日本とミャンマーの農村をコーヒーがつなぐ

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ミャンマーの少数民族ダヌー族の出身で、3代続くコーヒー農家に生まれたSu Su Aungさんが「自分たちの土地で栽培し、地元の労働力で生産したコーヒーがもたらす利益を地元に還元したい」という想いから、2016年、地元の農家の女性50人で立ち上げたコーヒー生産者グループ「Amayar Women’s Coffee Group」。ビーンズ・コネクティッド株式会社が展開するコーヒー焙煎ビジネスプラットフォーム「RoCoBeL」では彼女たちが生産するコーヒー豆をフェアトレードで毎年3トン仕入れて、国内で焙煎しています。2023年2月に「ミャンマーコーヒーの里帰り」を実現すべく、その焙煎豆とドリップバッグに加工した商品を持って、ミャンマーのユワンガンの町にある「Amayar Women’s Coffee Group」を訪問しました。この模様は3月に配信しました。今回はその続編です。前回の配信は下記をご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000099626.html

地元のコーヒー農家やコレクターのみなさんとの交流会。2023年2月23日、アマヤーコーヒーファクトリーにて地元のコーヒー農家やコレクターのみなさんとの交流会。2023年2月23日、アマヤーコーヒーファクトリーにて

◉コーヒーの里帰りを実現

 ユワンガン滞在2日目の朝、Su Su Aungさんに朝食をご馳走になったあと、アマヤーコーヒーファクトリーに行くと倉庫の前にずらりと椅子が並んでいました。程なくして、ゾロゾロと人が集まってくる。Su Su Aungさんによると地元のコーヒー農家やコーヒー・コレクター(収集役・仲卸みたいな役割)、コーヒー・プロデューサー(アマヤーコーヒーのように独自のブランドを展開している生産者)の人たちなんだとか。

 僕は傍で見学させてもらうつもりでしたが、「ここに座って!」とSu Su Aungさんに促され、彼女と並んで着座。冒頭で挨拶をさせていただきました。みなさんに「毎年素晴らしいコーヒー豆を日本に送っていただきありがとうございます」とお礼をお伝えし、ミャンマーコーヒーの里帰りをさせに日本からやってきたこと、RoCoBeLのつながるコーヒーの話、日本の障がい者施設で焙煎していることなどについて英語で説明、Su Su Aungさんがビルマ語に通訳してくれました。「自分たちの生産したコーヒーが日本の障がい者施設の役に立っている」そのことにみなさん、感動し、喜んでくれたようです。クーデターの最中で、ちょっと怖かったけど、ユワンガンまできて、良かったと思いました。

Su Su Aungさんの説明に聞き入る農家の人たち。Su Su Aungさんの説明に聞き入る農家の人たち。

活発な意見交換が繰り広げられていました。活発な意見交換が繰り広げられていました。

◉みんなで有機栽培の認定に挑戦しよう!

 その後に、始まったミーティングは基本的にビルマ語なので、僕にはさっぱりわかりませんでしたが、要所要所で、Su Su Aungさんが英語で解説をしてくれました。どうやら有機栽培の認定について、話し合われているようでした。

 ユワンガンのコーヒーは農薬は一切使わず、パパイヤやアボカド、バナナ、マカデミアナッツなどの果実の樹をシェードツリー(日陰を作る背の高い樹)として自然農法で栽培されています。しかし、有機栽培の「オーガニック・コーヒー豆」と名乗るには、土壌から栽培、収穫、そしてコーヒーの精製、流通まで全てのプロセスが認定機関の審査を受けて、有機認定を受けなければいけません。だから、農家の協力が必要になります。ミーティングのテーマはこの新しいプロジェクトの参加者を募ることにありました。

 今回のミーティングではアマヤーコーヒーが契約している700戸以上の農家の中で、特に意識の高い人たちが集まっているようでした。そして、「有機認定のコーヒーの需要は日本でも高いでしょ?」と突然、話を振られ、ついつい「はい、そうです」と答えてしまった。最初は「今日は日本からやってきたあなたのために、みんな集まってくれたのよ」って言ってたのに、しっかり「話の出汁」に使われてしまいました。Su Su Aungさん、なかなかの商売上手です(笑)。

ミーティングの後、アマヤーコーヒーの永年勤続表彰があり、ロコベル からコーヒーをプレゼント。ミーティングの後、アマヤーコーヒーの永年勤続表彰があり、ロコベル からコーヒーをプレゼント。

ロコベル から感謝を込めて、寄付もさせていただきました。ロコベル から感謝を込めて、寄付もさせていただきました。

記念写真にも入らせていただき、感激。記念写真にも入らせていただき、感激。

一緒に写真撮りたいとリクエストもたくさんいただきました。幸せ。一緒に写真撮りたいとリクエストもたくさんいただきました。幸せ。

◉コーヒーのカッピングテストを初体験

 ミーティングの後はオフィスでカッピングテストを体験。世界各国から集まるコーヒーのバイヤーはみんなここでカッピングテストをして、その年のコーヒーの豆の出来を確認して購入していくそうです。RoCoBelではコーヒーの買い付けは広島在住のSu Su Aungさんの甥にあたるLin Myat Kyawさんにおまかせしているので僕はバイヤーではありませんし、認定士の資格がない素人ではありますが、せっかくの機会なので挑戦してみました。

 2023年産のニュークロップからナチュラル、ハニー、ウォッシュドなど5種類のコーヒー豆をカッピング。精製方法による違いに唸ってしまいました。ちなみにRoCoBeLが現在取り扱っているのはウォッシュド(水洗い式製法)のコーヒー。さすがに、それはすぐにわかりました。個人的にはナチュラル製法のコーヒーの味わいがとても印象的で、ちょっと高価ではありますが、ゆくゆくはこのコーヒーも取り扱いたいと思いました。

カッピングテスト風景カッピングテスト風景

採点表採点表

 ユワンガンの滞在は2日間ではありましたが、とても貴重な体験、ワクワクした出会いと発見があり、とても有意義な旅でした。ミャンマー にとって、今後、コーヒーは貴重な輸出資源であり、それゆえ、外国人が滞在するのにはいろいろな制約がありましたが、たっての願いを汲んでいただき、いろいろ調整いただいたLin Myat Kyawさん、Su Su Aungさんたちユワンガンのみなさんにお礼を申し上げたいと思います。

 そして、本日、5月22日はSu Su Aungさんのお誕生日です。
 Happy Birthday to Ma Su Su Aung. we wish you and your family are healthy and happy.

◉お問合せ
ビーンズ・コネクティッド株式会社
info@rocobel.com

販売サイト

RoCoBeL(ロコベル)
ミャンマー中部のユワンガン地方の女性だけの生産者集団「Amayar Women's Coffee Group」からフェアトレードで購入したスペシャリティ・コーヒー豆(カッピングスコア85点)を国内の障害者就労・生活支援施設や自閉症の人の自立サポート施設で焙煎・加工したSDGsなコーヒーを販売しています。

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