健康経営の1歩目をサポートする「ハピネスパートナーズ」に新機能が登場~企業の課題特定-施策提案-効果検証までを一括提供~

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疾病の発症前から健康状態を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を始動しているエムスリー株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役: 谷村 格、以下「エムスリー」)は、当社グループのエムスリーヘルスデザイン株式会社が提供し、全国の従業員の健康管理から結果分析までを一元管理できる健康管理クラウドサービス「ハピネスパートナーズ」に、新機能として、独自で開発した健康指標「EBHS Life(Evidence Based Health Score Life:エビスライフ) 企業レポート」の標準搭載を7月より開始します。また、労働安全衛生法で義務づけられている「ストレスチェック」は4月から、過重労働による健康障害を防止するための「疲労蓄積度チェック」も7月から本格的にオプション導入します。
今回の新機能の搭載によって、社員一人一人の健康状態を管理するクラウドシステムにとどまらず、企業の健康状態の課題特定・施策提案・効果検証までを一括で提供し、社員の心と体を守る真の健康経営をサポートしていきます。

1.一目で未病状態がわかる健康指標「EBHS Life」

EBHS Lifeは日本人の健康状態と平均余命の関係に注目した指標です。

平均余命のEBHS Lifeを100と設定し、健康状態がよい場合にはEBHS Lifeは大きく、余命も長く表示されます。一方で健康状態が悪い場合には、EBHS Lifeが小さく、余命も短くなります。個人の健診結果などのデータから、約5万人分の健診/生活習慣データや寿命予測に関する3,000件以上の論文レビューといった科学的エビデンスに基づき余命予測を算出しています。

企業向けレポートでは、企業全体の健康状態を可視化・分析します。企業内のEBHS Lifeの平均や事業所別、部署別、職位別など様々な組織単位での比較、生活習慣とEBHS Lifeとの関連を提示し、企業担当者に向けてアクションプランも提案します。

また、健康状態悪化による労働生産性損失額(プレゼンティーイズム)の表示や、ワークエンゲージメントの表示など、今後の経営に求められる指標を盛り込んでおり、健康状態と経営状況を紐づけ、経営を推進する健康施策の実現をサポートします。これらの指標は自社のスコアだけでなく他社平均との比較も行えるため、相対的な自社の立ち位置も把握可能です。

 順次実装予定の個人向けレポートには、EBHS Life、寿命の期待値、疾患リスク、健康のためのアクションプランのほか、全国平均、同年代別など様々なセグメントによるランキングも表示可能です。さらにスコア・予想余命を維持・伸長するためにするべきすぐに始められるアクションプランも提示し、社員の行動変容を促進します。

2.EBHS Life搭載により、「ハピネスパートナーズ」導入で課題の発見から解決までを一括提供可能に

健康経営に取り組む上では、健康診断結果のデータ化/管理や、企業の健康課題の抽出などが課題となっており、コンサルティング等、複数の外部サービスに頼ることが主流でした。今回新機能を搭載した「ハピネスパートナーズ」では、導入いただくのみでこれらを一括で実現できるほか、施策の効果検証まで可能にしました。

分析は、企業全体のみならず希望に合わせて事業所、部署、年代などセグメント毎に実施できるため、より精度の高い施策検討が可能になります。また、EBHS Lifeで企業の健康状態を1つの数値に単純化することで、誰が見てもわかりやすく健康経営の効果を確認できます。

ハピネスパートナーズは、健康データを管理するシステムとしての役割を担うだけでなく、社内全体の健康意識の向上、健康増進施策実施の後押しを行い、健康経営実現の一歩をサポートしていきます。

3.健康経営では欠かせない「ストレスチェック」と「疲労蓄積度チェック」も搭載開始

健康経営クラウドサービスとしての利用しやすさをより高めるべく、メンタルヘルス関連機能を強化しています。2015年から労働安全衛生法にて、50人以上の規模の事業所に義務化されており、従業員がメンタルヘルス不調になることを未然に防止するストレスチェックを4月から搭載。あわせて、過重労働による健康障害を防止するため、疲労蓄積度を判定するためのチェックリストを基にした「疲労蓄積度チェック」の搭載を7月から開始します(機能拡張は有料)。社員へのチェックの送付、結果の分析、産業医面談の設定はもちろん、改善プランなどもオプションでご用意しています。

 

新サービス詳細

■EBHS Life(エビス ライフ) 企業レポート

サービス始動日:7月~

監修:津川 友介

UCLA医学部・公衆衛生大学院(医療政策管理学)准教授(Associate Professor)

日本医療政策機構理事、医師

ハーバード大学PhD

公式ウェブサイト:https://m3comlp.m3.com/lp/ebhs-life/ebhs-life

■ストレスチェック

サービス始動日:4月~

■疲労蓄積度チェック

サービス始動日:7月~

ハピネスパートナーズとは

健診結果や勤怠データ、ストレスチェック、健診受診状況、面談記録、指導記録といった従業員の健康に関するデータを一元管理する従業員健康管理クラウドサービス。特殊業務歴に応じた健康診断の予約・管理、都道府県や病院によって異なる健康診断の評価基準も統一のフォーマットで管理するなど、それぞれの会社に応じたカスタマイズ性が高いのが特長です。さらに健康診断結果のみならず、日々の生活習慣、勤怠管理から算出される健康指標「EBHS Life」による分析により次の健康経営のための打ち手の提案や、労基署報告の作成や受診勧奨の工数削減等の健康管理にかかる業務工数を約 70% 削減します。

公式ウェブサイト:https://at.m3.com/ext/happiness-partners

ホワイト・ジャック・プロジェクト

「病気になってから治療を行うこと」にとどまらず、「そもそも病気になることをできるだけ予防する」ことで、エムスリーのミッションをより川上の段階から実現していくための取り組み。健診結果や生活習慣を元に生活者の余命と健康スコアを予測する健康指標「EBHS (Evidence Based Health Score)Life:エビスライフ」とハピネスパートナーズを主軸に展開しています。

エムスリー株式会社

エムスリーは2000年以降創業で唯一日経225銘柄にも選ばれており、国内32万人以上、世界約600万人の医師が利用するプラットフォームを活用し、日本、世界の医療の変革にチャレンジしています。「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」を事業の目的に掲げ、より良い医療の実現に向けて、私たちは努力し続けています。

エムスリーヘルスデザイン株式会社

1985年の創業以来、働く人のメンタルヘルスに着目し、この分野のパイオニアとして、”心”と”体”の健康全体をサポートしています。単に健康診断を実施するだけでなく、健康診断結果を生かした”健康づくり事業”を推進、安心・安全なクラウドシステムで健康情報を管理する「ハピネスパートナーズ」を中心に、誰もがいきいきと生きることのできる社会の実現を目指して企業の健康経営を「こころとからだ」の両面からサポートします。

一般企業様からのお問い合わせ先(問い合わせフォーム)

https://at.m3.com/ext/wjp-contact-form
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