3月11日は防災視点で「天井」も考えてみましょう。人が集まる施設で地震が起きた時の私たちの安全確保を、建物内部の地震対策を伝える情報サイトで公開。

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業界初の天井の地震対策を開発したKIRIIが、防災視点で「天井」のことを伝える。地震の揺れによる天井落下から私たちが身を守るために取るべき行動。

建物内部の下地に使われる内装用鋼製下地材のメーカーである、株式会社桐井製作所(千代田区、代表取締役社長 桐井隆)は、一般生活者をはじめ、建物の専門家と施設管理者に向けて、建物内部の地震対策を伝える情報サイト『なゐふるまち』で定期的にコラムを公開しています。
3月は、これまで培った天井の地震対策に関する知見と防災士の立場から、6日(月)および13日(月)にそれぞれ、人が集まる施設で地震が起きた時に天井落下から身を守るための行動とそのために知っておきたい天井落下メカニズムをお伝えします。

コラム公開先URL:https://naifurumachi.kirii.co.jp/
 

  • 情報サイト『なゐふるまち』を運用するKIRIIの想い

建物の構造部分の耐震、強靭化が進んできた中で、建物内部で起こる被害や危険性は、長い間見落とされています。このことに建物の専門家のみならず、多くの人が気付き、早急に「いのちを守る対策」として検討される必要があると考えています。
特に、人が多く集まる商業施設や事業所、新たに避難所として活用される施設は急務です。
KIRIIは耐震天井の開発者として、生活者をはじめ、施設管理者、建物の専門家に向けて、建物内部の防災や避難に関する実用情報から建物計画・設計に当たってお役立ていただける技術情報までお伝えしています。
また昨年には担当者の1名が防災士資格を取得しました。地震をはじめ台風、豪雪、津波などの災害やその対応についての意識・知識・技能を有することで、防災情報としての発信の研鑽に努めています。
天井の視点から情報をお伝えすることで、落下の危険性を抱えた空間を1つでも多く減らし、すべての人々が安心して暮らすことのできる社会の実現に寄与できればと考えております。
 

  • 3月公開コラムの概要

公共施設、商業施設、オフィスなど、私たちが日ごろ訪れる施設で地震が起きた時、天井落下から身を守るためにはどのように行動したら良いか、また行動するために知っておきたい天井落下のメカニズムを伝えます。
未だ天井落下の危険性を抱えた空間が全国に数多く存在します。
東日本大震災での被害をきっかけに建築基準法施行令が改正されたことで、2014年4月からは新築や大規模改修する施設の「特定天井」にあたる天井には脱落対策が求められるようになりました。
これによって一定規模以上の空間の天井の安全が確保されるようになった一方で、その規模には満たない施設(条件に当てはまらない、例えば一般的な天井高の空間や、廊下、会議室、トイレなどといったそれほど広くはない空間、または既存建物など)の天井は、未対策のままになっていることが多く、いまも落下リスクを抱えています。
なお、6m未満の天井高さの空間は一定規模には入らないとされていますが、東日本大震災での天井脱落被害の報告によれば、被害を受けた場所のうち1/4以上は5m未満でした。(*1)

*1(参考)国立研究開発法人建築研究所「No.193号(2019(平成31年) 3月)「東日本大震災における地震被害を踏まえた吊り天井の基準の整備に資する検討」2.地震による天井の脱落被害」2019,3
 

  • 3月公開コラムの特徴

【 POINT1 】 天井の地震対策に詳しいKIRIIが伝える「地震の揺れによる天井落下リスクのこと」
【 POINT2 】 “防災士(*2)”として、防災視点で伝える「天井落下リスクへの私たちの備え」
*2 社会の様々な場で減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有するものとして、NPO法人日本防災士機構が認定した人たちです(防災士研修センターホームページより)

これまで培った天井の地震対策に関する知見に加えて 防災士 として、防災視点で地震発生時に天井落下から身を守るために取るべき行動をお伝えします。
天井落下が心配されるような大きな地震の場合、柱や壁際に身を寄せようと考えている方がいると思いますが、かえって危険な場合があります。
なぜなら、地震対策されていない天井がまだ数多く存在する中、そういった天井では柱や壁際から損傷が進んで落下・崩落するケースが多いからです。

このため、コラムでは以下のような情報を提供します。
■6日 公開コラム
・地震はいつ発生していることが多いのか(外出先で起きることが考えられるのか)
・人が集まる施設で地震の揺れによって天井落下した事例
・未対策の天井がなぜまだ存在しているのか
■13日 公開コラム
・天井落下に備えて、地震発生時にとっさに取るべき行動
・安全確保のために知っておくべき天井落下メカニズム
・施設側や設計従事者に伝えたい対策方法

 

  • 建物内部の地震対策を伝える情報サイト『なゐふるまち』の概要

・サイトURL:https://naifurumachi.kirii.co.jp/
・ターゲット:
事業主・自治体の営繕や防災担当の方/施主・施設管理者/設計従事者/
ゼネコン・工事従事者/建材メーカー/防災に従事または関心がある方/一般生活者
・サイト概要:
1. 「防災の知恵の備蓄」をテーマに、建物内部の防災に関する実用情報を提供
2. 建物内部における、地震による被害を防ぐために、天井落下の危険性と対策に関わる情報を提供
 

  • 会社概要

株式会社桐井製作所は、建物内部の空間づくりを支える企業として、コーポレートメッセージ「100年の安心に、こたえる」のもと、すべての人々が安心して、快適に暮らすことのできる社会の実現を目指しております。
・所在地(本社): 〒100-0011東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー18F
・代表者名:代表取締役 桐井 隆
・設立:昭和39年3月21日
・資本金:100,000,000円
・事業内容:内装用鋼製下地材の製造販売、内装建築資材の仕入販売
・ホームページ:https://www.kirii.co.jp/

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