UPS、緊急貨物向けの新たな輸送サービス「UPSプレミア・ゴールド」を提供開始

この記事は約6分で読めます。
• スピードと厳しい温度管理が必要とされる医療用製品などの配送に適した高品質なサービス
• 独自センサーを搭載した次世代追跡技術により、ほぼリアルタイムな輸送状況の可視化と、UPSのグローバルネットワーク全体における優先的な取り扱いを実現
• 世界各地に設置された指令センターのスタッフが24時間365日、集荷から配達までモニタリングし、サービスに関する情報や、介入対応、迅速な復旧を提供

UPSジャパン株式会社(本社・東京、代表取締役社長:西原哲夫)は、高いレベルの貨物追跡機能に加えて、優先取扱いとリカバリー機能を備えた、スピードと厳しい温度管理が必要な医療用製品などの配送に最適なスペシャライズドサービス「UPSプレミア(UPS Premier)」の提供を開始しました。2020年12月以降、このサービスは新型コロナワクチンの輸送にも利用され、世界110か国以上に10億回分以上のワクチンを配送し、定時配送率99.9%を実現しています。

提供を開始する「UPSプレミア・ゴールド(UPS Premier Gold)」は、貨物ラベルに自社開発の最先端メッシュセンサーを使用します。これにより、スピーディな輸送、貨物の優先取扱い、ほぼリアルタイムのモニタリングが可能となり、UPSのネットワーク内では誤差3メートル以内で貨物の位置情報を取得、確認できます。

さらに、イレギュラーが発生した際には迅速な対応を行います。対応が必要となった場合の具体的な指示はお客様側で設定することができます。同日の再配達も可能です。「UPSプレミア・ゴールド」は、特定の貨物要件に応じて、常温から冷凍まで温度を管理した配送に対応します。

「UPSプレミア・ゴールド」の貨物は、貨物要件を熟知したスタッフによって24時間365日体制で輸送状況がモニタリングされています。貨物が輸送中も要件に適合した状態を保ち、損傷や紛失を防ぎ、再発送に伴うコストも低減します。

UPSジャパン社長の西原哲夫は次のように述べています。「極めて重要な貨物の輸送には、厳密な温度管理や位置情報のリアルタイムのモニタリングなどの非常に高度な技術が要求されます。これまでに行ってきたネットワークの拡大やサービス強化に加え、今回の『UPSプレミア』サービス開始により、日本のお客様にこの革新的なロジスティクスサービスを活用し、ヘルスケアなど主要成長産業における国際展開を推進していただくことが可能となります」

さらに、UPSヘルスケア部門のプレジデントであるウェス・ウィーラーは次のように述べています。「生命にかかわる医薬品を出荷するお客様と、それを待つ患者様が関わる重要な輸送において、可視化とトレーサビリティは不可欠な要素です。医薬品をいかに早く出荷し、正確に追跡し、位置を確認できるかによって、患者様の生と死の境界線が決まることも稀ではありません。」

生物学的治療薬の世界市場は、2020年の2,855億ドルから2025年には4,218億ドルに成長すると予想されています[1]。この成長はアジア太平洋地域でも同様で、生物学的製剤治療の増加などの要因により、2020年から2026年にかけて年平均9.2%の成長率が予測されています[2]。生物製剤、特殊医薬品、個別化医療などの技術革新によって、スピードや温度管理を必要とする製品に対応する精密物流の需要が伸びると考えられています。

「UPSプレミア・ゴールド」で輸送可能な医療関連製品の例としては、組織サンプル、生検サンプル、手術予定の決まっている埋め込み型医療機器、個人向けに調合された薬剤などが挙げられます。

またUPSは、4月19日(水)より東京ビックサイトにて開催される「Medtec Japan2023」に出展し、UPSのヘルスケアロジスティクスとそれを支えるソリューションをご紹介します。4月20日(木)には、西原哲夫よりヘルスケアロジスティクスの海外事例をご紹介するプレゼンテーションを実施します。
 
【開催概要】
展示会名:Medtec Japan2023
会期:2023年4月19日(水)・20日(木)・21日(金)
時間:【展示会】10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東2・3ホール
UPSブース:#2608(東2ホール 精密機器輸送エリア)
入場:無料(事前登録制)
公式サイト:http://www.medtecjapan.com/ja
※プレス専用の事前来場登録はこちら:
https://www.medtecjapanreg.com/2023/form.cgi?lang=ja&ut=prs

【UPSプレゼンテーション】
日時:2023年4月20日(木)14:10~14:40
登壇者:UPSジャパン 代表取締役社長 西原哲夫
タイトル:『UPSと創るヘルスケアロジスティクス~海外事例の紹介~』
会場:東3ホール Seminar-1M
聴講:無料/事前登録不要

UPSヘルスケアのイノベーションと顧客主導型ソリューションの詳細は、https://Healthcare.ups.com および https://about.ups.com/ をご覧ください。

<写真ダウンロード>https://app.box.com/s/mq8k5him77tlcef14zf61hkr5olm1xdh

[1] Biologic Therapeutic Drugs: Technologies and Global Markets
[2] Asia-Pacific Biologics Market 2020-2026

UPSヘルスケアについて
UPSヘルスケアは、比類のないヘルスケアロジスティクスサービスを世界中のお客様に提供しています。1,700万平方フィートのcGMPおよびGDPに準拠したヘルスケア用物流スペースをグローバルに有しています。UPSヘルスケアのサービスには、在庫管理、コールドチェーン向けの梱包・出荷、医療機器の保管・フルフィルメント、ラボと臨床試験のロジスティクスなどがあります。UPSヘルスケアのグローバルなインフラ、UPSプレミアの可視化サービス、追跡技術、グローバルな品質管理システムは、今日の医薬品、医療機器、臨床検査診断業界の複雑な物流要求に応えています。

UPSについて
創業1907年のUPS(NYSE: UPS)は、ロジスティクスのグローバルリーダーとして、小口貨物からフレートまでの国際輸送サービスをはじめ、在庫管理や流通加工などのロジスティクスサービス、国際貿易の円滑化やビジネスをより効率的に進めるための先進テクノロジーなど、幅広いソリューションを世界220以上の国や地域で提供しています。UPSは、世界最大級の宅配企業で、2022年度の売上高は1,003億ドルに上ります。「大切なものを運ぶことで世界を前進させる」というパーパスステートメントの下、世界50万人以上の従業員は、シンプルかつ力強い戦略「お客様第一」「社員主導」「イノベーション重視」を尊重しています。UPSは、環境への影響の低減に取り組み、サービスを提供する世界各地の地域社会への貢献に努めています。また、多様性、公平性、包摂性を確固たる姿勢で支援しています。より詳しい情報は、http://www.ups.comhttps://about.ups.com/ および https://investors.ups.com/ (英語)をご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました