GPT-4 を組み込んだテスト⼯数削減AI アプリの新機能について

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SBI⽣命とアミフィアブルは、テスト⼯数削減AI アプリ「MLET エムレット.II ツー」にGPT-4を組み込んだ新機能を共同で開発し、運⽤を開始いたしました。

SBI⽣命保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:⼩野 尚、以下「SBI⽣命」)とアミフィアブル株式会社(本社:東京都⽬⿊区、代表取締役 河村 隆⼀、以下「アミフィアブル」)は、アミフィアブルが開発したテスト⼯数削減AI アプリ「MLET エムレット.II ツー」にGPT-4※を組み込んだ新機能を共同で開発し、運⽤を開始したことをお知らせします。

※GPT-4:⽶OpenAI 社が提供する、⼤規模⾔語モデル(Large Language Models、以下、「LLM」)

⑴  背景と概要

両社は、2022 年3 ⽉より戦略的パートナーシップとして、MLET.II の様々な機能拡張について共同開発をしてまいりました。そしてこの度、今後増えると考えられるLLM に基づく独⾃の質疑応答システムの回答精度の検証ツールとして、GPT-4 を搭載したMLET.II の新機能を共同開発し、運⽤を開始しました。

⑵ GPT-4を搭載した新機能について

新機能では、GPT-4で複数バリエーション(任意の数)の類似の質問⽂を⾃動で⽣成します。これまで⼈⼿では作成が困難であった、ユーザー毎の多種多様な⾔い回しを考慮した質問⽂をGPT-4が⼤量に⽣成し、より⾃然な⾔語での質問⽂を⾃動で⽣成することを可能にしました。これにより、テストバリエーションの品質向上、および質問⽂の⽣成にかかる時間の短縮に寄与します。さらに、従来のMLET.Ⅱは検証対象の質疑応答システムより⽣成された回答⽂と正解⽂との⽐較を⽂字の完全⼀致・不⼀致で⾏っていましたが、今回の新機能では、回答⽂と正解⽂の類似度をスコア化(数値化)して評価できるようにしました。これにより、⾃社のデータセットで調整(ファインチューニング)したLLMの質問に対する回答精度を数値化することができ、あいまいだった調整の効果を数値で検証・分析できるようになりました。

⑶今後の展開

両社はこれまでの共同開発の実績を通じて、今後は⽣成系AI の利活⽤も含めたさらに先進的なサービスの提供、課題の解決などを実現してまいります。

【参考】SBI ⽣命の社内コールセンター向けセルフボット構築での導⼊事例

■ GPT-4 搭載のMLET.Ⅱの新しいバージョン

■ MLET.II (従来のバージョン)

■ 企業情報

企業名:SBI⽣命保険株式会社

所在地:東京都港区六本⽊1丁⽬6-1

代表者:代表取締役社⻑ ⼩野 尚

URL:https://www.sbilife.co.jp/

企業名:アミフィアブル株式会社

所在地:東京都⽬⿊区下⽬⿊1 丁⽬8-1

代表者:代表取締役 河村 隆⼀

URL:https://www.amifiable.co.jp/

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