海洋生態系に取り込まれた炭素「ブルーカーボン」の重要性を紹介する特設サイトを公開【神戸の港の劇場型アクアリウム アトア】

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AQUARIUM×ART átoa(神戸市中央区、以下 アトア)では、館内で展示している壁面アート「BLUE CARBON」をより深く理解いただける特設サイトを公開。

「BLUE CARBON」について理解を深めるデザインアート「BLUE CARBON」について理解を深めるデザインアート

ブルーカーボンとは地球温暖化の要因とされる温室効果ガスのCO2から、海で植生の光合成などを通じて貯めこんだ炭素のことで、地球温暖化対策の新しい選択肢として注目されている。また、ブルーカーボンによる二酸化炭素吸収源対策に取り組むことは、生物多様性の保全につながるとして期待されている。

アトアでは、来場者に「ブルーカーボン」について理解を深めてもらおうと、自然界に排出された炭素の流れや、空気中から土壌中への炭素貯留速度などをイラスト中心に表現した壁面アート「BLUE CARBON」を2022年3月に制作。

館内に展示されている壁面アート「BLUE CARBON」館内に展示されている壁面アート「BLUE CARBON」

ブルーカーボンの主役として注目されているアマモ(海草)ブルーカーボンの主役として注目されているアマモ(海草)

今回の特設サイトでは、アート内では解説しきれなかったキーワードについても補足説明を加え、二酸化炭素吸収における役割や現状を紹介している。特に炭素をとても素早く貯めこみ、世界中の浅い海に広く分布していることからブルーカーボンの主役として注目されているアマモ(海草)は、実際に生えている様子を動画でみることができる。

担当者は「館内の壁面アートや今回の特設サイトを通じて、ブルーカーボンという言葉に馴染みを持っていただくとともに、地球環境の現状や海の植生が担っている役割の大切さに思いを寄せていただきたいと思っています。そして、人間活動が地球環境に与える影響や自分自身が地球を守るためにできることは何だろうと考えるきっかけになれば嬉しい」と語る。

また、環境学習の教材として活用いただけるようデザインデータとアイコン(キーワード)説明は、特設サイト内からダウンロードができる(個人利用・教育目的に限る)。

【BLUE CARBON特設サイト】

BLUE CARBON
五感で感じる劇場型アクアリウム・アトアが神戸に誕生。水族館とデジタルアートや舞台美術が融合する今まで体験したことない世界へ。

<átoa(アトア)基本情報>

2021年10月29日開業。アクアリウムを核に舞台美術やデジタルアートが融合する劇場型アクアリウム。館内は洞窟、精霊の森、宇宙など幻想的で独創的な8つのゾーン空間の中に展開され、音・光・香りなど五感で感じる演出が幻想的で独創的な世界へ誘います。魚類を中心に無脊椎動物、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類など多様な生きものたちが暮らしています。

AQUARIUM×ARTátoaAQUARIUM×ARTátoa

・所在地:〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号 
・ホームページ:https://atoa-kobe.jp
・営業時間:10時~20時(最終入場19時)
 ※貸切等により営業時間が変更になる場合があります。
・入場料:大人(中学生以上)2,400円、小学生1,400円、幼児(3歳以上)800円、3歳未満無料
 ※特定日には料金が変動します。
 ※土日祝、特定日は入場時間指定制。当日券もあるが事前予約優先入場。
 ※来場日の1か月前からチケットの予約・購入が可能。
 ※入場後の滞在時間に制限はなし。再入場不可。

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