再生医療のイノバセル Fiducia、横浜キャピタルなどから総額7億円の資金調達を実施

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便失禁・尿失禁の治療を目的とした細胞治療により、人々の健康とQOL向上を目指すイノバセル株式会社は、Fiducia株式会社のFiducia GrowthTech 有限責任投資事業組合、横浜キャピタルのきぼうファンドなどから2022年4月に総額7億円の出資を受けたことをお知らせいたします。

 

便失禁・尿失禁の治療を目的とした細胞治療により、人々の健康とQOL向上を目指すイノバセル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:コーリン・ノビック(Colin Lee Novick)、シーガー・ジェイソン(Jason David Sieger))は、日本の先端のテクノロジーを有するグロース・ステージの日本企業に対し集中投資しているFiducia株式会社のFiducia GrowthTech 有限責任投資事業組合、成長分野の中小企業に積極的な投資を行っている横浜キャピタルのきぼうファンドなどから2022年4月に総額7億円の出資を受けました。

イノバセル株式会社 代表取締役 CEO ノビックコーリンのコメント

就任して初めての資金調達をお伝えできて嬉しく思います。当社は、便失禁・尿失禁に困っている患者さまに、新しい治療法をいち早く届けることを目指し、現在第Ⅲ相国際共同治験を開始したところです。
日本の会社として、まずは日欧で、患者さんに我々の細胞治療法をいち早くお届けし、続いて米国での承認を獲得し、グローバルに成長することを直近の目標に据えている当社にとって、「テクノロジー企業をグローバルな成功へ橋渡しする」という創設理念をもつFiducia株式会社、成長分野の中小企業を中心として支援している横浜キャピタルのきぼうファンドなどからの出資は、非常に意味のあるものです。
改めて、我々のミッションや戦略を深く理解し、賛同し、出資してくださった新規及び既存株主の皆さまにこの場を借りて感謝申し上げます。

イノバセル株式会社について
当社の前身会社はオーストリアのインスブルック医学大学からスピンアウトした再生医療ベンチャーであり、当社はこのオーストリア企業の親会社として2021年に日本で設立されました。
当社グループは再生医療の事業化を通じた人々の健康とQOLの向上を目指しており、現在は切迫性あるいは漏出性便失禁、および腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発・事業化に特化した事業を行っています。
開発が最も進んでいる当社の主力製品であるICEF15は、患者さまご自身の筋芽細胞を利用し、“局所投与”での筋肉再生を図ることにより、切迫性便失禁の根治を目指す製品です。既に欧州において後期第II相臨床試験を実施し、現在欧州医薬品庁(European Medicines Agency)によるScientific Advice(日本におけるPMDAの対面助言に相当)を受け、第Ⅲ相国際共同治験であるfidelia試験を開始するところです。
また、ICES13(腹圧性尿失禁を対象)についても、これまでに欧州において後期第II相試験を含む複数の臨床試験を完遂しています。

https://www.innovacell.co.jp

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