スタディプラス、シリーズDラウンドでの資金調達を実施

この記事は約6分で読めます。
スタディプラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣瀬高志、以下スタディプラス)は、シリーズDラウンドでの資金調達を実施したことをお知らせします。既存投資家であるRFIアドバイザーズ株式会社運営ファンド、株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)に、新たにフィデリティ・インターナショナルを加えた3社を引受先としています。

■資金調達の背景・理由
当社は2010年5月の創業以来、学習者および教育機関を対象に、”学習管理プラットフォーム”を軸にした事業を展開してきました。
ここ数年ではCOVID-19の影響もあり、教育業界におけるDX化が急速に進んだことで、当社の事業領域でも大きな変化が起きました。

学習管理アプリ「Studyplus」では学校休校中にユーザー数が急増し、累計会員数は現在700万人を越えました。教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」は、文部科学省による『GIGAスクール構想』や『EdTech導入補助金』の促進によって学校現場での端末導入・デジタル教材導入が進んだ影響もあり、学習塾・予備校のみならず学校にも普及してきており、現在1,000校を越える教育現場で活用されています。
また、オープンキャンパスをはじめとしたオフラインイベントが軒並み中止となった中で、学生向けのマーケティング活動もオンラインが主流となり、様々な教育機関・企業の皆様とお取組みをご一緒する機会も大きく増えました。
当社を取り巻くステークホルダーは増加しており、それに比例する形で、当社が教育業界において取り組むべき課題も多様化してきました。

その背景で実施した今回の資金調達は、当社が提供するソフトウェアプロダクトである「Studyplus」や「Studyplus for School」、出版社の皆様と共同で取り組んでいる電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の機能強化を目的としています。
調達した資金をプロダクトの新機能開発、それに付随する人材採用やマーケティング活動に充当することを予定しており、私教育・公教育の現場に存在する課題に対して当社が提供できるソリューションを着実に増やしていきます。

当社ミッションである「学ぶ喜びをすべての人へ」の達成に向けて、教育データの利活用等も視野に入れた個別最適化学習の実現に向けた取り組みを今後も続けていきます。

■資金調達の概要

<新規投資家>
フィデリティ・インターナショナル

<既存投資家(順不同)>
地域次世代産業推進投資事業有限責任組合(RFIアドバイザーズ株式会社運営ファンド)
株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)

■新規投資家からのコメント
フィデリティ・インターナショナル  ポートフォリオ・マネージャー ニコラス・プライス様
「当社は綿密な調査を基にした投資先企業の選別を強みとしています。デジタルトランスフォーメーションの進展によって生みだされる新しいビジネス機会は注目分野の一つです。大学受験生の2人に1人が利用するデジタル・プラットホームに裏打ちされたスタディプラスの学習データ管理と教育機関マーケティングのノウハウが、教育のデジタルトランスフォーメーションを加速させる可能性に着目しています。」

■既存投資家からのコメント(順不同)
RFIアドバイザーズ株式会社代表取締役 坂本 啓晃様
「スタディプラス株式会社様は、アプリを用いた効率的な学習管理手法を提供しているリーディングカンパニーです。文部科学省が提唱するGIGAスクール構想など、教育業界においてもDXの波が加速している中、益々その役割期待は高まっております。IT化を通じた情報量や発信力等の地域格差減少並びに大学受験活動及び教育業界全般の活性化を実現する事を期待しております。」

株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)代表取締役 藤井 孝昭様
「スタディプラス株式会社様とは、2019年の提携開始以来、弊社グループ全体として様々な教育サービス事業領域でのパートナーシップを深めてまいりました。特に通信教育サービスへの「Studyplus for School」の導入は、会員の学習状況の全体像を一元的にデータ把握することが可能となり、さらに進化した個別最適な指導を提供できることに大きな手応えを感じております。今後とも両社で共に教育業界の革新に貢献すべく、協力関係を発展させてまいります。」

■当社が提供するサービスのご紹介
◆学習管理アプリ「Studyplus」 概要
「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。
ユーザーの自己調整学習、学習モチベーションの維持・向上をサポートします。
会員数700万人、大学受験生の2人に1人が利用しています(2022年8月現在)。
https://www.studyplus.jp/

◆教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」 概要
スタディプラスが提供する「Studyplus for School」は、生徒と先生を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを先生が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォームです。紙の教科書や参考書からデジタルの映像教材や演習教材まで、あらゆる学習ログを一元化・可視化することで、先生の業務負荷を軽減しながら、生徒一人ひとりの学びの個別最適化をご支援します。文部科学省CBTシステム「MEXCBT」と接続する学習eポータル。現在、全国の学校や学習塾など約1000校以上に導入されています(2022年8月現在)。
https://for-school.studyplus.co.jp/

◆電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」 概要
「Studyplusブック」は、出版社と共同で電子教材を提供する電子参考書プラットフォームです。2019年9月から提供していた電子参考書のサブスクサービス「ポルト」を「Studyplus」と統合し、2022年1月より「Studyplusブック」として提供を開始しました。「ポルト」は、2022年3月末で新規課金を終了しました。「Studyplusブック読み放題」、「Studyplusブックコード」という2つのサービスを提供しています。
 

■スタディプラス株式会社 概要

  • 所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
  • 代表取締役:廣瀬高志
  • 事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
  • 設立:2010年5月20日

 

タイトルとURLをコピーしました