2015年にパリで開催されたCOP21(第21回気候変動枠組条約締約国会議)以降、脱炭素に向けた流れが急激に高まっています。日本においても、政府の2050年「カーボンニュートラル宣言」以降、脱炭素化への対応がサプライチェーン全体に求められてきており、地元中小企業としても、自社のGHG排出量の算定など、従来にない新たな対応に迫られています。
当金庫では、こうした背景を踏まえ、地域金融機関として、お客さまの脱炭素化に向けた取組みの支援を強化することとしました。今後も、取引先の企業価値向上に取組むとともに、地域全体の持続可能な社会の実現に向けて取組んでまいります。
※GHGとは、Greenhouse Gas/温室効果ガスの略
- GHG排出量算定・可視化クラウドサービス「zerobord(ゼロボード)」について
「zeroboard」は、企業活動によって排出されたCO2を代表するGHG排出量について、国際基準であるGHGプロトコル(※1)に基づき、Scope1~3を算定・可視化できるクラウドサービスです(ISO14064-3(※2)に準拠した検証による)。専門的な知識を持たずとも、企業自身でGHG排出量の算定と可視化ができます。
【企業の脱炭素経営をサポートする機能】
1.サプライチェーンの排出量や商品別・サービス別の排出量の算定サービスの提供
2.図や表を用いた視認性の高いダッシュボードによるGHG排出量のデータ表示
3.国内の各種環境法令の報告形式にも対応したアウトプット
Scope1 | 自社の事業活動における直接的なGHG排出 |
Scope2 | 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なGHG排出 |
Scope3 | 上記以外の事業活動に関わるサプライチェーンのGHG排出 |
※1 GHGプロトコルとは、温室効果ガスプロトコルイニシアチブの略。オープンで包括的なプロセスを通じて、国際的に認められたGHG排出量の算定と報告の基準を開発し、利用の促進を図ることを目的としています。
※2 国際標準化機構(ISO)が定めたGHGに関する主張の妥当性確認及び検証のための仕様・手引き
- 株式会社ゼロボードの概要
名 称 | 株式会社ゼロボード |
所 在 地 | 東京都港区港南2丁目15−1 品川インターシティ A棟 22階 SPROUND |
代 表 者 | 渡慶次 道隆 |
事業内容 | GHG排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」の開発・提供、 電力・環境価値に関するコンサルティング、ブランディング・キャンペーン支援 |
設 立 | 2021年8月 |
U R L | https://zeroboard.jp |
- 豊橋信用金庫について
豊橋信用金庫は、1921年の創業以来、地域金融機関存立の原点に立って、今日まで一貫して「できるだけ多くの皆様と接し、その取引を通じ、地域社会の発展に貢献する」ことに努めてきました。今後も、金融環境の変化への備えに万全を期し、地域に密着した営業活動と健全で堅実な経営により、「地域社会のみなさまに 信用され 頼られ 愛される信用金庫」を目指し、地域の面的活性化に取り組み、地域金融機関としての役割を果たしてまいります。
【豊橋信用金庫の概要】
名 称 : 豊橋信用金庫
所在地 : 愛知県豊橋市小畷町579番地
設 立 : 1921年10月
代表者 : 理事長 山口 進
預金積金 : 9,527億円
常勤役職員数 : 548人
(2022年3月31日時点)
【お問い合わせ先】
豊橋信用金庫 事業支援部(担当:西郷)
TEL:0532-57-7033 FAX:0532-57-7120