ミニマルで豊かな“平屋ライフ”を提案。北海道の素材と技術にこだわった住宅ブランド「popke(ポッケ)」の平屋モデルハウスを月寒東にオープン

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「popke」は、北海道を拠点に活動する竹内建設の住宅ブランドで、北海道の気候やエネルギー問題、地震対策などに対応するため、地元の素材と技術を活かして快適で安心感のある住まいを提供しています。

  • 北海道の素材と技術を凝縮した住宅ブランド「popke」

 札幌を拠点に住宅を手がける竹内建設が、北海道の素材と技術にこだわった注文住宅ブランド「popke(ポッケ)」の平屋タイプのモデルハウスを2023年5月13日にオープンしました。

ブランド名は「暖かい」を意味するアイヌ語。同社設計部マネージャーの庄内貴子さんは、ブランド誕生のきっかけをこう振り返ります。

「どこまで“北海道”にこだわって住宅をつくれるのかが、popkeの出発点でした。快適に暮らせる家、安心して暮らせる家とは何か考えていくと、北海道の気候に対応することはもちろん、エネルギー問題や断熱性能、地震対策、頑丈な構造など、さまざまなテーマが生まれてきます。一つひとつに北海道内で生まれた木材やシステム、技術を生かしてクリアし、地産地消にこだわって完成させました。実際にpopkeの家で暮らすお客様からは『とても快適。真冬も朝3時間ほどエアコンを稼働させるだけで1日中暖かい』と喜びの声をいただいています」

モデルハウス2棟目となる今回の「月寒東モデルハウス」は、近年人気を集める平屋のプラン。ミニマルでも心豊かなライフスタイルを提案しています。

  • 不利な条件の敷地を生かす設計メソッド

敷地は約100坪と広大ながら、設計上の課題が複数ありました。風致地区に指定されているため道路からのセットバックと緑化が法令で定められているうえ、上部に電力会社の送電線が走っている影響で、建築可能な範囲は北東側の三角形の部分のみ。面積が限られるうえ、プランニングの上でも使いにくい形状でした。

「不利な条件の土地であっても、気持ちよく暮らす方法は必ずある。私はいつも、実際に敷地に立って考えるようにしています。たとえ狭い敷地でも、“抜け”を感じる場所がどこかに必ずあるんです」(庄内さん)

完成したモデルハウスは、床面積17坪とコンパクト。しかしファサード面を広くデザインすることで、外観はゆったりとした印象です。さらに室内に入ると南側と西側の大開口から気持ちよく視線が抜け、面積を感じさせない伸びやかな空間設計に驚きます。

エントランスを入った右手がLDKと水回りのパブリックゾーン、左手がベットルームと、明快にゾーニングしたプラン。行き止まりのない回遊動線によってデッドスペースを最小限とし、暮らしやすさを叶えました。本当に必要なものだけを選んでシンプルに暮らす、成熟した暮らしを提案します。

  • 地産地消の素材と自然エネルギーで快適に暮らす

 

住まいの素材は北海道産の高性能のものを選び、地産地消を実践しています。外壁と軒天には、日本の最北部に生育する「道南杉」を使った株式会社ハルキの製品「ハル壁」を使用。フローリングは道産ナラ材を使った「ikumori」という製品で、使った木材量に見合う本数の広葉樹の植樹を体験できます。壁と天井の仕上げ材は、廃棄されるホタテの殻を活用した「ほたて漆喰」。伊達市に本社を置くあいもり株式会社の製品で、消臭と調湿に優れた製品です。

「天井の構造材には、道産カラマツ材を使っています。木肌がとても美しいので、現しにすることを前提にデザインしました。合板にも道産の針葉樹が使われています」(庄内さん)

「自分でつくったエネルギーで快適に暮らす」がコンセプトの一つ。南面から日射を取り入れつつ、デッキの軒で適度に遮るパッシブデザインの発想に加え、換気システムは釧路にある株式会社カイトー商会が開発したパッシブ換気をベースとする「BAQOOL(バクール)」を導入しています。機械設備を用いず、空気の自然な流れだけで家中を換気するシステムです。給気口から取り込んだ新鮮な外気を床下で温め、家全体を暖めます。暖かい空気は上昇する性質があるため家中を巡りながら煙突から排気される仕組みで、省エネルギー性と安全性に優れています。

エネルギーはオール電化と太陽光発電を組み合わせ、給湯は「エコキュート」を採用しています。

  • 最高等級の断熱性と耐震性で安心の住まい

 断熱等級は最高レベルの「等級7」。基礎断熱を施し、面積が広い屋根の断熱も手厚く行い、トリプルサッシを採用することで、室内から室内へ逃げる熱の量を示すUA値を0.18にまで抑えています。これからの住宅の標準となるZEH(ゼッチ)※の水準も満たしています。

※net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。創エネ・省エネ・断熱によってエネルギー収支をゼロ以下にする家のこと

災害対策にも力を入れています。オール電化の場合は停電時のエネルギーが不安ですが、災害時にエコカーや蓄電池から電源を供給するシステム「スマートエルラインライト」を導入しています。

 耐震等級は最高水準の3を取得。また頻発する地震を考慮し、さらに制震ダンパーを追加で採用しているので地震への備えも充分です。

これからの住宅に求められる省エネルギー性や耐震性、そして地産地消といった社会課題をクリエイティブなデザインに昇華させたモデルハウス。ミニマムな間取りはセカンドハウスとしても使いやすく、国内を代表するリゾートエリア、ニセコで自然を楽しむ住まいとしても可能性が広がりそうです。ぜひ一度、体感してみてください。

 

ミニマルで豊かな平屋ライフ「popke」モデルハウス

住所:北海道札幌市豊平区月寒東3条15丁目5−3

来場予約方法:電話またはウェブサイトのメールホームで予約

       電話 0120-37-5518(受付8時30分〜17時30分)

       ウェブサイト https://www.tk2430.co.jp/modelhouse/entry-2004.html

■会社概要

竹内建設株式会社

所在地 :北海道札幌市豊平区月寒東1条18丁目1番35号

代表者名:代表取締役社長 竹内哲也

創業  :1978年(昭和53年)2月

URL   :https://www.tk2430.co.jp/

事業内容:新築、リフォーム(戸建・マンション)、長期優良住宅認定リノベーション

不動産売買・仲介、木造公共建築物、火災保険・傷害保険の代理店業務、不動産相続の窓口業務

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