まちの回遊性を高める、渋谷の新たな玄関口 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の施設名称が「Shibuya Sakura Stage」に決定

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 東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡田 正志)が参加組合員として参画し、渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(理事長:岸上 家幸)が推進する「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」(以下「本再開発事業」)において、渋谷の新たなランドマークとなる新施設名が「Shibuya Sakura Stage」(以下「本施設」)に決定したことをお知らせいたします。
 また、本施設は2023年11月30日に竣工・以降順次開業し、店舗等がおおむね開業する2024年夏には、まちびらきのイベントを実施する予定です。

「Shibuya Sakura Stage」ロゴ「Shibuya Sakura Stage」ロゴ

外観イメージ外観イメージ

 本再開発事業は、100年に一度とも言われる再開発において、渋谷駅中心地区の都市基盤整備を完成させるための重要なプロジェクトです。
 施設名称には、これから生まれ変わる桜丘のまちが、桜を愛して皆で楽しむ日本人の心を大事にしたいという想いと、さまざまな個性が集う渋谷で、働く人・遊ぶ人・住む人、すべての人が主役となり、自らのものがたりを発見・発信する舞台でありたいという想いを込め「Shibuya Sakura Stage」に決定しました。
 本施設は、「働・遊・住」を兼ね備えた大規模複合施設で、様々な規模の企業がフレキシブルに入居することが可能なオフィスや、最先端のトレンドやカルチャーを創出・情報発信する商業施設に加え、渋谷駅中心地区で唯一、住宅を整備します。また、外国人ビジネスパーソン等に対応したサービスアパートメント、子育て支援施設、国際医療施設や、新たなビジネスの創出の場となる起業支援施設を導入します。
 また、日本を代表するターミナル駅である渋谷駅に隣接し、駅や周辺地区を結ぶ多層の歩行者ネットワークを整備することで、周辺地区とのつながりの回復やグローバルに対応した機能・仕組みの充実により多様な人々を受け入れます。加えて、緑あふれる広場の整備やまちとしての継続的なイベント実施などを通じてにぎわいを創出し「めぐり歩いて楽しいまち」をめざします。

■「Shibuya Sakura Stage」名称・ロゴについて
 「Shibuya Sakura Stage」という名称には、これから生まれ変わる桜丘のまちが、桜を愛して皆で楽しむ日本人の心を大事にしたいという想いと、さまざまな個性が集う渋谷で、働く人・遊ぶ人・住む人、すべての人が主役となり、自らのものがたりを発見・発信する舞台でありたいという想いが込められています。
 ロゴの制作にあたっては、美しく、読みやすく、記憶に残るシンプルなデザインを重要視し、多様な生活者・来街者に向け「Shibuya Sakura Stage」のまち体験を想起させることを大切にしました。
 また、ロゴの色は渋谷のまちに合わせ、モダンでポップ、躍動感のあるピンクのカラーを採用しています。

■「Shibuya Sakura Stage」開業に伴い渋谷の街の回遊性が向上
 本再開発事業の計画地は、国道246号やJR線により、東西方向、南北方向ともに分断されており、渋谷のまちの特徴である谷地形の谷底から坂上に跨ぐ地形の高低差が大きい地区であるため、駅と周辺地区をつなぐ歩行者ネットワークが脆弱でした。
 まちの分断や地形の高低差を解消し、周辺地区とのバリアフリーなつながりのために、渋谷駅の新たな交通拠点を担うJR線の駅舎の整備に協力しています。JR渋谷駅の新改札口からのアプローチとなる(仮称)北自由通路や国道246号を横断する渋谷駅西口歩道橋デッキなど、東西方向、南北方向の回遊動線の構築により、周辺地区とのつながりを回復し、大規模ターミナル駅に相応しい交通結節機能の強化、歩行者の利便性・安全性の向上を図ります。
 また、都市計画道路(補助線街路第18号線)横断のための歩行者デッキの整備に加え、周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」を整備し、駅とまち、地下と地上を結びつける歩行者動線の要となります。駅・周辺地区との回遊動線を構築し、多層の歩行者ネットワークを整備することで、駅周辺全体の回遊性の向上を図り、代官山や恵比寿といった後背地への接続を実現します。

JR渋谷駅の新改札口とSHIBUYAサイドを結ぶ(仮称)北自由通路JR渋谷駅の新改札口とSHIBUYAサイドを結ぶ(仮称)北自由通路

国道246号を横断する渋谷駅西口歩道橋デッキ国道246号を横断する渋谷駅西口歩道橋デッキ

周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」

都市計画道路(補助線街路第18号線)横断のための歩行者デッキ都市計画道路(補助線街路第18号線)横断のための歩行者デッキ

■用途構成
 施設名称に合わせて、A街区の名称を「SHIBUYAサイド」、B街区の名称を「SAKURAサイド」に決定しました。また、「SHIBUYAサイド」に建設中のA1棟は「SHIBUYAタワー」、A2棟は「セントラルビル」、「SAKURAサイド」に建設中のB棟は「SAKURAタワー」、そしてB先端棟は「SAKURAテラス」と名付けました。

【プロジェクト地区平面図】

【プロジェクト地区断面図】

■「Shibuya Sakura Stage」施設詳細について
「働・遊・住」を兼ね備えた複合施設
【オフィス】

 最先端のトレンドが集まる渋谷の中心に誕生する、快適で開放感のある大規模オフィスは、駅隣接で基準階面積約2,780㎡(約840坪)のSHIBUYAタワーをはじめ、セントラルビル、SAKURAタワーと、3つのオフィス棟で構成されます。それぞれ基準階面積が異なるため、大規模な企業からスタートアップ企業まで、様々な規模の企業がフレキシブルに入居することが可能です。洗練されたデザインの空間が、オフィスワーカーのクリエイティブな発想を促します。

【商業施設】

 最先端のトレンドやカルチャーを創出・情報発信を担う商業施設は約15,200㎡の店舗面積を有し、多種多様なテナントが出店します。情報発信の拠点となる「イベントスペース」と「デジタルサイネージ」、様々なコミュニティが生まれる「にぎわいSTAGE」や、安らぎを感じられる緑豊かな「はぐくみSTAGE」など、それぞれの目的に合ったスペースを整備しています。商業施設での体験を通して、多様な趣味を楽しむ人々や最先端のクリエイターが集う場所を生み出します。

【住宅】

 渋谷駅中心地区で唯一整備される住宅であり、渋谷駅隣接という抜群のロケーションに、誇り高き都心の寛ぎを実現する邸宅として、「ブランズ渋谷桜丘」155邸が誕生します。丘の上に真っすぐ伸びる”大樹”をデザインコンセプトに、有機的なラインが印象的なエントランスホールが居住者をお迎えします。屋上部分には太陽光パネルを設置し、発電した電力を日中の共用部電灯分の電力の一部として利用する等、持続可能な心地よい暮らしと環境貢献実現を取り入れた「環境先進マンション」として誕生します。

国際競争力の強化に資する都市機能の導入
【サービスアパートメント】

 「ハイアット ハウス 東京 渋谷」は中長期滞在者や外国人ビジネスパーソンなどの多様なニーズに合わせて、仕事もプライベートもどちらの時間も充実させ、高い満足度で快適な滞在を提供します。126室の客室にはキッチンや洗濯乾燥機を完備し、ロビーエリアのラウンジ&バーでは滞在者同士の交流や新たなコミュニケーションの場を創出します。利便性に優れる立地で、訪れた人に「渋谷で住むように滞在する」環境と体験を提供します。

【子育て支援施設】

 「CTIS Kindergarten, Shibuya」は、オフィスワーカーのほか、中長期滞在のビジネス層や周辺居住者に向けた、2~5歳の未就学児を抱える世代の子育てを支援する施設です。東京都港区南麻布でインターナショナルスクールを運営する株式会社CTISが運営を行い、高校卒業までの一貫教育において学びの根幹となる幼稚部(認可外保育施設)のサービスを提供します。日本語、英語、中国語などに対応し、最大124人の生徒の受け入れを想定しています。

【起業支援施設】

 トップフロア(38階)に、スタートアップ企業等の発表会等を開催できるバンケットルームや商談に最適なプライベートルームといった上質なカンファレンス空間に「食」のおもてなしを加えた起業支援施設を整備します。7階にはワークスペースや各種手続きの支援を行う会員制シェアオフィス「Business-Airport」が入居予定です。渋谷の中心地において新たな空間価値とフレキシブルなオフィス機能を提供することで、渋谷エリアのビジネスの発展に寄与します。

【国際医療施設】

 外国人も含めたビジネスパーソンの健康を支えるため、プログラム医療機器等の先端医療技術を活用した健康管理スペースと、多言語対応可能な診療クリニックを併設した国際医療施設を整備します。周辺エリアで勤務する幅広い年代のビジネスパーソン一人ひとりが「個別化」された健康状態を把握し、「未病ケア・予防」に向けた個人の主体的な健康管理を行うことで、個人が従事する企業の「健康経営」も支援します。

■まちのにぎわいを創出する空間演出

 リアルとヴァーチャルを横断する総合的なクリエイティブ力をベースに、豊かな世界観と体験をつくるデザインコレクティブであるFLOWPLATEAUX「フロウプラトウ」を空間演出プランナーとして起用します。人流や気象データなどを活用した演出によって365日異なる空間を創出します。空間演出の為に独自に開発した小型照明約1,200個を立体的に配置し、音響と照明を連動させることで、にぎわいSTAGE全体を一体として演出します。

■「Shibuya Sakura Stage」ティザーサイトを公開

 「Shibuya Sakura Stage」開業にあたり、2月9日(木)よりティザーサイトを公開しました。
 サイト内では、「Shibuya Sakura Stage」の施設コンセプトや、施設内に誕生した各エリアに関する情報等を公開します。また、今後発表のテナント情報等も順次公開予定です。
特設サイトURL:https://www.shibuya-sakura-stage.com/

■「Shibuya Sakura Stage」施設概要

 

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