資産運用検定協会に元金融庁 政策調整官の金子明彦氏が協会顧問に就任!

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資産運用検定を運営する一般社団法人 資産運用検定協会(東京都港区:市川雄一郎理事長)は、元金融庁 政策調整官の金子明彦氏が協会顧問に就任したことを発表しました。また昨年、発表した3級に続いて、2級を2023年6月8日にリリースしました。

■「資産運用検定」の概要
“日本の個人金融資産を9,000兆円にする”というビジョンのもとつくられた「資産運用検定」は、資産運用を実践している投資家などがつくった「自分の力で資産運用を判断できる」ようになる実践的な検定です。
世の中は資産運用の話題がたくさんあります。しかし、YouTubeなどのSNSや書籍で簡単に学ぶ環境はあっても、 今の日本には気軽に正しい資産運用の知識を体系的、網羅的に学べるものがない。
だから我々は世の中になかった資産運用の正しい知識が学べる資格を開発しました。

資産運用検定は仕事の評価や転職の役に立つことがゴールではありません。「自分の力で資産運用を判断できる」ようになることがゴールです。そのため、公式テキストを解説した対策講座やLINEでわからない箇所を質問できる個別質問サービスなども提供しています。合格後には知識を活用した実践講座も視聴できます。テキストの編集にあたっては協会の人間だけでなく外部のプロの投資家からも意見をもらい完成させました。ですので、プロの投資家からもオススメされている資格となります。また、3級・2級・1級と段階的にレベル分けされることで、初心者から上級者まで資産運用の実践的な知識を習得、学んでいただけます。
 
■ 就任にあたって、金子明彦氏のコメント

一般社団法人資産運用検定協会顧問 金子明彦氏

 資産運用により資産所得を増やすことができれば老後の安心にもつながりますが、残念ながら、今の日本では、資産運用に関して「気軽に」「安心・信頼して」「実践的な知識」を「網羅的・体系的」に学ぶことが難しいです。下手をすれば詐欺にあったり騙されることで資産を減らしてしまいかねません。しかし、資産運用検定は「気軽に」「安心・信頼して」「実践的な知識」を「網羅的・体系的」に学ぶことができます。

 実際、資産運用検定3級では6つのカテゴリで構成されており、「資産運用の入門知識」、「投資信託」、「不動産投資」、「株式投資・ETF」、「債券投資」、「経済・金融に関する一般知識」と幅広く資産運用に関する知識を学ぶことができます。

このように書くと投資初心者の方には一見難しそうに見えるかもしれませんが、証券口座の開設の仕方、NISA、iDeCo、積立投資の始め方など投資初心者の方でも安心して学びを始められることができる内容となっていますのでご安心ください。ですので、資産運用を学びたい方には資産運用検定3級の受検をオススメします。

 最後に資産運用検定は、日本人の金融リテラシーの底上げをし、政府・日銀が推進する金融経済教育にも大きく貢献できるものと考えています。

◆◆◆◆「資産運用検定」2級のポイント◆◆◆◆
3級は資産運用の基本的な考え方や老後対策など日本で生活する上で必要最低限の資産運用の判断ができるような資格です。一方で2級はインデックス投資以外の株式投資(個別株)や不動産投資、債券など主要な資産運用を自分で判断できるようになる資格です。株式投資においては企業分析をしますが、お仕事をされている方にとっては損益計算書やCVP分析など知っておいて損はない知識も学ぶことが出来る内容になっています。

リリースのポイントの説明動画はこちらです。

https://youtu.be/otEPjK3dpyo

◆◆◆◆「資産運用検定」2級 問題事例◆◆◆◆

□ 第13 問

次の資料は、株式会社XA(株価1,890 円)の決算短信の一部を抜粋したものです。この資料に関する【ア】から【ウ】の説明のうち、正しいものの組み合わせとして、最も適切なものを選んでください。

なお問題の都合上、■■■と伏せた部分があります。

【資料】

株式会社XAの決算短信

【ア】2023年3⽉期の売上⾼営業利益率は、約6.63%である。

【イ】2024年3⽉期の売上⾼は、2023年3⽉期よりも約7.80%増加することが予想されている。

【ウ】2024年3⽉期の業績予想に基づくPER(株価収益率)は、約29.69 倍である。

(1)【ア】と【イ】

(2)【ア】と【ウ】

(3)【イ】

(4)【イ】と【ウ】

□ 第38問

仕組債の一般的な特徴に関する説明として、最も適切でないものを選んでください。

(1)仕組債は、表⾯利率が⽐較的⾼く設定されるが、デリバティブ取引による追加のリスクを内包しており、複雑な仕組みによって運⽤される⾦融商品である。

(2)株価指数リンク債では、対象指数を原資産とするプット・オプションについて、投資家が買⽅、発⾏体が売⽅となるため、対象指数が下落した場合に、投資家の損失は無限定となる。

(3)⽇本で個⼈向けに販売されるデュアル・カレンシー債では、購⼊代⾦の払込みと利払いは円建てで⾏われ、償還は外貨建てで⾏われる。

(4)コーラブル債とは、早期償還条項付債券のことであり、発⾏体は最終償還⽇が到来する前に早期償還を⾏うことができる。

□ 第46 問

柴田さんは自身が所有する区分マンションを賃貸しており、その収支状況等は次の資料のとおりです。この資料に基づき計算される年間実質利回りとして、最も適切なものを選んでください。なお、問題文の中に記載されていない事項を考慮する必要はありません。また問題の都合上、■■■と伏せた部分があります。

【資料】

柴⽥さんが所有する投資⽤区分マンションの収⽀状況等

*収⼊および費⽤の⾦額は、すべて年額である。

*年間実質利回りは、⼩数第3位を四捨五⼊して求めること。

(1)約3.77%

(2)約3.94%

(3)約4.09%

(4)約4.59%

□ 正解

第13問

(1)

【ア】と【イ】は適切だが、【ウ】は適切でない。

【ウ】株価は1,890 円(問題⽂より)、2024 年3⽉期の予想EPS は74.00 円(決算短信より)であるため、

予想PER は「1,890円ÅÄ74.00 円=25.54 倍」である。

第38問

(2)

株価指数リンク債では、対象指数を原資産とするプット・オプションについて、発⾏体が買⽅、投資家が売⽅となる。したがって対象指数が下落した場合は、プット・オプションの売⽅である投資家の損失が(対象指数の下限の範囲内で)無限定となる。

第46 問

(2)

年間実質利回りは、「(年間賃料収⼊−年間必要経費)ÅÄ物件購⼊価格Å~100」で求めることができる。

なお設問では、「固定運営費(税⾦・保険料以外)」と「固定運営費(税⾦・保険料)」に分けて年間必要経費を記載している。

① 固定運営費(税⾦・保険料以外) 92,400 円+52,800 円+26,400円 = 171,600円

② 固定運営費(税⾦・保険料) 138,000円+2,900円 = 140,900円

③ 年間必要経費の総額(①+②) 171,600円+140,900円 = 312,500円

④ 年間実質利回り (1,416,000 円−312,500円)ÅÄ28,000,000 円Å~100

 = 約3.94%

【理事長のご紹介:市川雄一郎(いちかわゆういちろう)】

生活者目線の自由なトークが持ち味。

物腰やわらかで明快な講義は、全国に多数のファンがいる。

一般社団法人資産運用検定協会 代表理事。グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。

1969年生まれ。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で、教鞭を執るほか、金融機関の職員や顧客に対する講義や講演も行う。「日本経済新聞」「日経ヴェリタス」「朝日新聞」「東洋経済」「週刊ダイヤモンド」などへの原稿執筆・コメント提供のほか、ラジオ日経などのメディア出演も多数。主な著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え」(日本経済新聞出版)がある。

2022年12月14日 NHK出演 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221214/k10013922551000.html

資産運用検定協会について

<団体概要>
団体名:一般社団法人 資産運用検定協会(Association of Asset Management Certification)
理事長:市川雄一郎
設立:2021年10月27日
住所:〒108-0023 東京都港区芝浦3-9-1 芝浦ルネサイトタワー2F
事業内容:検定事業
検定事業:資産運用検定3級・資産運用検定2級・資産運用検定1級
※1級は2023年7月6日時点では準備中です。

公式サイト:https://amc.or.jp/
資産運用検定3級申込みサイト:https://grade3.amc.or.jp/

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