入間市のパーパス
入間市長 杉島 理一郎
職員も市民の方も、入間で働く人や企業も、入間のすべての関係者が同じ方向を目指して、入間の未来のために取り組むことができるよう、「入間のパーパス(purpose)」を策定しました。
「未来の原風景」という言葉を見て、みなさんは何を想像しましたか?未来なのに原風景?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。30年先、100年先の未来から振り返った時に、あれが原風景だった、素晴らしい街だ、と思える街。人々の心も身体も、そして社会全体も幸福感を感じられる街。そんな「未来の原風景」を市にかかわる皆さんとともに創っていきたいという想いを込めました。
▼スペシャルムービー▼
市HPでパーパスについて具体的な解説をしています
▼シンボリックアクションの一例▼ ~これまでの取り組みは、パーパス策定によって更に加速していきます~
乗り合い送迎サービス「チョイソコ」。高齢者の外出機会を創出させ、高齢者が外出するモチベーションを高めることで健康増進が図れるかを検証する実証実験。埼玉医科大学と小林病院が参加者のチョイソコ利用回数や体力測定データを分析し、健康増進効果を検証するもので、全国初の取り組みです。(令和4年2月時点)
静岡、京都に並ぶ日本三大銘茶 狭山茶の主産地の景色を活かした茶畑テラス「茶の輪(ちゃのわ、2023年3月10日オープン)」。狭山茶の新たな飲用機会創出、観光振興、狭山茶振興、地域経済活性化へと輪を広げていくことを狙う官民連携事業。目の前に広がる絶景を眺めながら、当地の狭山茶を味わいながら自由で、贅沢な時間を過ごすことができます。
社会全体でヤングケアラーを支える環境の整備を目的とした「ヤングケアラー支援条例(令和4年7月1日施行)」。ヤングケアラー支援に関わる条例は、県内市町村で初の制定です。埼玉県のケアラー支援計画に基づいた支援を推進するにあたり、家庭において決定権を持たず、自ら声をあげられないヤングケアラーを支援すべく、関係部署と連携してヤングケアラーを切れ目なく支援し、全ての子どもが健やかに成長できる環境を整えていきます。
入間市は、「Well-being」をキーワードに地域資源を生かした取組を進める提案を行い、SDGs推進、先進的取組を進める都市・地域が選定される2022年度SDGs未来都市に選定されました。令和4年2月24日に開催されたサスティナブル・ブランド国際会議2022横浜における「第3回全国SDGs未来都市ブランド会議」セッションにおいて「パーパス発想での未来のまちづくり」をテーマに市長がスピーカーとして登壇しました。
▼パーパス策定の経緯▼
令和3年9月に市職員を対象に開催した「未来の入間づくりのためのワークショップ」において、杉島市長が参加者とともにグループ討議を実施。また、「SDGs未来会議」(令和4年2月開催)は、取り組みの発表や議論から、社会と共有できるビジョンであるパーパスを策定することで、職員の足並みを揃え、市の考えに共感し、ともにまちづくりや課題解決を図ることに賛同する意思を持つステークホルダーを増やしていく、という方向性が見えてきました。
令和4年度に創設した未来共創推進室は、入間市の強み、弱み、歴史、文化などの整理を進めました。また、市民、職員、事業者などが同じ方向を向けるものを目指し、意見を聴取。集められた多くの考えや意見を参考に、原案をまとめました。
▼入間市について
入間市は、全国の主要茶産地の中では北方に位置する狭山茶の主産地です。今も素朴な里山の風景を残し、昔ながらの歴史や文化が息づく場所が点在する一方、ジョンソンタウンやアウトレットパークなどの話題のスポットに多くの人が集まっています。2022年10月1日にはおいしい狭山茶大好き条例が施行し、入間市の特産物である狭山茶と茶文化を後世へつないでいくために狭山茶をみんなで盛り上げていきます。