J-Startup KYUSHUについて
「J-Startup」は、グローバルに活躍するスタートアップを創出するために経済産業省が2018年より推進するスタートアップ企業の育成支援プログラムです。そして「J-Startup KYUSHU」は、そのJ-Startupプログラムの一環として、九州経済産業局が管内の政府機関・自治体等と連携して進めている取組で、選定された企業は飛躍的な成長に向けた集中的な支援を受けることができます。2022年3月14日には33社が選定され、2023年4月18日には15社が追加選定されました。
参考:J-Startup KYUSHUに関する九州経済産業局のプレスリリース
https://www.kyushu.meti.go.jp/press/2304/230418_1.html
J-Startup KYUSHUに追加選定されたFGN入居・卒業企業選定企業(発表順)
Tensor Energy株式会社
代表:堀 ナナ・フィルター カルロス ヴィンセント
本社:福岡県福岡市
入居区分:Fukuoka Growth Next入居企業(チームルーム)
Tensor Energyは、全ての人に持続可能なエネルギーを必要な時に必要なところへ届ける世界を目指し、テクノロジーとパートナーシップを通じて持続可能な分散型電力の未来を作るオーケストレーションプラットフォーム、Tensor Cloudを開発しています。
Tensor Cloudは、再エネ発電所と蓄電池のファイナンス、資産管理、運用保守、需給調整、市場取引などの業務を最新のテクノロジーでサポートする、再エネ事業者向けのクラウドソリューションです。
株式会社ベンナーズ
代表取締役:井口 剛志
本社:福岡県福岡市
入居区分:Fukuoka Growth Next卒業企業
2018年創業の福岡の水産系ベンチャー企業。
事業概要は主に二つあり、味には関係の無い理由で、流通の前段階で規格外とされてしまうような魚を活用した商品の製造・販売をする“フィシュル”と、バイヤーの幅広いニーズに対応できる新たな水産物流通プラットフォーム事業“マリニティ”の構築を行なっています。
postalk株式会社
代表取締役:川野 洋平
本社:福岡県福岡市
入居区分:Fukuoka Growth Next入居企業(チームルーム)
postalk株式会社は、考えるを「娯楽」に。をミッションに、『いつでも使えるホワイトボード”postalk”』を提供しています。
postalkのユーザーはIT企業が多く、使用用途はミーティング中の議論を可視化と活性化、情報の整理に使われています。また、九州大学、神戸大学、関西学院大学などでも導入されています。
テラスマイル株式会社
代表取締役:生駒 祐一
本社:宮崎県宮崎市
入居区分:Fukuoka Growth Next入居企業(コワーキング)
テラスマイルでは、農業に特化したデータ分析を行うクラウドサービス「RightARM」(ライトアーム)を提供しています。この基盤は、ドメイン知識(現場力)が評価され、2022年には農業情報学会の学会賞を受賞しました。2022年度からは、JTECとインドネシアでの実証にも挑戦しています。昨年、自治体の若手育成を目的に改良された「RightARM for EX」が、DXの波に乗り、一気に広まりました。今年度は47都道府県中、20を超える地域で実証・導入が計画されています。JAグループとオイシックス・ラ・大地が運営するFutureFoodFund、関西電力、ドーガンベータなどからの出資を受けています。経営陣はグロービス経営大学院卒。
Fukuoka Growth Nextのインキュベーション機能について
Fukuoka Growth Nextではコワーキングスペース、シェアオフィス、チームルームの3種のインキュベーションオフィスを展開し、オフィスに入居するスタートアップに対して、育成プログラムの提供や国内外のアクセラレーターとの連携、ピッチコンテストの開催、投資家などとのメンタリングを通じた資金調達相談などの機会を提供しています。FGNには2023年3月時点で160社を超えるスタートアップを目指す企業が入居しています。インキュベーションオフィスのうち、チームルームとシェアオフィスについては1年間(最長で2年間)の入居年限を設けており、メンバーの増員などによってFGNから移転後も事業を続けているスタートアップ等を「卒業企業」と呼んでいます。
Fukuoka Growth Nextは引き続き福岡から新しい価値を提供するスタートアップの輩出を目指し、スタートアップ支援やスタートアップエコシステムへの参画を通じて、地域経済の発展に貢献します。
Fukuoka Growth Nextについて
Fukuoka Growth Nextは福岡から将来のユニコーン企業を生み出すことをミッションとして設立された福岡市の旧大名小学校跡を活用した官民共働型のスタートアップ支援施設です。開設は2017年4月で、2019年5月にリニューアルを実施しました。2023年3月時点で160社を超えるスタートアップなどが入居し、独自のハンズオンプログラムやイベント、ピッチコンテストなどを通じてスタートアップや起業家が新たな価値を生み出し、グローバルマーケットへチャレンジすることを支援しています。また雇用創出などを通じて地域経済の発展にも貢献しています。
所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号
実施主体:福岡市スタートアップ支援施設運営委員会(福岡市、福岡地所株式会社、さくらインターネット株式会社、GMOペパボ株式会社)
事務局長:池田 貴信
ウェブサイト:https://growth-next.com/