港区立みなと科学館・気象庁・自然科学研究機構 連携講座~2022年7月から5回シリーズで開催決定

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港区立みなと科学館(東京都港区虎ノ門 館長:布施直人 以下、みなと科学館)では、2022年7月より、気象庁及び大学共同利用機関法人自然科学研究機構(以下、自然科学研究機構)と連携した、新しいシリーズの講座を開催いたします。
2020年1月、港区は、みなと科学館の利用者が、より専門的な研究や本物の素材に触れる機会を充実するため、気象庁、自然科学研究機構それぞれと、連携協力に関する協定を締結。
今般、この協定を具現化する場として、みなと科学館において新しい連携講座を実施することになりました。連携講座では、熱中症や地震といった身近な話題から、専門分野における最先端の研究をわかりやすく紹介。気象や自然科学に対する理解や、防災意識の向上を図るとともに、高校生・大学生も対象とし、将来の進路・職業選択の道標にしていただきたいと考えています。
■みなと科学館を媒介とした、専門性の高い講座を実現
みなと科学館は2020年6月に全館オープンし「“まちに息づく科学”の発見と探求」をコンセプトにした常設展示コーナーや最新鋭の投影機器を備えたプラネタリウムを中心に、都心での学習・体験拠点を目指し、科学に関する各種イベントや企画展示、学校団体の受け入れ等、様々な活動を行っています。
今回の連携講座は、通常のイベントより専門性の高い知見を得ることができるシリーズとして、気象庁、自然科学研究機構の最先端の研究に携わる研究者、職員、推薦する講師を招聘。高校生以上の大人を対象に、身近なテーマを最新の研究成果とともに紹介します。
港区は前述のとおり、気象庁、自然科学研究機構と各々連携協力に関する協定を結んでおり、港区立の施設であるみなと科学館が媒介となることで、三者それぞれの得意分野を活かし、多くの市民に従来なかなか接することのできなかった研究者らから直接お話しを聞く機会を提供することが出来るようになりました。

■連携講座の実施スキーム​
 

■今年度は5回開催予定~12月は気象庁・自然科学研究機構共通のテーマで開催
今年度の連携講座は5回開催予定。12月には「地球温暖化」を共通テーマに、気象庁・自然科学研究機構それぞれの専門家が講座を担当します。
なお、各講座の詳細や参加お申込み方法等は、随時みなと科学館公式サイトにてご案内いたします。

  テーマ 講師 備考
7月 豪雨を予測せよ
-多発する豪雨と進化する大雨予測-
気象庁
大気海洋部気象リスク対策課 技官
柴田 直人 氏
大気海洋部気象リスク対策課
気候変動対策推進室 技官
町田 祐里 氏
後援:
地球ウォッチャーズ
-気象友の会-
8月 熱中症を科学する
-ヒトにとっての暑さの影響とその対策を考えよう-
早稲田大学
人間科学学術院
人間科学部 教授
永島 計 氏
持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)関連イベント
9月 地震から人と交通インフラを守れ
-鉄道大国ニッポンにおける地震津波防災の取り組みー
気象庁地震火山部
地震津波監視課
地震津波防災推進室長
海老田 綾貴 氏
後援:
地球ウォッチャーズ
-気象友の会-
10月
予定
体内時計システムのリズムと化学、物質について(仮) 自然科学研究機構
分子科学研究所 助教
古池 美彦 氏
持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)関連イベント
12月 地球温暖化「タイトル未定」 気象庁大気海洋部
気候情報課
気候情報調整官
平井 雅之 氏
後援:
地球ウォッチャーズ
-気象友の会-
12月 地球温暖化「サンゴの白化・高温ストレスによる共生能力の低下」 琉球大学
熱帯生物圏研究センター
サンゴ礁生物化学部門 教授
高橋 俊一 氏
持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)関連イベント

●港区立みなと科学館概要●
所在地:東京都港区虎ノ門3-6-9
開館時間:9:00~20:00(プラネタリウム最終投影 19:00開始、最終入館時間19:30)
休館日:毎月第二月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)※臨時休館日あり
入館料:無料 プラネタリウムは有料 一般投影(1回分)大人600円/小・中・高100円
みなと科学館公式サイト: https://minato-kagaku.tokyo/  
公式twitter:@minato_kagaku

 

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