OpenText、「opentext.ai」と「OpenText Aviator」を発表

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※本リリースは、OpenText Corporationが2023年8月3日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。 

Introducing opentext.ai and OpenText Aviator
The Next Generation of Information Management Innovations

 

OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:反町浩一郎、以下オープンテキスト)は本日、同社のAIのビジョンと方向性の指針となるopentext.aiを発表しました。このopentext.aiは、OpenText Information Managementソフトウェアを使用し、人工知能(AI)と大規模言語モデル(LLM)を活用することで、顧客企業における複雑な問題解決を進化させる新たな戦略的アプローチです。本日の発表内容は以下の通りです。https://www.opentext.com/products/opentext-ai

  • Opentext.ai:OpenTextのビジョンかつ戦略であると同時に、顧客企業が同社のAI機能を活用する次の一歩でもあります。opentext.aiの詳細はWebサイトをご覧ください。https://www.opentext.com/products/opentext-ai

  • OpenText Aviator™:OpenTextのInformation Management Cloud Editionsの一部として提供される、実用性と信頼性を備えた生成AI機能ファミリーで、コンテンツ、エクスペリエンス、ビジネスネットワーク、ITオペレーション、開発者オペレーション、サイバーセキュリティ分野に対応します。

  • OpenText Aviator™ Private Cloud:OpenTextのプライベートクラウド顧客向けに、プライベートのLLMデータ/LLMモデルをホスティングおよび管理するための最新のマネージドサービス製品です。OpenText Aviator™ Private Cloudは、現在のプライベートクラウドの拡張機能として提供されます。

  • Titanium Xの強化機能:Titanium Xは、OpenTextのCloud Editions 25までの機能ロードマップ/アーキテクチャです。Titanium Xは、より高度なインテグレーションに向けてアップデートを行っており、今後はCloud Editionsの各種AIツール(OpenText Vertica、OpenText IDOL、OpenText Magellan、Core Capture for Machine Learning、IOT Services、Risk Guard、およびその他の基本テクノロジーを含む)を活用していきます。

 

opentext.ai:顧客はAIへの転換が可能に

OpenTextのCEO兼CTOであるMark J. Barrenecheaは、次のように述べています。「AIは、インターネットと同様に、すべてに変化をもたらすことでしょう。テクノロジーの新時代であるコグニティブの時代が到来することは明白です。AIは今後、企業のあり方や働き方、人間の存在意義にも影響を及ぼすでしょう。Titanium X ロードマップの一部として、当社の最初のビジョンと方向性の指針となるopentext.ai、およびOpenText Aviator™という新機能を発表できることを嬉しく思います。」

Barrenecheaは、さらに次のように述べています。「当社はこれまでも、大規模なデータセットの長期的な構築でお客様をサポートしてきましたが、今後はプライベートクラウドとパブリッククラウドの両方を対象に、お客様の企業データのセキュアな活用に役立つ構成要素を提供していきます。当社は、信頼されるパートナーとして、お客様とともにAIジャーニーを始められることを嬉しく思います。」

OpenTextは長年にわたり、顧客企業があらゆるイベントの情報と複雑なデータを効果的に管理できるように支援し、AI主導の自動化に取り組んできました。2023年1月のMicro Focus社の買収により、OpenTextは、VerticaとIDOLによる最新のAI機能(地理空間分析と時系列分析、データベース内機械学習、非構造化データ分析、感情分析など)を組み込み、ミッションを拡大しています。さらに、OpenTextは世界を代表する複数のサイバーセキュリティを階層化する手法を採用しており、機械学習エンジンと連携することで、データとメタデータをコードレベル、コアアプリケーション内、クラウド内で保護します。

opentext.aiのビジョンは、適切なモデルの適切なジョブに特化したポリモデル・アプローチです。opentext.aiは、プライベートで保護されたデータ上のLLMを基盤としており、フルスタックまたはモジュール型のアプローチを通じ、実用的なAIを実現します。顧客企業は各種アプリケーション内でLLMベースの機能を活用したり、OpenText Cloud API サービスを活用し、実験に適したサンドボックスを作成することも可能です。

マルチクラウド環境における情報管理とデータ連携は、AIの基礎となっています。opentext.aiは、顧客企業がAIに転換するために必要となる、AI主導の予測分析機能、AIを活用した会話型検索、生成AIを組み合わせたアプローチです。こうした技術進化により、今後はかつてないカスタマーエンゲージメントを創出し、よりスマートな製品を開発し、社内業務を改善しつつ、意思決定をよりスマートに行うことが可能です。OpenTextは、以下のユースケースを計画しています。

  • カスタマーサービス/業務サポート:LLMベースの検索機能を活用した会話型アシスタントを通じ、レベル1のサポートを自動化します。あらゆる種類のデータ(例:契約、チケット、使用状況)を特定・検索することで、問題の解決を迅速化し、顧客企業とエージェント双方の満足度を向上できます。

  • マーケティング:プライベートデータを用いてパーソナライズされた自動生成コンテンツ、LLMベースの検索機能による関連コンテンツ/画像の検索、生成AIによるインサイトとコンテンツ生成機能の統合を通じ、大規模なコミュニケーションを実現します。

  • 研究開発:LLMを活用して予測的なインサイトを取得することで、ソフトウェアアプリケーションを迅速に開発できます。会話型検索を活用してDevOpsライフサイクル内の問題領域を掘り下げ、次に必要なテストケースを自動生成することで、品質を効果的に管理できます。

  • 営業支援:LLMベースの会話アシスタントを活用することで、最も関連性の高い製品トレーニングを特定し、生成AIを活用して次のカスタマーエンゲージメント用の資料作成を支援することで、新規の営業担当のオンボーディングを促進します。

  • サプライチェーン:従業員はリスクとコンプライアンスの要件を予測し、LLM検索でベンダーの契約を容易に特定し、生成AIを活用することで、ベンダー/パートナー間のデータ接続をより効率的に管理できます。

OpenText Aviator™:プライベートのセキュアなデータソースを活用する実用的な生成AI

AIの活用を通じて独自のイノベーションを加速させるOpenText Aviatorは、OpenTextの各ビジネスクラウドで提供されるLLM機能です。本日の発表はOpenTextのビジョンと方向性を示すもので、最初のOpenText Aviatorの機能は、10月にリリースされるCloud Editions 23.4より提供される予定です。今後、90日ごとに提供される製品リリースではAI機能の導入を予定しており、顧客企業にはOpenTextの設計仕様のご確認を推奨しています。

OpenText Aviatorの紹介:

  • OpenText Content Aviator:OpenText Core Content内で、会話検索のエクスペリエンスを採用することで、保存されたナレッジへの容易なアクセスを実現し、構造化・非構造化データを大規模に管理し、インテリジェントワークスペースを自動化します。https://www.opentext.com/products/core

  • OpenText Business Network Aviator: OpenText Business Network Cloud Foundation内で、ビジネスのコネクティビティに革命を起こし、取引データの異常を特定し、データマッピングを自動化することで、インテリジェントな意思決定の交換とサポートを実現します。https://www.opentext.com/products/cloud-foundation-b2b-integration

  • OpenText IT Operations Aviator:OpenText SMAX内で、ITオペレーションのバリューチェーン全体を自動化し、IT、人事、営業の各部門でレベル1のビジネスサポートを再定義し、生成AIを使用してインテリジェントな自動化を実現します。https://www.microfocus.com/en-us/products/service-management-automation-suite/overview

  • OpenText DevOps Aviator:OpenText ValueEdge内で、世界中の開発者の能力を向上させて、アプリケーションデリバリーのあらゆる側面を強化し、デジタルバリューストリームのKPIに対する実用的なインサイトを取得します。https://www.microfocus.com/en-us/valueedge

  • OpenText Cybersecurity Aviator:OpenText BrightCloud内で、APIのクラウドサービスを通じてコンテキスト化された脅威インテリジェンスを取得し、リアルタイムで脅威に対応します。https://www.brightcloud.com/threat-intelligence-services/

  • OpenText Experience Aviator:OpenText Exstream内で、高度なLLMと生成AIによるパーソナライズされたコンテンツ生成を通じ、カスタマーコミュニケーションを変革し、デジタル体験を進化させます。https://www.opentext.com/products/ccm-software

OpenText Private Cloud Aviator™:信頼できるパートナーとして、企業のAIジャーニーをサポート

OpenTextでは、OpenTextプライベートクラウドの顧客企業向けに、Aviatorの初期設定不要の各種機能や、顧客毎の独自のプライベートクラウド環境を通じ、プライベートLLMの設定を支援する新しいプロフェッショナルサービスを提供します。OpenTextは、顧客企業が運用するデータレイヤーを使用し、それらを適切なモデルと照合させ、そのデータを抽出する適切な方法を設計し、プロセス全体を運用できるように支援します。また、OpenText Private Cloud Aviatorを通じ、企業は自社のデータを保護しながら、AIとLLMを試すことができます。

opentext.aiに関する詳細は、下記のOpenTextブログ(英語)をご覧ください。

Welcome to opentext.ai
OpenText announces opentext.ai, a new vision that will help customers solve complex problems by using AI and Large Language Models.

※本リリースには、海外でのみ提供されている製品や機能、サービスが含まれています。詳しくは弊社までお問合せください。

 

OpenTextについて

OpenTextグループは、The Information Company™ をブランドスローガンに掲げ、情報を強化・保護し、多種多様な業界・業種のお客様に情報の優位性をもたらします。オープンテキストは、情報管理のリーダーとして、コンテンツ、ビジネスネットワーク、デジタルエクスペリエンス、セキュリティ、アプリケーションモダナイゼーション、運用管理、開発者向けAPIなど、包括的なポートフォリオを提供しています。OpenText(NASDAQ: OTEX、TSX: OTEX)の詳細についてはopentext.comをご覧ください。  

【オープンテキスト株式会社について】

オープンテキスト株式会社は、情報活用の変革を促す「企業情報DX」の推進に向けて、ビジネスに不可欠な情報やプロセスを自動化するビジネスコンテンツ&プロセス管理をはじめ、企業間取引の情報を可視化しコントロールするB2B/EDI連携・サプライチェーン統合やFAXソリューション、Web&デジタルメディア管理、データ保護やサイバーセキュリティ、フォレンジックツール、AIを用いた各種の分析・可視化ツールなど、多種多様な業界・業種のお客様へ最適なソリューションを提供しています。

オープンテキスト - OpenText
オープンテキストは、ビジネスの洞察力を高めるエンタープライズ情報管理(EIM)ソリューションのリーディングカンパニーです。コンテンツ管理をはじめ、プロセス自動化/ケース管理、クラウドEDI/FAXサービス、ビッグデータ分析/可視化、Webコンテンツ最適化/デジタル資産管理、エンドポイントセキュリティ/内部フォレンジック...

【マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社について】

マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社は、OpenTextグループの日本法人のうちの1社です。マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社に関する詳細は https://www.microfocus-enterprise.co.jp/ をご覧ください。

  

Certain statements in this press release may contain words considered forward-looking statements or information under applicable securities laws. These statements are based on OpenText’s current expectations, estimates, forecasts and projections about the operating environment, economies and markets in which the company operates. These statements are subject to important assumptions, risks and uncertainties that are difficult to predict, and the actual outcome may be materially different. OpenText’s assumptions, although considered reasonable by the company at the date of this press release, may prove to be inaccurate and consequently its actual results could differ materially from the expectations set out herein. For additional information with respect to risks and other factors which could occur, see OpenText’s Annual Report on Form 10-K, Quarterly Reports on Form 10-Q and other securities filings with the SEC and other securities regulators. Readers are cautioned not to place undue reliance upon any such forward-looking statements, which speak only as of the date made. Unless otherwise required by applicable securities laws, OpenText disclaims any intention or obligations to update or revise any forward-looking statements, whether as a result of new information, future events or otherwise. Further, readers should note that we may announce information using our website, press releases, securities law filings, public conference calls, webcasts and the social media channels identified on the Investors section of our website (https://investors.opentext.com). Such social media channels may include the Company’s or our CEO’s blog, Twitter account or LinkedIn account. The information posted through such channels may be material. Accordingly, readers should monitor such channels in addition to our other forms of communication.

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