デル・テクノロジーズ、ディープラーニング モデルで世界中の活動家によるグレートバリアリーフ保護を支援

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当資料は、2022年8月25日にオーストラリアで発表されたメディアアラートの抄訳版です。

2022825日、オーストラリア
デル・テクノロジーズは、豪州に拠点を置く環境保護団体のCitizens of The Great Barrier Reef(https://citizensgbr.org/ )(シチズンズ・オブ・グレートバリアリーフ)と共同で、新しいディープラーニング テクノロジー モデルを立ち上げたことを発表しました。このモデルによって、世界中の市民科学者(アマチュア科学者)は、Great Reef Census(GRC、グレートリーフ センサス)(https://citizensgbr.org/ )プロジェクトの次のフェーズで、グレートバリアリーフについて収集した調査画像を、より短時間で正確に分析できるようになります。

この新しいデル・テクノロジーズのディープラーニング モデルは、世界最大の自然の驚異の1つであるグレートバリアリーフについて、保護活動に役立つ質の高い情報を提供します。船舶に実装したデル・テクノロジーズのエッジ ソリューションが、モバイル ネットワークを通じてディープラーニング モデルにデータを直接アップロードすることで、リアルタイムの画像がシステムに取り込まれます。これまでボランティアの人手だけに頼っていた画像分析をスピードアップすることでGRCの能力が高まり、市民科学者は、例えば毎年の産卵期といった年間の重要な時期に最も必要な地域での迅速なリカバリー活動を支援できるようになります。

これまでのセンサス フェーズ(https://www.dell.com/en-au/blog/preserving-australia-s-great-natural-wonder/ )では7~8分を要していた写真1枚あたりのディープラーニング分析の所要時間も、現在は1分弱に短縮されました。最初のGRCでは、13,000枚の画像の分析に1,516時間を要しましたが、この新しいモデルでは、同じデータセットを200時間弱で分析できます。

この取り組みは、進歩を促すテクノロジーを開発し、お客様、パートナー、サプライヤー、コミュニティーと協力して気候変動への対策を実現することで持続可能性を前進させるという、デル・テクノロジーズのESG(環境、社会、ガバナンス)に対する意欲的な取り組み(https://www.dell.com/en-sg/dt/corporate/social-impact/esg-resources/reports.htm#tab0=0 )と合致するものです。GRCは、APJ(アジア太平洋および日本)地域全体を網羅し、Citizens of the Great Barrier Reef、デル・テクノロジーズ、豪クイーンズランド大学(UQ)およびジェームズクック大学(JCU)の研究者、Sahaj Software Solutions社、市民科学者たちからの経験とノウハウを結集した真のパートナーシップ プログラムです。すでにデル・テクノロジーズは、シンガポールのデータ サイエンス チームと連携して、選択したディープラーニング モデルの継続的な改良を進めるとともに、広範囲なコミュニティー テストを実施してベンチマーク基準を満たしていることを確認しました。

Citizens of the Great Barrier Reefの創設者であるアンディー リドリー(Andy Ridley)氏は、今後デル・テクノロジーズの反復可能で拡張性に優れたエッジ ソリューションとディープラーニング モデルを世界の他のサンゴ礁にまで広げていきたいと考えています。豪州以外の最初のテスト場所としては、インドネシアを予定しています。

デル・テクノロジーズのAPJおよびグローバル デジタル シティ担当プレジデント、アミット ミダ(Amit Midha)は、次のように述べています。「当社は志を同じくする組織と協業して、気候変動にプラスの社会的インパクトを与えたいと考えています。Citizens of the Great Barrier Reefの皆さまとともに、テクノロジーを活用した研究調査支援は、最初のGRCから今日まで、長い道のりを歩んできました。ディープラーニングは、高品質なデータへの迅速なアクセスに拡大し、すべての関係者の協力を成功に導くことでしょう。私たちは、このようなイノベーションによって、パートナーの皆さまの意欲的なサステナビリティー目標の達成を支援するとともに、APJと世界の両方で、同様な保護活動をサポートすることが可能になると考えています」。

主なポイント
・Citizens of the Great Barrier Reefとの継続的なコラボレーションが、デル・テクノロジーズの持続可能性を推進するとともに、APJ地域における目的の達成に向けた行動を実行に移すというデル・テクノロジーズンのコミットメントを支援
・デル・テクノロジーズの新しいディープラーニング モデルが多数の写真の分析に要する時間を短縮することで、豪グレートバリアリーフの保護活動を強化 ― ボランティアの市民科学者たちは、最初のGreat Reef Censusでは2カ月を要していた13,000枚の調査画像の分析を、新しいモデルによって1週間強で実行することが可能に
・今年のキャンペーンでは、グレートバリアリーフ マリンパークの全長2,300km、315のサンゴ礁から収集した42,000枚の調査画像を分析
・デル・テクノロジーズのHPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)GPU(画像処理装置)アクセラレーション システムが、このディープラーニング セマンティック セグメンテーション モデルのトレーニングを実行し、「Dell PowerScale」システムがデータを格納。このオンショア コンピュート プラットフォームは、AIトレーニング クラスターおよび複数のAI推論エンジンをサポートする「Dell PowerEdge」サーバーを搭載

デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

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