テンセントクラウド、最も優れた動画エンコード技術を有するクラウドサービスプロバイダーに。国際オーソリティ機関Streaming Learning Centerが選出

この記事は約6分で読めます。
テンセントクラウドのメディア処理サービス、H.264およびHEVCに基づいたトピック別のセレクティブコーディングで最高の品質とコストパフォーマンスを有すると評価。

世界的なテクノロジー企業テンセント(騰訊)のクラウド事業であるテンセントクラウドは9月20日、同社のメディア処理サービス(MPS)が国際的に権威あるメディアストリーミング技術プラットフォームStreaming Learning Centerの発表した2つのレポートで、最も優れたパフォーマンスを発揮した動画エンコード技術として選出されたことを発表しました。テンセントクラウドが重要なエンコード技術において競合サービスから突出し最前線に立っている点、高品質でスムーズな動画や帯域幅・ストレージのコストパフォーマンスで顧客企業をご支援している点で評価をいただいています。

動画エンコード:デジタル化時代に欠かせないツール

動画エンコードは動画ファイルのデータを圧縮するための基礎的なコア技術で、転送負荷や帯域幅と関わるストレージ容量を節約すると同時に、主観評価による動画の品質を維持します。4K・8K動画が登場し、急速に普及するとともにネットワーク帯域に負荷がかかるようになったことで、大多数のインターネット企業がエンコード技術を重点的に研究するようになってきました。

HEVCおよびH.264でのトピック別エンコード技術の質についてStreaming Learning Centerがまとめたレポートによると、テンセントクラウドは高負荷利用、モバイル通信、IPTV(ブロードバンド回線経由の動画配信サービス)で最適の選択肢だという評価をいただきました。HEVCおよびH.264は現在世界で最も幅広く使用されている動画コーデックで、上記の2つのレポートはいずれもさまざまな状況下におけるストレージやエンコードのコスト・ストリーミング帯域幅・動画全体の質や安定性・タイトルごとのコーディングの勾配(gradient)の完全性や一致性などの重要指標を用い、総合的に評価をしています。

いずれのレポートの結果も、テンセントクラウドMPSの卓越した性能を反映したものとなりました。レポートでは、クラウドサービスのプロバイダーを選定する際に複数の要素を考慮したものの、純粋にコストや品質から評価した場合、テンセントクラウドが確実に抜きん出ていたとしています。テンセントクラウドは全体的な性能と品質に関し、H.264のトピック別レポートの3つのシナリオとHEVCのトピック別レポートの2つのシナリオですべて「優秀」とランク付けされた唯一のクラウドサービスプロバイダーとなりました。コストパフォーマンスについても、Streaming Learning Centerは2つのレポートの中でテンセントクラウドを最良の選択肢だと評価しています。これらのレポートはいずれもトピック別のエンコード技術を調べたもので、エンコードのクラウドプロバイダーを企業が選ぶ際の参考になるように作成され、現在はStreaming Learning Centerで販売されています。

テンセントクラウド・インターナショナルのシニアバイスプレジデントであるポシュー・イェン(Poshu Yeung)氏は以下のように述べています。「テンセントクラウドは企業や組織向けに最高品質・最高性能のサービスをご提供しております。Streaming Learning Centerの調査結果では、テンセントクラウドがメディアソリューションにおいて努力と貢献を重ね、クラウドサービスプロバイダーとして自らに厳しい要求を課してきたことを証明しています。現在、テンセントクラウドのメディア処理サービスはさまざまな業界で数多くのグローバル企業に導入されており、今後も顧客企業がデジタル化に取り組む中で、より多くのご支援をしていく所存です」

テンセントクラウドのMPSはクラウド上での音声・動画保存をベースに、高性能のメディア処理を行うクラウドサービスの1つで、OTT(インターネット経由のコンテンツ配信サービス)や、パソコン・メディアストリーミング端末で再生する音声動画に用いることができます。多様な性能を備え、データコンプライアンスおよびデータセキュリティに求められるグローバルな条件も満たしています。MPSの応用シナリオは動画サイトや配信プラットフォームの構築、放送業界、オンライン教育、OTTが視聴できるスマートテレビなど非常に幅広いものとなっています。

 テンセントクラウドMPSにおけるパブリッククラウドの業務フロー テンセントクラウドMPSにおけるパブリッククラウドの業務フロー

テンセントクラウドMPSは、インターネットデータセンター(IDC)の独自構築やメディア資産の秘密保持など従来型OTT分野における非公開化シナリオに対応するため、SaaSを通じたソフトウェアのデプロイや高性能コーデックのSDKによる導入方式を提供しています。これによって効果的に画質を高め、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)のトラフィックコストを抑えることができます。また、フレームレート倍増・ノイズ除去・色彩強調・顔強調・フォント強調・標準画質(SDR)から高精細画質(HDR)への変換など、画質を高める多くの機能もサポートしています。

現在、ゲーム実況プラットフォームで東南アジアの「GOX」や中国の「Nimo TV」、日本でもMildomなど世界各地の多くの企業が、MPSの提供する優れた性能を活用しています。

H.264規格サービスのコストや品質を数値で表し、各プロバイダーを比較した表(最高値を黄色、最低値を緑色でマーク)。テンセントクラウドのMPSは、ストレージコスト・ストリーミングコスト・VMAF(Netflixが提供する動画品質評価)で他社よりも優れているH.264規格サービスのコストや品質を数値で表し、各プロバイダーを比較した表(最高値を黄色、最低値を緑色でマーク)。テンセントクラウドのMPSは、ストレージコスト・ストリーミングコスト・VMAF(Netflixが提供する動画品質評価)で他社よりも優れている

テンセントクラウドのMPSは94.34点で1位に。最も複雑な画面でも最高のエンコード品質を維持しており、HEVC規格の低フレームレートVMAFでも最高得点を獲得しましたテンセントクラウドのMPSは94.34点で1位に。最も複雑な画面でも最高のエンコード品質を維持しており、HEVC規格の低フレームレートVMAFでも最高得点を獲得しました

 

テンセント・クラウド(Tencent Cloud)について

 

世界で急成長しているクラウド企業の1社であるテンセントクラウドは、現実世界の問題を解決する革新的なソリューションを生み出し、スマート産業のデジタル化への移行に注力しています。充実したグローバルインフラを通じ、クラウドコンピューティング、ビッグデータ分析、AI、IoT、ネットワークセキュリティ等を駆使し、業界をリードするクラウド製品とサービスを安定的かつ安全に世界中の企業に提供しています。教育、金融、ヘルスケア、ゲーム、メディア・エンターテインメント、不動産、小売、旅行、交通の分野を含むあらゆる業界のニーズに応えることを目指しています。

■ 会社概要
<テンセントジャパン>
会社名:テンセントジャパン合同会社
代表者:Juno Shin
所在地:〒105-6329 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー 29階
設立:2011年11月
事業内容:ゲーム、クラウドサービス、ウィーチャット関連
URL:http://tencentjapan.com/

■ 本件に関するお問い合わせ
<テンセントジャパン>
担当:櫻井·張
TEL:03-5860-9892
Mail:tencentcloudjp@tencent.com

タイトルとURLをコピーしました