Liquitous、神奈川県鎌倉市にて「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の構築・運用をLiqlidで実施

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このたび、株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本 拓幸)は、神奈川県鎌倉市(市長:松尾 崇)から、「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の構築・運用保守業務を受託いたしました。
今後、弊社が開発するオンラインの参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を用いて、市民の皆さんと行政をつなぐ、政策形成のための対話の場を鎌倉市とともにひらいて参ります。

  • 概要

株式会社Liquitous(本社:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:栗本 拓幸)は、神奈川県鎌倉市(市長:松尾 崇)から、鎌倉市スマートシティの取り組みとして、政策形成のDXを進め、より幅広い市民の皆さんの声を政策に生かすとともに、多くの市民の皆さんとの対話による共創を実現することを目的とした、「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム構築及び運用保守等業務」を受託いたしました。

本業務は「共生社会の共創を実現する基盤として、従来から行ってきたオンライン・オフラインの市民対話とともに、より幅広い市民の意見を集め政策に生かす、『市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム』を構築し、その運用を開始する」ことを目的とします。

弊社は、弊社が開発するオンラインの参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を基盤に、オンライン上の仕組みを構築・運用する他、操作説明会や対面ワークショップ等も併せて実施することで、鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の運用をソフト面も含めて一気通貫で行って参ります。
 

  • 鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の位置付け

鎌倉市は、2020年度にスマートシティ構想の検討に着手し、2020年度〜2021年度にかけて市民対話や、2021年度にかけてパブリックコメントを実施しながら、2022年3月に「鎌倉市スマートシティ構想」を策定しました。

同構想において、鎌倉市は「鎌倉のまち並みや、歴史・文化を大切にしながら、AIやIoT、ビッグデータなど、 人にやさしいテクノロジーを活用することによる市民参加型のスマートシティ」を目指すとされ、基本理念として「① 市民起点」「② 共生の精神」「③ 鎌倉らしさの継承」が打ち出されています。

鎌倉市は、誰もが生涯にわたって自分らしく安心して暮らすことができる共生社会の実現を目指して、市民を始め、様々なステークホルダーと共創していく取り組みを進めており、その共創を実現する基盤の一つとして「多くの市民が参加できる合意形成プラットフォーム」構築を鎌倉市スマートシティ構想に位置づけています。2022年度には、まず地域や市役所において政策形成のDXを試行する取り組みを行い、全市的な施策・事業においても、より幅広い市民の皆さんからアイデア・意見を集め、政策に生かすことができる「市民参加型の合意形成プラットフォーム」の構築を目指すとしています。

参考)
・鎌倉市スマートシティ構想: https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/smartcity/documents/smartcitykosohpyou.pdf
・令和4年度鎌倉市スマートシティ事業計画: https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/smartcity/documents/03_plan.pdf
 

  • 鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の構築に向け実施する業務

弊社は、鎌倉市からの「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム構築及び運用保守等業務」の受託により、主に次の業務を実施いたします。

  1. 構築業務:鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」をインターネット上に構築
  2. 運用保守業務:ファシリテーションを含めた、インターネット上の鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の運用保守
  3. 操作説明会実施業務:鎌倉市職員や、鎌倉市民の皆さんを対象とした操作説明会の実施
  4. ワークショップ企画・運営業務:インターネット上の鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」と連動したワークショップの企画・運営 など

鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の構築・運用で、市民対話の時間の範囲に留まらない、対話の深化を図ると同時に、物理的・時間的制約から、市民対話への参画が難しい方々の参加も引き出すことで、幅広い立場や属性の皆様との対話を実現し、より多様な視点が包摂された政策形成プロセスの具現化に努めます。

鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」が、市民の皆さんと行政をつなぎ、政策形成のための新しい対話の場となり、深みのあるコミュニティ形成につながるよう、しっかりと役割を果たすために、鎌倉市と弊社は密に対話・協議を行い、常により良い取り組みを目指して参ります。
 

  • 弊社の参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」(リクリッド)について

参加型の合意形成プラットフォーム「Liqlid」は、Liquitousが独⾃に開発した、『じっくり話して、しっかり決める』がコンセプトの、対話・熟議に基づく参加型合意形成プラットフォームです。Liqlidは、ブラウザ上で動作し、ダウンロード・インストール等不要で、市民の皆さんと行政をつなぎ、テーマ別の自由なアイデア投稿や、プロジェクトたたき台の共同ブラッシュアップなど、市民発のアイデア出しからプロジェクトの共創、意向調査までを一気通貫で行うことができます。
 

  • 鎌倉市共生共創部政策創造課(スマートシティ担当)松村職員 からのコメント

鎌倉市では、様々なステークホルダーと共創し、誰もが生涯にわたって自分らしく暮らすことができる共生社会の実現に向けた取組を進めています。特に、市民と行政が政策を一緒につくる「共創」の仕組みはとても重要で、これを構築してより幅広い市民の意見を政策に生かすことで、これまでよりも身近に、多くの市民が政策づくりに参画できる流れをつくっていきたいと考えています。

株式会社Liquitousの「Liqlid」は、初めての方でもとても操作がしやすく、何より「じっくり話して、しっかり決める」という対話重視のコンセプトが、本市の大切にしている「共創」の理念とマッチしているので、とても気に入ってます。今後、トライアルを何度かくり返し、一人でも多くの市民が本市の政策形成過程に参画したいと思えるような、より透明性の高い公平なプラットフォームを同社とともに創りあげていきたいと思っています。
 

  • 株式会社Liquitous 代表取締役 栗本 拓幸 からのコメント

この度は、鎌倉市と「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」の構築に向けて、取り組みをご一緒させていただける大役を仰せつかり、大変光栄です。​個人的なエピソードで恐縮ですが、七五三の鶴岡八幡宮へのお参りや、中学生・高校生の頃の由比ヶ浜や稲村ヶ崎でのビーチクリーンなど、私自身の鎌倉との縁は深く、嬉しく存じます。

市民の皆さんと行政をつなぎ、デジタル技術により、包摂性、透明性、公平性を確保し、政策形成のための新しい対話の場としての、鎌倉市「市民参加型オンライン合意形成プラットフォーム」構築を果たせるよう、精一杯努力して参ります。弊社、そして私自身が、市民の皆さんをはじめとする鎌倉市に関わりを持つ皆さんとも積極的に対話して参りたいと考えております。ご指導、ご支援をいただけますよう何卒よろしくお願いいたします。
 

  • 株式会社Liquitousについて

Liquitousは「一人ひとりの影響力を発揮できる社会」を目指し、テクノロジーで政策形成プロセスの包摂性・透明性・対応性をより向上させるため、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」の開発と、導入・運用・定着支援や効果分析を通した社会実装を一気通貫で行う「市民と行政の間のコミュニケーション・エージェント」です。
埼玉県横瀬町・高知県土佐町や、連携協定を締結している大阪府河内長野市・千葉県木更津市・高知県日高村など、全国の自治体の計画・構想策定や行政ニーズ把握などに、「Liqlid」を活用いただいています。
神奈川県のベンチャー企業の成長促進拠点「SHINみなとみらい」に採択されています。

〇 社名:株式会社Liquitous(代表取締役・CEO:栗本 拓幸)
〇 ホームページ: https://liquitous.com
〇 Twitter: https://twitter.com/liquitous
〇 Facebookページ:https://www.facebook.com/Liquitous/ 

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