちに最もよく検索された動画は、「Chrissy, Wake Up」(第4シーズンのクリップと写真から作られた動画)と、メインキャラクターの一人が好んで聴いていたケイト・ブッシュ(Kate Bush)の1985年の楽曲「Running Up That Hill」でした。

KasperskyのWebコンテンツ解析 エキスパート、アンナ・ラーキナ(Anna Larkina)は次のように述べています。「子どもたちの興味やトレンドは、目まぐるしく変わります。文字通り、四半期ごとに新しいミームや映画、ヒーローが登場しています。トレンドの変化に全部ついていこうとするのは、子どもでないかぎり難しいでしょう。そこで、保護者向けのペアレンタルコントロールのアプリを使用すれば、子どもの間で流行しているトレンドやトピック、何に興味をもっているのかを保護者が理解するのに役立ちます」

■ 子どもたちのオンラインでの関心事項に関するレポート全文は、Kaspersky Dailyブログ「Stranger summer things」(英語)でご覧いただけます。
https://www.kaspersky.com/blog/kids-report-2022/

オンライン上に潜む危険から子どもを守るためのヒントを、幾つかご紹介します。
・子どもがオンラインで何をしているかに、保護者が関心を持っていることをきちんと示すようにしましょう。好きなドラマや音楽を一緒に視聴してもよいか聞いたり、オンラインでトラブルに巻き込まれないための対策を一緒に学ぶのも一つの手です。
・お勧めしたいのが、カスペルスキー セーフキッズ※2のようなペアレンタルコントロールのアプリです。
https://support.kaspersky.com/KSK/Win1.5/ja-JP/94698.htm
アプリがどのような機能を持っているのか、インターネットを安全に利用するために必要なのかを説明するために、このトピックについて子どもと話し合うことも重要です。
・大切な情報はメッセンジャーを介してのみ共有すること、共有するのは実生活で知っている人に限定することを説明しましょう。ご自身がロールモデルとなって、良いお手本を示してあげてください。
・オンラインでの安全対策について子どもと話し合う時間を設けましょう。自分自身の習慣にも注意してみてください。食事や会話の最中に、スマートフォンをいじっていませんか?大人の習慣や行動パターンを、子どもがまねしていませんか?

※1 ビッグフロッパと呼ばれる、ある個人が飼っているネコ科の動物カラカルに関連するミーム。
※2 カスペルスキー セーフキッズは、マイカスペルスキーへの登録後にダウンロードしていただくことができます。マイカスペルスキーのリンクはこちらです。
https://my.kaspersky.com/?wctx=#/auth/layout/main

■ Kaspersky について
Kasperskyは、1997年に設立されたグローバルで事業を展開するサイバーセキュリティ企業です。Kasperskyが有する深く高度な脅威インテリジェンスとセキュリティの専門性は、常に当社の革新的なセキュリティソリューションやサービスに反映され、世界中の企業、政府機関、重要インフラから個人のお客様までを保護しています。高度に進化するデジタル脅威に対抗するため、先進のエンドポイント保護製品をはじめ、多くのソリューションとサービスを包括するセキュリティポートフォリオを提供しています。当社のテクノロジーは、4億人以上のユーザーを保護し、24万の企業や組織の重要な資産を守る力になっています。詳しくはwww.kaspersky.co.jp をご覧ください。
 

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