組織は、従前からのグローバル化・IT化等、ビジネス環境の変化への対応に加え、コロナ禍による社会の変化も相まって、顧客価値創造、経営効率化への対応が急務となっています。そうした中、JIS Q 9005は日本のTQM経営スタイルをブラッシュアップし、いわば次世代TQMを実現することに役立ちます。これまでISO 9001によって顧客満足、継続的改善のための仕組みを構築・運営してきた組織にとっても、更なるステップアップが期待できます。
本書では、JIS Q 9001規格群の一つであるJIS Q 9005について、その活用推進のため、各要素の概念、意図、意義、ハウツーをわかりやすく解説します!
ご購入はこちらから↓
《書籍案内》
6月30日(金)発売
『JIS Q 9005:2023 解説と活用ガイド
経営・事業の持続的成功を実現する品質マネジメントシステム』
金子 雅明・飯塚 悦功・山田 秀 編著
丸山 昇・村川 賢司・平林 良人 著
価格(税込):4,180円 A5判・272頁
ISBN:9784542306905
【目次】
第1章 JIS Q 9005 の目的と主たる改正点
1.1 持続的成功を実現するための品質経営モデル
1.2 顧客及び社会への価値提供に焦点を当てた持続的成功
1.3 JIS Q 9005 の制定と改正
第2章 JIS Q 9005 活用ガイド
ニーズ1:JIS Q 9001 のQMS をベースに,組織能力の強化を図りたい。
ニーズ2:事業競争力向上の観点から,事業運営体制の大幅見直しをしたい。
ニーズ3:経営者の思いや戦略を可視化して,組織全員に徹底したい。
ニーズ4:価値創造を実現するための新製品・サービスをどんどん生み出したい。
ニーズ5:組織的な評価・改善・革新力を伸ばしたい。
ニーズ6:環境変化に迅速に対応できる体制作りをして,将来も事業の成功を継続させたい。
ニーズ7:持続的成功実現のための品質マネジメントの要諦を知りたい。
第3章 用語及び定義(箇条3)
3.1 品質(quality)
3.2 品質マネジメントシステム(quality management system)
3.3 顧客価値(customer value)
3.4 社会的価値(social value)
3.5 組織能力像(organizational profile)
3.6 特徴(features)
3.7 事業シナリオ(business scenario)
3.8 事業環境(business environment)
3.9 利害関係者(stakeholder)
3.10 パートナ(partner)
3.11 革新(innovation)
第4章 持続的成功のための品質マネジメントの基礎概念(箇条4)
4.1 持続的成功
4.2 顧客及び社会への価値提供における成功
4.3 変化への対応
4.4 持続的成功のための品質マネジメントシステムモデル
4.5 品質マネジメントの原則
附属書B(参考) 品質マネジメント原則の比較
第5章 品質マネジメントシステムの企画及び設計(箇条5)
5.1 一般
5.2 トップマネジメントのリーダーシップ
5.3 顧客価値及び社会的価値の明確化
5.4 もつべき能力及びい(活)かすことができる特徴の特定
5.5 事業シナリオの策定
5.6 品質マネジメントシステムの設計
附属書C 重要品質マネジメントシステム要素,並びにそれが具備する必要のある属性,性質及び状態の例
第6章 品質マネジメントシステムの構築(箇条6)
6.1 方針
6.2 組織体制の確立
6.3 経営資源
6.4 文書化及び記録管理
6.5 コミュニケーション
6.6 学習
第7章 経営資源の運用管理(箇条7)
7.1 一般
7.2 組織の人々
7.3 パートナ
7.4 知的資源
7.5 インフラストラクチャ
7.6 デジタルインフラ
7.7 労働環境及び業務環境
7.8 財務資源
第8章 製品・サービス実現(箇条8)
8.1 一般
8.2 マーケティング
8.3 研究開発
8.4 製品・サービスの企画
8.5 設計・開発
8.6 購買
8.7 製造及びサービス提供
8.8 製品・サービスの検査及び試験
8.9 製品・サービスの販売
8.10 製品・サービスの引渡し及び引渡し後の顧客サポート
第9章 監視,測定及び分析(箇条9)
9.1 一般
9.2 製品・サービス及びプロセスの監視,測定及び分析
9.3 顧客価値,社会的価値及び総合パフォーマンスの監視,測定及び分析
9.4 事業環境の変化の監視,測定及び分析
附属書D(参考) 監視,測定及び分析における評価指標,考慮事項及び活用方法
第10章 品質マネジメントシステムの改善(箇条10)
10.1 改善
10.2 内部監査
10.3 トップマネジメントによる有効性レビュー
第11章 品質マネジメントシステムの革新(箇条11)
11.1 革新
11.2 自己評価
11.3 トップマネジメントによる戦略的レビュー
附属書E(参考)自己評価
第12章 (参考資料)JIS Q 9001:2015 と対比したJIS Q 9005:2023 の主な特徴
(担当部門:出版情報ユニット 出版情報サービスチーム MAIL csd@jsa.or.jp)
●日本規格協会グループ(JSA)について
1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。
我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。