【日本企業初!】クリエイティブディレクターにウクライナ出身 気鋭映像監督 Tanu Muino(タヌ・ムイノ)を起用したパルコ 2023年SSシーズン広告 SUMMERが公開!

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 株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)は、2023年SSシーズン広告 SUMMERを公開しました。

クリエイティブディレクターには、2023SS Diorキャンペーンムービー『a baroque dream』やHarry Styles 『As It Was』のMVを手掛けた気鋭映像監督 Tanu Muino(タヌ・ムイノ)を日本企業として初めて起用しています。

 今回公開されたSSシーズン広告SUMMERでは、モダンな建造物の中で夏を謳歌するキャラクターたちの姿が鮮やかに描かれています。

  2023年シーズン広告で描かれるのは春夏秋冬4つの季節を通して紡ぐ物語です。1月に公開された約2分間のSSムービーではプロローグが、後編となるAWムービー(約3分間)では物語のターニングポイントとエンディングが描かれ、SS・AWを通して約5分間の一つの物語が完成します。※AWムービーは7月中旬頃に公開。

  また本広告で展開された年間を通して描かれる映像を基軸とした広告制作は、従来のポスターを主体とした広告からパルコとして初めての転換となります。これは世界的なDXの加速、特に新型コロナウイルスの蔓延を機にファッションショーのオンライン化やラグジュアリーブランドによるムービーを活用したSNSでの広告訴求が活発化しているという潮流を反映しています。

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Tanu Muino (タヌ・ムイノ)

世界で注目を集める気鋭映像監督。1989年生まれ、ウクライナ出⾝。

GUCCI、Diorなどラグジュアリーブランドのムービーを制作するほか、

Harry Styles『As It Was』 ※ビルボードチャート首位、MTV ビデオミュージック・アワーズ最優秀ポップ・ビデオ賞

Lil Nas X『MONTERO』 ※グラミー賞最優秀ミュージック・ビデオ賞ノミネート などのMVを手掛ける。

1990年代の映像作品やダンスなどのカルチャーにインスパイアされたユーモアのあるハイパーリアルな世界観を自身の作品に落とし込んでいる。

日本企業での起用は本広告が初。

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  •  【 2023SS広告: SUMMERムービー(15秒)】

SS FULL(132秒)/ SHORT(15秒)は特設サイトでご覧いただけます。
https://parco.jp/style/

  • 【2023SS広告:SUMMERグラフィック】 *ポスターはパルコ各店で掲出されます

  • 【PARCO 2023 シーズン サイト】

PARCO 2023 シーズン サイト
https://parco.jp/style/

  • 【Theme】

2023年シーズン広告のテーマは「NEW DEPARTURE」

『トンボとアリ*』の寓話をモチーフに、ファッショナブルなハッピーエンディングストーリーをTanu Muino特有の世界観で表現しました。(*『アリとキリギリス』のウクライナ版)
抑圧された世界から抜け出し、新たな生活・人生に向けて旅立つことで得られる、ファッションやエンタテインメント、様々な価値観を持った人々との出会い、文化的で彩りのあるライフスタイルを楽しむことをパルコは応援しています。
さらに広告内の衣裳では、2023年のトレンドファッションである「クリノリン」「パニエ」「マーメイドコア」などの18世紀のクラシックなロココスタイルや、トレンドカラーのパープルなどを取り入れ、ファッションの楽しさも表現しています。

  • 【CONCEPT】

NEW DEPARTURE

季節の美しさを謳歌するトンボ。

生きるために働きつづけるアリ。

二人は出会い、新しい世界に旅立ちます。

四季を通して紡がれるのは、

窮屈さを乗りこえ、新しい道をさがす物語。

わかり合い、与え合うことで見つかる、美しい世界。

そこで出会う刺激とインスピレーションが、

人生にみずみずしく彩りをそえる。

いま、新しい出発を祝福しよう。

  • 【クリエイティブディレクター Tanu Muino メッセージ】

―キャンペーンのテーマ「NEW DEPARTURE」を聞いてどう思いましたか?

  コロナ禍で、人々はそれぞれの場所に留まらなければならない時期が続きました。

わたしは旅行をするのが好きなので、「NEW DEPARTURE」と聞いたときに、このムービーを見た人がいろんな場所へ旅した気分になれる映像をつくりたいと思いました。旅行をするときは、服装も変わりますよね。どこかに行けなくても、服装を変えるだけで気分は変わります。どこかへ行くことは、服装やスタイルにインスピレーションを与えるし、ファッションは社交的な気持ちを高めてくれるものだと思うんです。

それに、シーズンごとにロケーションや全体的な雰囲気を変えたのは、「NEW DEPARTURE」と聞いて未来へ行きたい人、古代のムードに戻ってみたい人、自然を感じたい人など、いろいろな捉え方があると思ったから。ひとつの方向性に絞らず、観る人の好きなテイストを見つけてもらいたいんです。

主人公のトンボは、小さなサナギから自分自身の世界を切り開き、さまざまなファッションで新たな道へと進んでいきます。彼女にとっても「NEW DEPARTURE」を体現する物語になったと思います。

―今回、『アリとトンボ』のストーリーをベースにすることを決めた経緯は?

 おとぎ話はいつも教訓になるもので、特に『アリとトンボ』の物語は幼い自分にとって衝撃的なものでした。

きちんと働かなければこうなってしまうんだ、という戒めになりましたが、それを自分の好きなテイストで描き直したいと思ったんです。小さい頃から映画やテレビを観るのが好きで、フランスの俳優ルイ・ド・フュネスの喜劇をよく観ていたので、今回のムービーも、シリアスなシーンでもどこかコミカルなムードがあり、ストーリーラインもハッピーエンドにつくり直しました。

  • 【クリエイタープロフィール】

Tanu Muino(CREATIVE DIRECTOR)

1989年ウクライナ・オデーサ生まれの映像監督、フォトグラファー。

ウクライナの最高のパフォーマンスを祝うプロジェクト「YUNA」音楽賞で、2016年から2018年まで3年連続でBest Video Clipを受賞。2018年にはウクライナの音楽番組「M1 TV」が主宰する「M1 Music Award」で、監督したMONATIK のMV『LOVE IT ритм(ラブ イット リズム)』でMusic Video Maker of the Yearを勝ち取る。2022年には、Harry Stylesの『As It Was』のMVを手がけるほか、Lil Nas Xの『MONTERO (Call Me By Your Name)』でグラミー賞の最優秀ミュージック・ビデオ賞にノミネートされる。また、GUCCIほかファッションブランドのムービーを手がけるなど、幅広い分野で活躍中。

1990年代の映像作品やダンスなどのカルチャーにインスパイアされたユーモアのあるハイパーリアルな世界観を自身の作品に落とし込んでいる。

Nikita Kuzmenko(CINEMATOGRAPHER)

1989年ウクライナ・キーウ生まれ。シネマトグラファー。

LAのGlobal Cinematography Instituteでシネマトグラフィーを学んだのち、ワルシャワでドキュメンタリー監督学、キーウで映画撮影を学び学士号を取得。2022年には、Harry Stylesの『As It Was』のMVでMTV Video Music AwardsのBest Cinematographyを受賞。ミュージックビデオのみならず、スポーツブランドの映像撮影やドラマ・映画の撮影など幅広く手がける。

Dmytro Monatik(MUSICIAN)
ウクライナ出身のアーティスト、クリエイター。

ウクライナ国内のみならず、CISやバルト諸国の権威ある音楽賞を受賞するほか、新世代ミュージカルのプロデューサー、ウクライナの子ども向け音楽タレントショーのコーチを務めるなど幅広く活躍中。2019年に開催され、6万人以上を動員したスタジアムショー「MONATIK “LOVE IT ритм(ラブ イット リズム)”」は、ウクライナの音楽業界において過去10年間で最も影響力のあるイベントとされている。2022年には現代社会を意識したEP『ART Oborona』を発表。ウクライナ軍などへ向けた人道支援物資の収集や、ウクライナ人のために世界各地で大規模なチャリティーコンサートを行うなど、教育活動やボランティア活動を積極的に行なっている。

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*その他のスタッフクレジットは【PARCO 2023 シーズン サイト】 「STAFF」をご覧ください。

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