夏のDigi田甲子園 受賞報告

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高知県日高村(所在地:高知県日高村、村長:戸梶眞幸、以下「日高村))は、内閣官房主催「夏のDigi田甲子園」の全国大会に「村まるごとデジタル化事業」の取り組みをもってエントリー。7月12日〜8月15日に実施された国民投票をへて、令和4年9月2日に実装部門(町・村の部)において、ベスト4を受賞いたしましたので、お知らせします。
受賞内容:日本で初めてスマホ普及率100%を目指す「村まるごとデジタル化事業」
得票結果:3位

■村まるごとデジタル化事業について

1.背景と課題

日高村は、高知市内から16km、車で約30分のところに位置する人口約5,000人の村です。少子高齢化による人口減少で、地域を担う人材の不足、地域サービスの質低下、コミュニティの崩壊などが懸念されています。これらの課題をデジタルの力で解決するため、日高村ではSociety5.0社会に適応できる村づくりに取り組む「村まるごとデジタル化事業」を掲げています。本事業の一環として、住民のスマートフォン普及率100%およびアクティブ率100%を目指しています。

2.本事業の概要

(1)スマートフォン普及事業

  • よろず相談所の設置

スマートフォンに関する各種手続きや新規購入支援のほか、端末設定、スマートフォンに不慣れな住民の困りごと支援、スマホ教室などを実施。日高村所管の保健センター内に設置され、住民の利便性を高めるとともに、役場内や中山間の条件不利地域などへの出張相談も行っています。

  • スマホ新規取得支援

新規購入やガラケーからの切り替えに発生する自己負担額を一定の上限を設定し、地域通貨での支援を行っています。また、月々の使用料に関しては、健康アプリを活用して健康活動を行うことで、地域通貨ポイントが付与されるなど地域の健康と経済を相互に支援。地域振興に資する取組を行っています。(令和4年6月から健康アプリ開発のため当該ポイント制度は停止中)

(2)生活の質向上事業

  • 日高村推奨アプリの設定支援

日高村において、「健康」「防災」「情報」「地域通貨」に焦点をあてて、アプリの設定支援やアプリの使い方支援に取り組みました。

3.成果

 当該事業を実施前のアンケート調査において普及率は、64.5%(令和2年5月時点)でしたが、事業開始(令和3年6月)から約1年後には、79.7%と住民に対して約8割の方にお持ちいただくことができました。また、こちらの普及率の算定分母においては、全住民になっているため、0−9歳までの子どもや障がい等級中度以上、介護認定4以上の住民を除いた場合の実質普及率においては、86.0%と8割以上の方々に持っていただいている状態になっています。

■高知県濱田知事への受賞報告

高知県日高村について
日高村は日本有数の水質を誇る仁淀川に沿い、県庁所在地から16kmと県の中央部に位置し、村内3箇所のJR駅や国道整備により県内では比較的利便性が高い村です。人口は、1954年(昭和29年)の7,926人をピークに減少が続き、2020年の国勢調査では4,812人まで落ち込んでいます。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)に準拠した推計によると、2060年には2015年(5,030人)比で総人口が約30%となる見込みですが、このような状況を逆に強みと捉え、日本で初めてのスマートフォン普及率100%を目指して「日高村まるごとデジタル化事業」を推進しています。

過去の情報発信内容
当該事業にかかる公開情報については下記をご覧ください。
https://prtimes.jp/topics/keywords/%E6%97%A5%E9%AB%98%E6%9D%91

■Digi田甲子園HP:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/koushien.html
 

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