スポーツを題材にした障がい者アートを募集する「パラリンアートカップ」は、すべてのスポーツを題材にさまざまな競技に題材が広がる傾向が見られました。グランプリには体操競技が選出されたほか、入選にはサーフィンやスキーのジャンプなどこれまで描かれてこなかった競技の作品が入っています。
応募作の中からキュレーターで審査員代表の櫛野展正さんおよびパラリンアート事務局による予備審査で上位29作を決定。その中から櫛野さんらの選考により、最優秀作(グランプリ)以下上位作を、また漫画家の高橋陽一さんとサッカー元日本代表の北澤豪さんが個人賞を選出しました。また各選手会賞は事務局で各競技の特徴的な作品を選び、JリーグやBリーグなどの現役選手の投票によって受賞作を決定しました。
表彰式のプレゼンターとして、中山秀征さん、蝶野正洋さん、今井絵理子参議院議員、今井礼夢さんにご登壇いただきました。
表彰式終盤では、障がい者が描くアートに関してトークセッションを開催しました。
- パラリンアートカップ2021 受賞作品(敬称略)
各受賞作品につきましては、『パラリンアートカップ2022』の公式Webサイトで公開しています。
【パラリンアートカップ2021公式サイトはこちら】
https://www.asahi.com/sports/events/pacup/2022.html
■グランプリ
タイトル:全身全霊
作者 :サトウモトコ(桃太郎)
出身地 :北海道
■準グランプリ
・タイトル:虹音キックオフ
・作者 :sio
・出身地 :三重県
■準グランプリ
・タイトル:先制ダンク!試合スタート
・作者 :阿部 貴志
・出身地 :宮城県
■日本寄付財団賞
・タイトル:波を乗りこなす
・作者 :今脇 健太
・出身地 :山形県
■審査員特別賞
タイトル:ロボット野球
作者 :吉富 浩平
出身地 :長崎県
■各選手会賞
■審査員個別賞
- 審査員(敬称略・順不同)
・一般財団法人 日本寄付財団
・櫛野 展正氏(アーツカウンシルしずおか チーフプログラム・ディレクター/クシノテラス主宰)
・日本プロサッカー選手会所属選手
・日本バスケットボール選手会所属選手
・日本ラグビーフットボール選手会所属選手
・日本プロ野球選手会所属選手
・高橋陽一(たかはし・よういち)漫画家/『キャプテン翼』作者
・北澤豪(きたざわ・つよし)サッカー解説者/日本障がい者サッカー連盟会長
- パラリンアートカップ2022概要
■主催:一般社団法人 障がい者自立推進機構
■協賛:一般財団法人 日本寄付財団
■後援:厚生労働省、観光庁、文化庁、総務省
■協力:日本プロサッカー選手会、日本バスケットボール選手会、日本ラグビーフットボール選手会、
日本プロ野球選手会
■メディアパートナー:朝日新聞社
- パラリンアートとは
パラリンアートは「障がい者がアートで夢を叶える世界を作る」を理念に、2007年から16年間、障がい者アート事業を行っています。民間で障がい者の社会参加と経済的自立を推進するために、彼らが生み出すアートを出口とし、年間200社以上の企業様とアート企画やアート活用を行っております。障がい者アートを活用することで「SDGsの推進/社内浸透/社外周知」の3点を推進し、障がい者の報酬獲得や企業との交流、アーティストとしての社会参加を生み出しています。
https://paralymart.or.jp/association/