空飛ぶ捜索医療団”ARROWS” 災害医療の原点「平成最悪の水害」と呼ばれる西日本豪雨から5年

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2018年7月に発生した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)から5年を迎えます。
空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”を運営するピースウィンズは当時、広島県を始めとする西日本の各地で病院でのレスキュー活動、診療所運営、避難所運営支援、物資支援などを行いました。
当時の支援活動をきっかけとして、現在は災害医療支援船の運用といった総合的な支援活動へ向けた体制を構築しています。西日本豪雨から進化を続けている私たちの災害支援を取材ください。

【動画】ARROWS災害医療の原点「平成最悪の水害」西日本豪雨から5年

【当時おこなった主な支援内容】

●病院でのレスキュー活動 

豪雨により浸水してしまった岡山県倉敷市の「まび記念病院」にてヘリコプターなどを用いて、計19名の患者を岡山大学病院と岡山赤十字病院に搬送しました。

●医療面でのサポート

岡山県真備町の薗小学校に診療用のトレーラーを設置し、被災者の方々の診療を行いました。

●避難所運営サポート

倉敷市真備町の薗小学校避難所にスタッフを派遣し、運営をサポートしました。

●避難所への物資支援 

緊急災害対応アライアンス「SEMA」という、国内での自然災害の際に企業とNPOが連携する活動や、空飛ぶ捜索医療団独自の支援を通じて、広島県、岡山県、愛媛県にて支援物資を配布しました。

●ペットの一時預かり

ペット同伴禁止の避難所あるいは、昼間にペットを預ける必要があるオーナーのために、一時預かりをおこないました。

 

これまでの災害支援活動を通して、私たちは災害時に何もない場所にテントを設営し、診療をおこなう野外病院(フィールドホスピタル)事業をスタートしました。また、現場と病院を繋ぐ中間施設となる災害医療支援船など、あらゆる場面に対応した災害支援を、今後も続けてまいります。

今後も、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”は南海トラフなど大規模災害発生時での迅速かつ的確な救急救助等の対応力向上を目指しつつ、医療・レスキューなどあらゆる力を結集し、一人でも多くの命を救う活動を続けてまいります。
報道機関の皆様におかれましては、是非ご関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。

これまでの活動は、SNSでも随時お伝えしていますので、ぜひご覧ください。

Twitter:https://twitter.com/ARROWS36899898

Facebook:https://www.facebook.com/ARROWS2019

Instagram:https://www.instagram.com/arrows.red2019/

Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCYv5GRlgYVHCSAKis05I33A

団体概要

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
代表理事兼統括責任者:大西 健丞/設立年月:1996年2月

所在地:広島県神石高原町近田1161-2 2F 

東京事務所:東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F

主な活動:海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動

団体URL :https://peace-winds.org/


空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”について

団体URL:https://arrows.red/活動開始:2019年12月

プロジェクトリーダー:稲葉 基高(医師)


特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事兼統括責任者:大西健丞、本部:広島県神石高原町)が運営する、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの救助チームが被災地に赴きます。東日本大震災以降、ほぼ全ての国内大災害に出動し、多くの被災者の方々を支援してきました。

現場では自治体、病院、NPO、企業、さらに自衛隊・消防などとも連携を図り、発災直後の救助・救命活動から物資配布や避難所運営、中・長期的な復興のサポートまで必要な支援を最適な形で届けます。

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