Industry Alphaは、東京都「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」における開発プロモーターであるキャンパスクリエイトの支援先スタートアップに選定

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工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha株式会社(本社:東京都板橋区、代表取締役:渡辺琢実)は、この度、東京都「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」において、スタートアップ企業等を支援する事業者(開発プロモーター)として採択された株式会社キャンパスクリエイト(本社:東京都調布市、代表取締役社長:高橋めぐみ)により、支援先スタートアップ企業として選定されたことをお知らせいたします 。この事業において、弊社の開発プロモーターである株式会社キャンパスクリエイト様の支援を受け、次世代通信技術を活用したAMRの遠隔管制システムの開発を行い、製造・物流業界におけるスマート化に貢献して参ります。

Tokyo NEXT 5G Boosters Projectについて

Industry Alphaは、東京都が実施する「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」のスタートアップ企業等を支援する事業者(開発プロモーター)として採択された株式会社キャンパスクリエイトの支援先スタートアップに選定されました。このプログラムは、東京都と協働して支援を行う開発プロモーターが、スタートアップ企業に対し多角的な支援を行うことで、5G技術をはじめとする次世代通信技術を活用した技術・サービス開発を進めるスタートアップ企業をサポートするものです。

サポートの内容として、3年間にわたり開発や事業化を進める資金、技術、ネットワーク等の支援を受けることができます。

弊社は、東京都が選定した開発プロモーターである株式会社キャンパスクリエイト様の支援を受けます。

株式会社キャンパスクリエイト様は、電気通信大学をはじめとする大学等研究機関の研究成果をビジネスに適応させ、産学連携を通じて技術移転を実現する、専門機関です。

これまで、弊社も同様に大学発ベンチャーとして、アカデミアの最先端技術を現場に導入してまいりました。

今後は、プロモーターと共に、5G技術をはじめとする次世代通信技術を活用した技術・サービスの開発を進め、さらなる工場・倉庫の省人化・省力化を実現いたします。

Industry Alphaについて

Industry Alphaは工場や倉庫のスマート化を実現するスタートアップです。最先端の技術とノウハウを駆使して、お客様のニーズに合わせた最適なスマート化・自動化の実現をサポートしています。

弊社ではAGV・AMR、群制御モジュール、数理最適化、画像認識などの幅広い技術とサービスを展開しています。その中でも主力製品であるKaghelo(無人搬送車)は磁気テープなどの敷設が不要なSLAM走行を特徴とし、最薄175mmの低床型設計で多種多様な搬送物に対応可能です。また、車輪や可搬重量についてのカスタマイズも可能で、現場に合わせて最も効果の出る形でご提供させていただきます。

現在、産業用製品メーカーの比較情報を提供するMetoreeにて7ヶ月連続で注目ランキング1位と評価をされており、特に東証プライム市場のお客様から多大なるお引き合いをいただいております。

【2023年版】無人搬送車(AGV) メーカー10社一覧・製品価格 | Metoree
無人搬送車(AGV)の製造メーカーを一覧にして紹介 (2023年版)。無人搬送車(AGV)関連企業の2023年09月注目ランキングは1位:Industry Alpha株式会社、2位:株式会社ダイフク、3位:株式会社セキュリティデザインとなっています。

Industry Alphaにおけるローカル5G×AMR

製造・物流業界では、ローカル5GとAMRを組み合わせたソリューションがスマート化の一環として急速に注目を集めています。

ローカル5Gとは「通信事業者ではない企業や自治体が、一部のエリアまたは建物・敷地内に専用の5Gネットワークを構築する方法」であり、電波干渉にとらわれることなく”低遅延、大容量かつ多数同時接続”の通信が可能です。

このような先進的な通信技術の活用により、アームロボットやAMR等のマテハン機器間で遅延なく連携が可能となり、前後工程の最適化を含む、生産ラインのスマート化が実現します。

弊社ではNTT東日本様と協力し、ローカル5G、AMR、群制御モジュール、そして検品AIを活用したフレキシブルな生産ラインの構築に取り組んでおります。これにより、生産プロセスがより柔軟かつ効率的になり、生産性向上が期待されます。

この取り組みにて活用しているAMR「Akatsuki」は、最先端のローカル5G対応機体であり、次世代通信技術を活用したスマート化に寄与いたします。

これらの先端技術の組み合わせにより、弊社は今後も製造業の未来を切り開いてまいります。

過去事例

ワイヤレスジャパン×WTP 2023とInterop Tokyo 2023にて、ローカル5Gと自律走行搬送ロボット(AMR)を融合した革新的な製造ラインの展示を行いました。

スマート化をリードするIndustry AlphaがAMRとローカル5Gを活用した製造ラインを展示
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000107270.html

今後の展望

Industry Alphaは、Tokyo NEXT 5G Boosters Projectを通じて、株式会社キャンパスクリエイト様と協力し、「AMRの遠隔管制システム」を開発いたします。

これまでのWiFi環境では、通信の不安定さや遅延、並びにセキュリティの観点から、遠隔制御システムの効果的な実用化は達成されていませんでした。これにより、適切な遠隔制御が実行できない場合、人が現場に存在する必要があり、真に効果的な省人化や効率化が困難とされていました。

しかし、今回開発される新しいシステムにより、これらの課題を解決いたします。

具体的には、遠隔地からでも強固なセキュリティを確保しながら、リアルタイムでの制御や管理が可能となります。さらに、通信の安定性も大幅に向上します。

以下は、具体的な3つのメリットです。

  1. 生産性の大幅な向上と人件費の削減:
    監督者が現地に常駐する必要がなくなり、人件費を大幅に削減することが可能となります。
    また、今後は5G技術を活用し、国境を越える遠隔管制システムの実現を目指します。

  2.  停止コストの大幅な削減:
    リアルタイムでの効果的な制御により、機械のエラー発生時も速やかに対応ができます。これにより、不具合によるダウンタイムが大幅に減少し、生産ラインの停止に伴う損失コストを削減できます。

  3. スマート工場・スマート倉庫の安全性とセキュリティの向上:
    5Gによる高度なセキュリティが実装され、セキュア生産を実現しながらスマート工場やスマート倉庫の運用がより安全になります。セキュリティの高い運用環境は、企業の生産体制を強化し、長期的な業績向上に寄与します。

Industry Alphaはスマート工場・倉庫の実現に向けて、株式会社キャンパスクリエイト様との緊密な協力の元、未来の製造業における新しいスタンダードを築き、革新的な技術開発とサービス提供に注力してまいります。

会社概要

■Industry Alpha株式会社 
所在地:東京都板橋区小豆沢2丁目30−2 1F
代表:渡辺 琢実
事業内容:スマート化関連技術の開発及びコンサルティング
設立日:2022年8月8日
会社HP:https://www.industryalpha.net/

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