風力を利用した推進装置カイトの搭載を決定しました

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電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:
渡部 肇史)と川崎汽船株式会社(以下「川崎汽船」、本社:東京都千代田区、代表取締役社長
社長執行役員:明珍 幸一)は、石炭専用船「CORONA CITRUS(コロナ・シトラス、
以下「本船」)に風力を利用した自動カイトシステム「Seawing※1(以下「シーウイング」)」
を搭載することに合意しました。
シーウイングは、風力を利用して本船の推進を補助することで燃料となる重油の使用量を削減
することができ、航行により排出されるCO2も従来から平均20%削減することが期待できます。
また、国内電力会社向け石炭専用船では初の搭載となります。

本船は、2019年9月にJパワーと川崎汽船との間で契約し就航していますが、船舶のSOx排出規制対応のために「SOxスクラバー」を搭載しエンジンから排出される排ガスから硫黄酸化物を除去しています※2。今回、シーウイングを搭載することによりさらなる環境負荷低減を実現します。
 

Jパワーは今後も、2021年2月にJ-POWER“BLUE MISSION 2050”で掲げたカーボンニュートラルの実現に挑戦していきます。

(※1)航空大手AIRBUS(エアバス)社から分社したAIRSEAS(エアシーズ)社が開発した自動カイトシステム。本船船首部に搭載され、一定条件の風力・風向の下、ブリッジからの簡単なスイッチ操作のみで自動的にカイトの展張や格納が可能であり、風力を利用して推進力を補助し、平均20%のCO2排出量削減効果を見込む。
(※2)2019年9月11日公表:新造石炭専用船就航について~SOx規制に対応したスクラバー搭載船の運航開始~
https://www.jpower.co.jp/news_release/2019/09/news190911.html

以 上

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