※サザエさんは、「最も長く放映されているテレビアニメ番組」として2013年にギネス世界記録に認定、2019年に記録を更新
今回、漫画家長谷川町子さんによる4コマ漫画と、それを原作とするテレビアニメ「サザエさん」の主人公”フグ田サザエ”として広く国民に親しまれ、2022年に日本財団が推進する産官学民が連携した取り組み「海と日本プロジェクト」の特別推進パートナーに就任し、海の魅力や人と海のつながり、海の環境問題等について発信し、日本中の子どもたちを中心に、海について考える機会の創出に貢献している点が評価され、受賞の運びとなりました。キャラクターとして、”初”の受賞です。
今回の表彰では、社会の各分野で顕著な功績を挙げた30の団体等が受賞となっています。受賞者一覧はこちらよりご覧いただけます。
受賞者一覧:https://www.fesco.or.jp/doc/winner_59_list.pdf
■社会貢献支援財団について
1971年の設立以来、社会の各分野で顕著な功績を挙げられながら、社会的に報われる機会の少ない方を対象に、その貢献に感謝して労をねぎらうため、表彰を行っています。候補者の推薦は、個人・団体を問わず広く一般から公募し、選考は学識経験者で構成される選考委員会が行い、これまでの52年間の表彰件数の累計は、12,678組に上り、本受賞式では、2022年10月31日までに寄せられた133の推薦の中から選考された30組の表彰が行われました。
■海と日本プロジェクト×サザエさんの取り組みについて
海水温の上昇や海洋プラスチックごみ、水産資源の乱獲など、海の問題は世界的に深刻化しています。一方で日本国内に目を向ければ、海水浴場や海水浴客の数は減少傾向にあり、また10代・20代の若い層を中心に「海が好きではない」「海に行かなくなった」という方が増えるなど、「海離れ」が進んでいます。このまま海離れが進めば、海の問題解決に主体的に関わろうとする方もいなくなってしまいます。
そこで海と日本プロジェクトでは、豊かな海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくことを目指し、まずは多くの方に海を好きになっていただき、そして海の問題に対する興味・関心を喚起していきたいと、海洋体験イベントや海洋学習を全国各地で実施しています。
主人公をはじめとした登場キャラクターに海の生物・海産物の名前がつけられるなど、海と関わりの深い「サザエさん」とタッグを組むことで、幅広い世代に対して、普段我々が海から受けている恩恵や、海でどのような問題が起きているのかなどを考える機会をつくっています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。