京都市では、文学の更なる振興や「文化都市・京都」の発信等に寄与するため、令和元年度から「京都文学賞」を実施しており、令和4年度は、8月1日(月)から、第4回作品及び読者選考委員の募集を開始する予定です。
本文学賞では、京都ゆかりの6名の作家の方々に「アンバサダー(応援大使)」に御就任いただき、SNS等を通じた情報発信など、本文学賞のPRに御協力いただいています。
この度、新たに、京都出身の今村翔吾氏(第166回直木三十五賞受賞)に「アンバサダー(応援大使)」に御就任いただくことになりましたので、お知らせします。
- アンバサダー(応援大使)
今村翔吾さんのプロフィール
1984年京都府生まれ。滋賀県在住。ダンスインストラクター、作曲家、守山市埋蔵文化財調査員を経て作家デビュー。2018年、デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞受賞。同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞し、初めて直木三十五賞候補となる(同作品は『童の神』と改題し、角川春樹事務所から刊行)。20年『八本目の槍』(新潮社)で第41回吉川英治文学新人賞、第8回野村胡堂文学賞、『じんかん』(講談社)で第11回山田風太郎賞、21年『羽州ぼろ鳶組シリーズ』(祥伝社)で第6回吉川英治文庫賞、22年『塞王の楯』(集英社)で第166回直木三十五賞を受賞。22年3月『幸村を討て』(中央公論新社)、同年7月『蹴れ、彦五郎』(祥伝社)刊行。21年から大阪府箕面市にある書店「きのしたブックセンター」のオーナーも務める。22年京都府みやこの文化賞、大津市文化特別賞受賞。
コメント
歴史作家をしているとつくづく思います。京都とは玉虫色の魅力に溢れていると。その何処を切り取ったとしても、一編の小説になり得るでしょう。そうして生まれた文学が京都をまた彩る。京都文学賞にはそのような力があるのではないでしょうか。
- 参考:京都文学賞について
京都文学賞は、「一般」「中高生」「海外」の3部門で、プロ・アマを問わず、国内外から京都を題材とする未発表の「小説」を募集。一般部門の最優秀賞は賞金100万円のほか、出版化を目指します。また、作品の選考に参画いただく読者選考委員も併せて募集します。
第4回は、これまで1年で実施していた文学賞を、令和4年度及び5年度の2箇年かけて実施。また、最優秀賞及び優秀賞に加え、新たな賞を検討することで、一層賞の充実を図ります。
詳細は以下のホームページから御確認ください。
・京都文学賞ホームページ
https://kyotobungakusyo.com/
・第4回京都文学賞 作品及び読者選考委員の募集
https://kyotobungakusyo.com/about
【作品】
募集期間:令和4年8月1日(月)~令和5年5月12日(金)
※郵送の場合は、5月12日(金)消印有効。京都文学賞ホームページの応募フォームの場合は、5月12日(金)午後8時まで。
【読者選考委員】
募集期間:令和4年8月1日(月)~令和5年1月31日(火)
※郵送の場合は、1月31日(火)消印有効。京都文学賞ホームページの応募フォームの場合は、1月31日(火)午後8時まで。