世界不動産のメディア・コンサルティングのプロパティアクセス、ベトナム不動産のコンサルティングビジネスに参入

東京、シンガポール、フィリピン、韓国を拠点とし、「海外×不動産×IT」で「クロスボーダー不動産取引の透明化・流動化」をミッションとして掲げるProperty Access（プロパティアクセス）株式会社（代表取締役：風戸裕樹、共同創業者：Sheila Baylon、COO:Andy Roberts）は、2023年6月5日に取り扱いエリアの拡充を目的として、ベトナム不動産市場に参入することをいたしました。

海外不動産市場の環境について

コロナウィルスのパンデミックも、WHOの緊急事態宣言の終了により”アフターコロナ”に突入しました。コロナの後遺症ともいわれるインフレーションにより、コロナの期間、そして今でも世界の不動産価格は上昇を続けています。また、各国政府がインフレ抑制として政策金利を上昇させた中においても、先進国・新興国の不動産市場は堅調に推移をしており、このトレンドはしばらく続くでしょう。

ベトナム不動産市場について

今回、当社が新規参入する、ベトナムの不動産市場について簡単に解説いたします。ベトナムでは2015年に外国人の住宅用不動産の所有が解禁されたことで、多くの不動産投資家が投資機会を求めて物件購入をしました。その一方で、ベトナム不動産取引はまだ制度が整っているとはいえず、当社のお客様には積極的にご紹介することは避けておりました。例えばですが、ベトナム国内不動産の外国人所有の商慣習が無かった中での不動産取引では海外送金や権利書他でトラブルも頻発するなど、不動産所有制度の不安定さも投資家に指摘されていました。また、ベトナム不動産市場はコロナ前から政府の供給抑制施策や不動産会社向けの金融政策の変更もあり、一部デベロッパーの業績不振や販売低迷も見受けられました。また、ベトナム不動産は現地に出向かなくては契約ができないため、コロナ期間中は新興国の中でも著しく外国人の不動産投資意欲が低迷した国になります。

しかし、外国人住宅所有から約8年が経過したこと、渡航制限もなくなり良質な物件を提携パートナーとともに提供できる体制が整ったことで、日本の投資家にとってベトナムが不動産投資の選択肢の一つとなりうると確信し、当社はベトナム不動産マーケットへの参入を決定いたしました。

取り扱いと現地エージェント・デベロッパーとの提携

ベトナム不動産市場の現状を踏まえ、投資家の皆様が安心してお取引のできるデベロッパー及びプロジェクトに限り取り扱いを行います。そこで、現地のライセンスエージェンシーであるVietnam Groove社と業務提携をし、顧客に厳選したプロジェクトのみご紹介してまいります。当社が日本側でベトナム不動産の売買を検討される方に1次コンサルティングを行わせていただき、現地の提携エージェンシーのVietnam Groove社とともに2次コンサルティングと現地のご案内を行います。

また、ベトナム不動産市場への参入を記念し、６月にオンラインセミナー、そして7月に現地渡航ツアーを開催いたします。