牛の行動データから独自の分娩予測AIを開発、検知精度を向上

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ソフトウェア開発の株式会社コンピューター総合研究所(所在地:茨城県水戸市、代表取締役:根本龍男)は、牛の行動監視支援システム「もーかる」に、独自に開発した分娩予測AIを取り入れた。分娩予測AIは、分娩前行動データを学習することで、精度良く分娩兆候を検知する。これにより、畜産農家の労働負担軽減と分娩事故低減が期待できる。

「もーかる」では、独自に開発した2種類のAIを導入している。画像認識AIと分娩予測AIである。画像認識AIでは、画像内の牛や行動を認識することができ、牛の行動データ取得に活用してきた。新たに開発した分娩予測AIでは、これまでに画像認識AI で取得した8項目以上の牛の行動データと、実際の分娩までの時間を学習することで、分娩までの所要時間を予測する。「もーかる」では、この分娩予測AIを活用して、予測結果から分娩前24時間以内の分娩兆候を検知する方法を確立した。これにより、従来の方法よりも高い精度で、分娩前24時間以内の分娩兆候を通知することができる。

今後は、分娩予測AIに畜産農家ごとの分娩前行動データを学習させていくことにより、その畜産農家に特化した分娩予測を行うことが可能になる。
また、分娩予測AIに蓄積された各畜産農家の分娩前行動データを活用することにより、繁殖・肥育一貫経営を新規に展開しようとしている畜産農家への支援も期待できる。

【もーかる】とは
もーかるは、牛に一切の機器を取り付けることなく、監視センサーで行動変化をデータ化し、分娩兆候や起立困難状態など行動変化を検出し、メール通知するシステムです。

システム概要システム概要

 

<特長>
◇ストレスフリー
 ・牛には一切の機器を装着する必要はありません。
 ・監視システムから得られる画像データをもとに、牛の行動変化を解析します。
◇クラウド利用
 ・監視データはクラウド上のデータサーバーに蓄積します。
 ・ご自身のスマホやタブレットから、いつでも過去の監視データを閲覧できます。
◇兆候検知
 ・時刻ごとの各種監視データを蓄積し、牛の行動変化を検知します。
 ・兆候を検知した場合は、システムに登録されたメールアドレスに通知します。
◇監視結果の表示
 ・PCやスマートフォンで監視画像を見ることができます。日々の管理数値データをグラフで表示します。

 

                     

監視画像監視画像

日々の管理数値データをグラフ表示日々の管理数値データをグラフ表示

 

■「もーかる」について
 ウェブサイト:https://moh-cal.com/
 お問い合わせ:株式会社 コンピューター総合研究所 MOH-CAL「もー かる」担当者まで
 e-mail:contact-cal@moh-cal.com
 TEL:水戸本社 :029-303-8851、東京営業所:03-6803-0232 (平日 09:00~17:45)
■株式会社コンピューター総合研究所について
 業務内容:ソフトウェアシステム開発
 設立:1986(昭和61)年12月23日  資本金:4,000万円
 代表取締役:根本 龍男
 ウェブサイト: https://www.tokyo-cal.co.jp/

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