増加の続く花粉症患者、有病率は4割超

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  • 今年の花粉症、大量飛散・ピークは長い

2月21日に発表された日本気象協会の「2023年春の花粉飛散予測」(第4版)は以下のようなものでした。

飛散中 九州・中四国・近畿・東海・関東・東北南部の一部地域

2月22日 金沢
2月24日 仙台
2月28日 新潟
3月1日  松本
3月7日  秋田

日本列島の南から始まった「花粉症前線」はどんどん北上しており、予測では「今年は大量飛散が見込まれ、ピークの時期が長い。地域により4月中旬まで続く」としています。

特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多く、「前シーズンに症状の弱かった人も万全な対策を」と呼びかけています。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「花粉症について」アンケートを実施しました。

《調査概要》
調査期間:2023年2月
サンプル数:男女1000人
調査方法:インターネット調査
 

  • 「花粉症ですか?」に4割以上が「はい」

【調査】
質問:あなたは花粉症ですか?(対象:1,000名)

「花粉症ですか?」という問いに「はい」と答えたのは44.9%、「以前花粉症の症状があった」人も10.4%を合わせると約半数以上を占めています。
 

  • 症状は「鼻水」「目のかゆみ」「くしゃみ」など

【調査】
質問:花粉症の主な症状は何ですか?(複数回答可、回答数:2,637)

花粉症の主な症状は「鼻水が垂れる」(16.8%)、「目のかゆみ」(16.4%)、「くしゃみが出る」(15.4%)の上位3つで回答数の48.6%、ほぼ半分を占めています。
 

  • 花粉症対策のトップは「マスクをする」

【調査】
質問:主な花粉症対策として行っていることは何ですか?(複数回答可、回答数:2,319)

花粉症の対策で最も多いのは「マスクをする」で、20.4%。次いで多いのが「目薬をさす」(14.6%)、「内服薬を飲む」(11.4%)などでした。
 

  • 花粉症で病院を受診したのは3割超

【調査】
質問:花粉症を理由に病院を受診していますか?(対象:1,000名)

受診したことがない」人が23.7%で最も多いことがわかりました。「以前は受診していた」(19.9%)と「受診している」(12.6%)を会わせると32.5%、約3分の1いる受診した経験があるようです。
 

  • 症状を軽減する対策は「マスク」や「薬」

【調査】
質問:花粉症の症状を軽減するために、行っていること・気をつけていることは何ですか?(フリー回答、対象:1,000名)

設問3の対策と重なりますが、「マスク」と「」が多く、いずれも約100人が挙げています。
設問3にはない回答では、「洗濯物に気をつける」や「外出を控える」などの回答が目立ちました。

フリー回答の一部を原文のまま紹介しましょう。

・外では必ずマスクをする。花粉シーズン前から薬を飲む。
・かかりつけ医からの処方薬が自分に合っているから、きちんと飲めば特に気をつけなくても大丈夫。
・花粉の季節の洗濯物は、パタパタ振ってからとりこむようにしている。
・花粉のピークの時期ははなるべく外出しないようにしています。
・常にうがい、目の洗浄、免疫をあげる。

 

  • 10年ごとに10%増える患者数の割合

環境省が発表した「花粉症環境保健マニュアル2022」改訂版によると、花粉症の患者数は「正確なことはわからないけれど、1998年、2008年、2019年に行われた全国的な調査では、ほぼ10年ごとに有病率は10%増加している」そうです。

上記の資料よると、1998年は19.6%、2008年29.8%、2019年が42.5%となっています。2019年の調査では、スギ花粉が38.8%を占めていました。ほぼ3人に1人がスギ花粉症だったことがわかっています。

東京都が2016年に行った調査でも、あきる野市48.5%(2006年28.0%)、調布市47.7%(同27.1%)、大田区49.1%(同28.5%)という推定有病率が報告されています。10年で20%も増えています。

アンケートの設問1で出ている結果と符合していることがわかります。

 

  • 1000人アンケート

今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。

 

  • 1000人アンケートとは

「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。

調査モニターの中心は、30~50代の女性です。

消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
 

  • お気軽にご利用下さい!

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!

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■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
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