深刻化する人手不足や環境への配慮を背景に、持続可能な物流の構築が企業の経営課題のひとつと位置付けられるようになっています。複数企業のシェアリングによって1台のトラックの能力を活用しようとする共同輸送は、持続可能な物流への具体策として注目が集まっています。
今回リリースされたTranOptの新機能は、運賃の相見積を行う「入札(リバースオークション)」機能が含まれます。この機能追加によって、共同輸送の機会創出はよりスピーディになります。
▼共同輸送マッチングサービスTranOptの概要
TranOptは、AI によって業界を跨いだ荷主企業同士をマッチングするサービスです。共同輸送の機会を創出することによって、物流業界全体の課題である、実車率や積載率の向上、CO2 排出量の削減に貢献します。長距離等のモーダルシフト、地域や業界、自社・グループ内でのマッチングなどさまざまなシーンでの活用が広がっています。
サービス概要: https://www.jpr.co.jp/service/joint/tranopt/
▼新機能について
今回リリースされる新機能は以下の通りです。新機能によって、よりスピーディなマッチングが実現します。
- 運賃の相見積を行う「入札(リバースオークション)」機能
- ニーズの高いルートの即時マッチングを行う機能
- サービスご入会前にマッチングをお試しいただける「マッチングの簡易シミュレーション」機能
<「入札(リバースオークション)」機能とは>
今回のバージョンアップのポイントは、入札(リバースオークション)機能です。共同輸送を希望する利用者は、TranOptに希望運賃を入力することで入札を行うことができます。他の利用者には、入札のリクエストがあることが通知され、TranOpt上で、運賃・条件を回答することができるようになります。
従来の合意形成のプロセスに加え、入札機能が追加されることで、よりスピーディなマッチング成立につながります。もちろん、基本(従来機能)を使いマッチングの相手を求めることも可能。利用者の選択の幅が広がります。
▼進化するTranOpt(これまでの発表内容)
TranOptは、JPRの経験とAI技術を活かした、特色ある共同輸送マッチングシステムです。TranOptは、昨年10月のサービスイン以降、さまざまなシーンでの活用が広がっています。
- 群馬大学と、協力効果が高い輸送ルートの組み合せを高速に列挙する共同輸送マッチング技術を開発(2021/10/21)https://www.jpr.co.jp/release/2021/release000729.html
- 共同輸送マッチングサービス「TranOpt(トランオプト)」をリリース(2021/10/21)https://www.jpr.co.jp/release/2021/release000730.html
- 化学品業界に特化した共同輸送の取り組みの促進を支援。JPR、共同輸送マッチングサービスTranOpt(トランオプト)をライセンス提供(2022/5/31)https://www.jpr.co.jp/release/2022/release000760.html
- デジタコのデータと共同輸送マッチングシステムを連携、物流データの活用により深刻化するドライバー不足問題の緩和をめざす(2022/6/20)https://www.jpr.co.jp/release/2022/release000762.html
▼ウェビナーについて
JPRは、TranOptのバージョンアップについて、導入検討企業向けの無償ウェビナーを開催いたします。
講演名:「リバースオークション(見積入札)と高ニーズルートのスピードマッチング ~マッチング成立向上のための新機能紹介~」
内容:①会社概要、 ②共同輸送マッチングサービス「TranOpt」の概要および新機能の説明、③質疑応答
日時:2022年9月8日(木)15時00分~16時00分
【申込はこちらから https://www.jpr.co.jp/release/2022/release000775.html】
申込期限:2022年9月7日(水)17時30分まで
形式:オンラインセミナー(Zoom)
対象者:メーカー・卸・流通小売業の物流ご担当の方、物流企業の方
定員:500名
参加費:無料
※当日までに講演名、内容が一部変更になる場合がございます。ご了承ください
※進行状況により、終了時間が変更となる可能性がございます。
※同業他社ならびに競合他社の方にはご参加をご遠慮いただいております。