サツマイモでは東日本初。「行方かんしょ」が地理的表示(GI)保護制度に登録されました。

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 地理的表示(GI)保護制度への登録を目指し、行方かんしょブランド推進協議会が令和2年度に登録申請をしておりました『行方かんしょ』が今般、登録となりました。
 茨城県内では、江戸崎かぼちゃ、飯沼栗、水戸の柔甘ねぎ、奥久慈しゃもに続く5例目となり、サツマイモとしては東日本初の登録となります。

  • 令和5年3月31日(金)認証式の様子

  令和5年3月31日(金)に、農林水産省で認証式が行われました。

 

  • 『行方かんしょ』について

 行方かんしょは、他産地と比べ糖化し甘味に変化するデンプン含量が多いこと、さらにキュアリング処理、長期定温保存することから糖度が高く甘みが強い良食味が特長です。
 食味の良さに加え、通年で実需者からの要望に対し迅速な対応ができる「品種リレー出荷体制」の構築により、京浜市場のみならず関西等他地域の市場関係者からもその品質と供給体制が評価されており、「年間を通して焼き芋を販売するなら、行方かんしょ」といわれるほどに引き合いが強く、東京市場における出荷場単位では取扱量第1位です。

  • 地理的表示(GI)保護制度とは

・GI制度は、その地域ならではの⾃然的、⼈⽂的、社会的な要因・環境の中で⻑年育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護するもの。外国との相互保護や模倣品対策の充実により、海外においても保護されます。

・ビジネスにおいては、地域と結びついた産品の品質、製法、評判、ものがたりといった潜在的な魅⼒や強みを⾒える化し、国による登録やGIマークと相まって、効果的・効率的なアピール、取引における説明や証明、需要者の信頼の獲得が容易になります。

 地理的表示及びGIマークの表示について:農林水産省 (maff.go.jp)
 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/gi_mark/index.html

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